視聴者注目の”瞬間”を分析!NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第39回「穏やかな一日」

REVISIO株式会社のプレスリリース

2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。10月16日に放送された第39回「穏やかな一日」は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか?

ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るREVISIO株式会社(2022/10/1にTVISION INSIGHTSから社名を変更、所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下REVISIO)は、2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。

10月16日に放送された第39回「穏やかな一日」は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか? テレビの視聴者の様子を、1分毎の「REVISIO推定視聴率」と、「テレビの前にいる人のうち、テレビ画面に視線を向けていた人の割合=注目度※」のグラフで見てみました。
 

※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。

『鎌倉殿の13人』毎分の注視データで見る、視聴者が注目したシーンとは?

第39回は、実朝(柿澤勇人さん)が自分の在り方や恋愛について悩む中、義時(小栗旬さん)の言動について御家人が不満を募らせていくという回でした。

いまだ実朝と千世(加藤小夏さん)との間に世継ぎの誕生がなく、気にかける政子(小池栄子さん)と実衣(宮澤エマさん)。義時は、御家人たちが謀反を起こさぬように政の仕組みを改めます。しかし、傲慢なやり方に三浦義村(山本耕史さん)、和田義盛(横田栄司さん)らが不満を募らせていました。一方、泰時(坂口健太郎さん)は慣れない和歌に悪戦苦闘し、源仲章(生田斗真さん)に相談を持ち掛けます。そんな中、成長した公暁(寛一郎さん)が、、、というストーリーでした。

SNSでは実朝が泰時に送り直した和歌について、「悲しそうに笑って失恋の歌」、「大海の歌を太郎に渡した実朝様が切なすぎる」と反応する投稿が上がりました。その影響か「実朝くん」も「#鎌倉殿の13人」と並びTwitterの世界トレンド入りを果たしました。

毎分での注目度と推定世帯視聴率の推移

最も注目されたのは、20時19分で、注目度は77.3%でした。側室を取る気のない実朝が側室候補であるよもぎ(さとうほなみさん)に、悩みを聞くシーンです。よもぎは、ある男に、妻にすると言ってもてあそばれた挙句、他に女子を作って捨てられたと打ち明けます。そんなひどい男がこの鎌倉にいるのかと驚く実朝。場面が変わり、今度はその男、北条朝時(西本たけるさん)がとんでもない女子に引っかかってしまったので相談に乗ってほしいと兄の泰時に話します。朝時は泰時の力で、その女子を鎌倉から追い出してほしいと頼みますが断られてしまいます。
他愛もない男女の恋愛話のシーンでしたが、よもぎ役のさとうほなみさんは今回が初登場でした。話題となった7クールのテレビ朝日のドラマ『六本木クラス』で綾瀬りく役も演じていたため注目が集まったのかもしれません。

二番目に注目されたのは、20時24分で、注目度は75.1%でした。義村に鎌倉の御所に連れてこられたつつじ(北香那さん)と善哉(高平凛人さん)が、政子と義時に挨拶をします。政子が見せたいものがあるとつつじと善哉を連れ出すと、残った義時が義村に鎌倉を変えると話し出すシーンです。二人の間にいつにない空気が漂いました。
久しぶりにつつじと善哉が登場したこと。義時に対する義村の不満が募っていく様子が描かれ、今後の行方に不安を感じたこと等のために注目が集まったものと推測されます。

注目度が一番低かったシーンは20時38分で、65.5%でした。月夜の晩に歌に教養のない泰時が実朝から預かった歌を眺めていると、源仲章がこれは恋を意味する歌だと教えてくれました。それを聞いた泰時は、実朝のもとへ行き、歌の内容が間違えていると伝えると、実朝が新しい歌を泰時に詠む前まで注目度が下がりました。
この時の実朝の悲しそうな表情やこの後実朝が詠む歌についてSNSでは話題になりましたが、月夜の静かなシーンだったため注目度が下がってしまったと考えられます。

二番目に注目度が低かったシーンは20時02分で、65.9%でした。オープニングのシーンから開始のナレーションが終わる辺りまででした。
オープニングのため注目されなかったものと考えられます。

※2021年の年間の、プライム帯(19‐23時)におけるドラマジャンルの平均注目度は63%

<過去放送回の「鎌倉殿の13人」各回注目シーン分析はこちらをご覧ください>
https://revisio.com/blog/category/taiga

REVISIOでは、視聴者のテレビへ目線がどれだけ向けられたのか、テレビ番組では毎分、CMでは毎秒でデータを取得しております。今後も注目のテレビ番組やCMの分析を行って参ります。

REVISIO株式会社は2022/10/1より、TVISION INSIGHTS株式会社から社名を変更いたしました。
人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計160社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリアの2,000世帯・関西エリア600世帯、地上波/MX/BSの全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。

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