【11/19(土)シンポジウム開催】「さかなクンと学ぼう!大島海峡のサンゴ礁と不思議な生きもの達」

NACS-Jのプレスリリース

●さかなクンが奄美・瀬戸内町にやってくる!世界自然遺産に登録された奄美大島の南端、大島海峡の生物多様性について楽しく学ぶシンポジウムを開催
●町民(小学4年生以上)を対象に、大島海峡のサンゴ礁や生きものの生態、歴史、海を守る取り組みになどについて海の専門家が解説

公益財団法人 日本自然保護協会(理事長:亀山章)、公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(東京都港区 会長:末吉竹二郎、以下WWFジャパン)、奄美せとうち観光協会・瀬戸内町海を守る会は、「さかなクンと学ぼう!大島海峡のサンゴ礁と不思議な生きもの達」を、11月19日(土)に奄美大島・瀬戸内町にて開催します。奄美大島の世界自然遺産登録から1年。多様な地形に富む大島海峡には、ここでしか見られない固有種や希少種が多く生息しています。この貴重な自然を守っていくためには、主役である地元住民の方々、特に島の未来を担っていく地元の子どもたちにその価値を共有していくことが重要です。そこで、さかなクンをはじめとした海の専門家たちを招聘し、奄美の「すギョい」がたくさん詰まった大島海峡について、生態や歴史、海を守る取り組みを学ぶシンポジウムを開催します。ぜひご取材ください。
 

  • 会場でのご取材お申し込み

イベント前日までに下記Google Formsよりお申し込みください。
https://forms.gle/6Ei2fLBJkJ9ByaMQ8
※当日の様子は、下記YouTubeリンクからもご視聴いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=WC9u3vtotuQ

●シンポジウム概要

  • 日 時:2022年11月19日(土) 10時~12時
  • 場 所:瀬戸内町きゅら島交流館 (当日YouTubeにて同時配信)
  • 対 象:瀬戸内町民(小学4年生〜)
  • 共 催:奄美せとうち観光協会・瀬戸内町海を守る会、日本自然保護協会、WWFジャパン
  • 後 援:瀬戸内町、瀬戸内町漁業協同組合、瀬戸内町教育委員会、環境省沖縄奄美自然環境事務所

 

● プログラム

  • 10:00- 開催の挨拶 瀬戸内町副町長 奥田耕三
  • 10:05- 登壇者の紹介 さかなクン、登壇者全員
  • 10:10- 大島海峡に生息するアマミホシゾラフグの生態と魅力 市立しものせき水族館(海響館)学芸員園山貴之
  • 10:25- 奄美の海が伝える地球環境の今昔(いまむかし) 東京大学大気海洋研究所教授 横山祐典
  • 10:40- 世界の海の今と大島海峡 日本自然保護協会  安部真理子
  • 10:55- 海を守る会の取り組み 奄美せとうち観光協会理事瀬戸内町海を守る会会長 祝隆之
  • 11:10- さかなクンのお話 さかなクン
  • 11:30- ディスカッションと質疑応答 さかなクン、登壇者全員
  • 11:50- クロージング
  • 12:00-【報道関係者様限定】ご取材 さかなクン、登壇者全員

※ 司会進行WWFジャパン野生生物グループ小田倫子

 

 

 

  • 大島海峡とは

奄美大島 南端の瀬戸内町と加計呂麻島の間に位置する海峡です。深く穏やかなこの海域は、豊かな地形を有し、アマミホシゾラフグをはじめとした固有種、希少種が多く生息しています。サンゴの新種も近年多く発見されており、まさに生きものの不思議の宝庫、それが大島海峡です。我々は、この海域の自然資源が持続可能に利用できるよう、地域のみなさまとともに保全のしくみづくりに取り組んでいます。
 

  • 登壇者プロフィール

さかなクン
東京海洋大学客員教授/WWFジャパン親善大使・顧問
お魚の豊富な知識と経験に裏付けされたトークでギョ存知!さかなクン。2015年3月には東京海洋大学名誉博士を授与。お魚の情報や正しい知識・美味しい食べ方や環境問題・漁業従事者の皆様とともに明日の漁業を考えて頂こうと、全国各地で講演を行っている。2022年夏には自叙伝「さかなクンの一魚一会~まいにち夢中な人生!」(講談社)を原作とした映画「さかなのこ」が公開。『朝日小学生新聞』にて毎週(土)「おしえてさかなクン」コラムを連載中。また、NHK Eテレ『ギョギョッとサカナ★スター』に出演中。

園山 貴之
島根県出身。2005年財団法人下関海洋科学アカデミー展示部魚類展示課入社、2020年より公益財団法人下関海洋科学アカデミー展示部魚類展示課班長。これまでにコモンフグ、ショウサイフグ、ヒガンフグ、クサフグ、ゴマフグなどのフグ科魚類やハゼ科魚類、サンゴ類などの飼育下での繁殖や人工授精での育成を行う。専門は八放サンゴ、フグ科魚類の分類。山口県周辺の魚類、甲殻類などの生物地理。

横山 祐典
東京大学大気海洋研究所教授
兼務東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻教授
兼務東京大学大学院総合文化研究科国際環境学教育機構教授
オーストラリア国立大学にてPhD取得後、カリフォルニア大学バークレー校宇宙科学研究所、米国エネルギー省ローレンスリバモア国立研究所研究員を経て、2002年より東京大学大学院理学系研究科。2008年より大気海洋研究所。2014年より現職。専門は地球化学、気候変動学。地球表層システムの研究や微量同位体分析技術を用いた生物履歴の復元や食品・薬学に関する研究、地震や津波等災害科学の研究も行なっている。

祝 隆之
奄美せとうち観光協会理事。奄美大島瀬戸内町出身。PADI OWインストラクターPADI フリーダイビングインストラクター。幼少期は海で魚や貝などを獲って食べて遊び育った。就職のため東京へ夢を描いて上京、東京で仕事をしていたが奄美に帰りダイビングショップに就職後、海の仕事をすることでさらに海が好きになる。約7年の経験を経て退社し、2017年に独立してダンデライオン奄美を経営する。2020年より瀬戸内町海を守る会会長もつとめる。

安部 真理子
日本自然保護協会保護・教育部主任。奄美や沖縄をはじめとする日本の海の問題全般を担当している。社会人を経験後に琉球大学博士課程にてアザミサンゴの多様性に関する研究で博士号(理学)を取得。1997年に日本国内でのリーフチェック立ち上げに関わり、以来コーディネーターをつとめている。沖縄リーフチェック研究会会長、沖縄県サンゴ礁保全推進協議会理事。ラムサール・ネットワーク日本事務局次長。オーストラリア・ジェームズクック大学大学院にて理学修士号取得(海洋生物学専攻)

小田 倫子(司会進行) https://www.wwf.or.jp/staffblog/author/34/
WWFジャパン・野生生物グループ・フィールドプロジェクトリーダー。弁護士として10年間稼働後、家族の転勤に伴い沖縄県名護市に居住したことを契機に、自然保護の仕事を志し大学で保全生態学を専攻、2013年WWF入局。法人パートナーシップ担当として生物多様性保全・気候危機対策に関する企業との協働プロジェクトの提案・実施業務を担当後、野生生物グループに異動、今は国内希少種を保全するフィールドプロジェクトを担当。カリフォルニア大学バークレー校・法学修士

日本自然保護協会について

自然保護と生物多様性保全を目的に、1951年に創立された日本で最も歴史のある自然保護団体のひとつ。ダム計画が進められていた尾瀬の自然保護を皮切りに、屋久島や小笠原、白神山地などでも活動を続けて世界自然遺産登録への礎を築き、今でも日本全国で壊れそうな自然を守るための様々な活動を続けています。「自然のちからで、明日をひらく。」という活動メッセージを掲げ、人と自然がともに生き、赤ちゃんから高齢者までが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会を目指して活動しているNGOです。山から海まで、日本全国で自然を調べ、守り、活かす活動を続けています。http://www.nacsj.or.jp/

 

 

WWFについて
WWFは100カ国以上で活動している環境保全団体で、1961年にスイスで設立されました。人と自然が調和して生きられる未来をめざして、サステナブルな社会の実現を推し進めています。特に、失われつつある生物多様性の豊かさの回復や、地球温暖化防止のための脱炭素社会の実現に向けた活動を行なっています。https://www.wwf.or.jp/

 

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