自主制作映画の祭典・福井映画祭15THが3年ぶりの会場開催!11/5、6の2日間、会場は福井フェニックスプラザにて。オンラインでのライブ配信も行う。

福井映画祭実行委員会のプレスリリース

応募310作品から選ばれた7作品と招待作品2作品を2日間で上映。11/2のプレイベントでは山下敦弘監督の名作「リアリズムの宿」のフィルム上映とその続編「ランブラーズ2」を一挙上映。

 

 

 

 

自主制作映画のコンペティションを中心とした福井映画祭は今年で15回目を迎えます。過去最多の310作品の応募の中から選ばれた7作品を11/5(土)、6(日)の2日間にわたり福井フェニックスプラザにて上映。その模様は福井映画祭の公式HPから有料ライブ配信も行います。またライブ配信の内容を会場、オンラインどちらのチケットからも開催後一週間アーカイブでご覧いただけます。
各日の最後には福井映画祭で過去に入選・受賞された二人の監督の劇場公開作品を招待作品として上映。(招待作品の配信はいたしません。)
5日には佐久間由衣、奈緒を主演に迎え、津村記久子の小説を映画化した「君は永遠にそいつらより若い」(吉野竜平監督作品)。6日にはサスペンススリラーの新しい旗手として注目を集める若手監督・酒井善三の「カウンセラー」を上映。
映画祭には各作品の監督や出演者が多数来場し、作品についての話を聞くことが出来ます。

また、11月2日には特別企画として山下敦弘監督、つげ義春原作の名作「リアリズムの宿」のフィルム上映と、その後を描いた新作「ランブラーズ2」 を一挙上映するプレイベントも行います。主演の山本浩司さん(福井市出身)の来場と山下監督のリモート出演も決定いたしました。会場は福井メトロ劇場にて、20時からのレイトショー上映です。

若手映画作家による「さまざまな現在」を感じ、新しい物語や才能と出会える3日間です。

福井映画祭15T H 特設サイト
https://fukuifilmfestival.jp/15th

福井映画祭公式ポータルサイト
https://fukuifilmfestival.jp

主催:福井映画祭実行委員会
お問い合わせ:mail@fukuifilmfestival.jp
 

  • ​コンペティション

会場:福井フェニックス・プラザ 小ホール(〒910-0018 福井県福井市田原1丁目13番6号)

 

  • 招待上映作品

会場:福井フェニックス・プラザ 小ホール(〒910-0018 福井県福井市田原1丁目13番6号)

[11月5日(土)18:10〜]

「君は永遠にそいつらより若い」
ドラマ/118分 監督:吉野 竜平

芥川賞作家、津村記久子作品の初めてにして待望の映画化作品。
主人公ホリガイ役に佐久間由衣、イノギ役に奈緒、さらに小日向星一、笠松将、葵揚、森田想と気鋭の若手俳優たちを、本作で長編三作目、緻密で力強い演出で定評の監督 吉野竜平が束ねる。

だるい日常、その裏に潜む悪意
大学卒業を間近に控え、児童福祉職への就職も決まり、手持ちぶさたな日々を送るホリガイは、身長170cmを超える22歳、処女。変わり者とされているが、さほど自覚はない。バイトと学校と下宿を行き来するぐだぐだした日常をすごしている。同じ大学に通う一つ年下のイノギと知り合うが、過去に痛ましい経験を持つイノギとは、独特な関係を紡いでいく。そんな中、友人、ホミネの死以降、ホリガイを取り巻く日常の裏に潜む「暴力」と「哀しみ」が顔を見せる…。
 

 

[11月6日(日)17:30〜]

「カウンセラー」
ドラマ/42分 監督:酒井 善三

『あれから』(篠崎誠,2012)『SHARING』(篠崎誠,2014)脚本、『おもちゃを解放する』(2012)『RIP』(2018)などの酒井善三監督による短編心理サスペンス映画を福井初上映!

42分で恐怖は感染する
ある心理相談室に勤める心理カウンセラー・倉田真美は、妊娠6ヶ月目で産休前最後の出勤日だった。予定していた最後の相談者を見送ったあと、ある一人の女性・吉高アケミが予約なしでやってくる。やむなく「相談内容だけでもお聞きしましょうか」と伝えた倉田に、
アケミは「……妖怪が見えるんです」と語り始める。
謎めいた彼女の口から語られる暗い物語が、
奇妙なことに聞いている倉田を妄想に駆り立て、不安の渦に堕としてゆく……。

 

  • プレイベント

会場:福井メトロ劇場(〒910-0023 福井県福井市順化1丁目2-14 メトロ会館 4階)

[11月2日(水)開場 19:45 上映 20:00〜]
主演の山本浩司さん(福井市出身)の来場と山下監督のリモート出演も決定!!
山下敦弘監督作品特別企画上映「リアリズムの宿とその後」
山下監督の初期代表作である映画「リアリズムの宿」と、その主人公たちの17年後を描いた短編映画「ランブラーズ2」を一挙上映。
 

監督:山下 敦弘
1976年、愛知県生まれ。
代表作に「リンダ リンダ リンダ」「苦役列車」「もらとりあむタマ子」など。近作はドラマ「コタキ兄弟と四苦八苦」。独自の作家性を保ちながら、さまざまな題材で意欲的に作品を発表しつづけている。

 

「リアリズムの宿」
ドラマ/83分

立ち止まったり、道草したり。
それでも明日が見えてくる。

駆け出しの映画監督・木下俊弘と脚本家・坪井小助は顔見知りではあったものも、友人と呼べるほどの仲ではない。共通の知人である俳優・船木テツヲに誘われ、東京を離れて旅に出たが、なんと船木は寝坊。仕方なくふたりは歩き出した。
寒い寒い冬の日。やってきたのは鳥取県のとある温泉街。日本海をふたりで眺めていると若い女・敦子が裸同然で走って近づいてきた。この寒空の下、何を思ったか泳いでいたら服も荷物も波にさらわれてしまったという。
そしてなんとなく、ふたりの男と一人の女の旅が始まった・・・。
 

「ランブラーズ2」
ドラマ/30分

『リアリズムの宿』の17年後。
それでも明日は見えるのか?

共通の友人であり俳優だった加地が亡くなり、監督・木下(山本浩司)、脚本家・坪井(長塚圭史)、俳優・船木(山本剛史)は東京から加地の地元へと向かう。お通夜に参列した3人は、知らない町で居酒屋、スナックへとはしごをするも加地の死に対してどう向き合えばいいのか分からないでいる。
翌日、加地の実家に行くことになった3人は妹の順子から、加地宛てに届いたファンレターを渡される。それは韓国の若い女の子から届いた手紙で、亡くなる前に加地が何度も読み返していたらしい。日本でも無名俳優だった加地の死は韓国にいるファンに届くわけもなく、3人は彼女にどうやって伝えるか途方に暮れてしまう。

 

 

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