笑福亭鶴瓶、初の生配信番組『無学 鶴の間』にキダ・タローが登場!

株式会社 U-NEXTのプレスリリース

USEN-NEXT GROUPの株式会社U-NEXT(本社:東京都品川区、代表取締役社長:堤 天心)が運営する動画配信サービス「U-NEXT」は、2022年11月5日(土)にU-NEXTオリジナルとして独占生配信した笑福亭鶴瓶による初の生配信番組『無学 鶴の間』のイベントレポートを公開いたします。

無学とは、50年前に笑福亭鶴瓶が弟子として通っていた、六代目・笑福亭松鶴の旧居で大阪・帝塚山にある寄席小屋。これまで寄席小屋「無学」では、わずか74人のお客さんだけに、落語会や演芸、コンサートなど、秘密のゲストを招いて行う「帝塚山 無学の会」が20年以上にわたって毎月開催されてきました。『無学 鶴の間』は、その生配信版として、U-NEXTを通して笑福亭鶴瓶とゲストとの2人きりのトークライブをお届けする企画です。

キダ・タローさんをゲストに迎えて11月5日(土)に開催された『無学 鶴の間』第7回のレポートを公開いたします。
 

【イベントレポート】
『無学 鶴の間』第7回のゲストは、自称5,000曲のCMソングや番組主題歌などを手がけ、“浪花のモーツァルト”の愛称で親しまれる作曲家キダ・タロー。1930年12月6日生まれの御年91歳ですが、その年齢を感じさせない鶴瓶との丁々発止のやりとりで、終始会場を沸かせました。 

通常回ですと、ゲストは2階の階段からステージに登壇となりますが、この日は特別に、会場の座席に座っていた観客が立ちあがって左右に分かれ、人がひとり通れるだけの通路を確保。「大阪のモーゼ、キダ・タローさんです!」という鶴瓶の呼びかけにより、客席後方から登場したキダ。観客の間をステージに向かって歩くキダの足取りはしっかりとしており、身体を支えようとする鶴瓶のことも「大丈夫」と制しつつ、しっかりとした足取りでステージに立ちました。

「先生は『2階に上がる』と言うてたんやけど、階段には手すりもないし。途中でこけられても怖いから。入る時もそこ(客席中央)に段差がありますから手を貸しますわと言ったけど、いらんと。(ステージへの)階段で手を貸しますと言ってもいらんといって」と心配する鶴瓶に、キダは「それはな、『ほっちっち、かもてなや。おまえの子じゃなし、孫じゃなし』(という京わらべ唄)の世界やねん。かまってほしいわけではないけど、反面かまってほしいわけ」と笑います。

91歳のキダにしてみれば、70歳の鶴瓶は「あんたなんか小僧や」。鶴瓶に対しても「あんたの思考回路は、だいたいが浅はかや」とズケズケと指摘するなど、キダの前では鶴瓶も思わずタジタジ。鶴瓶も「だいたいね、いたいけな20くらいの男(若き日の鶴瓶)をボロカスに言うたのは先生でっせ。(1970年代から80年代にかけて朝日放送ラジオで放送されていたラジオ番組)『フレッシュ9時半!キダ・タローです』に呼ばれて行ったら、ものすごくムチャクチャ言われて。最後、終わる時に『キダ・タローのアホー!』と言ったら『鶴瓶のアホー!』と返ってきた」と訴えかけます。

さらに「あれがすごいのは、美空ひばりさんが先生の番組に出はった時があったんですけど、でもそのことを僕は知らんから。僕の番組に出た時に『鶴瓶のアホー!』と言って帰らはったんですよね。『なんですかそれ?』と聞いたら、キダ先生にそう言えと言われたと。覚えてますか?」と尋ねる鶴瓶。それに対してキダは「あの時からひばりさんって心に染み入る人になりはったね。それまでは大阪に来ても日帰りだったり、自分の演奏ができる(のは、東京の)バンドということにしていたから、ほとんど大阪との接点はなかった。それが東京まで行って、大阪に来てくれと言うて。その時、行きますといってくれたことで、ちょっと心を開いてくれた。あの時は長い間大阪にいてくれたし、あれから変わりましたね」と昭和の大スターとの秘蔵エピソードを明かすひと幕も。

その後も、最高顧問を務めている「探偵!ナイトスクープ」の話や、さらには、のど自慢の審査などもしっかりと厳しくやらなくてはいけないといった話など、自分の信念や思いなどを力説するキダの力強い姿を見て、「長いこと変わりませんな。ええ年したら折れるとか、緩和してしまうとか、そういうのはないんですか?」と鶴瓶が尋ねると、「普段はめっちゃ緩和しているけど、でも日頃、尊敬している人(鶴瓶)の前に出た時は、思い切ってバーンと言うんや」と返したキダ。その言葉に思わず顔がニヤけてしまった鶴瓶は「ちょいちょい、こういうことを言ってくれるから殴らんで済むんですよ。さっきからカメラがなかったらバーンと殴ってますよ」と付け加え、会場を笑わせました。

そんな流れで「今日言おうと思って準備してたことがある」と切り出したキダは、「人間って自分のことを知らんもんやで」としみじみ。「俺の職業は作曲家で、ピアニストだけど、このピアニストがものにならんと分かったのがこの間。18からキャバレーにいて。朝から晩まで8時間、9時間と練習して、それを10年間やった。その時に向いてないんちゃうかなとボチボチ思い始めたんだけど、でもアカンとまでは思わなかった。それからどんどんどんどんやってきたけど、この間、70歳くらいの時に俺は才能がないと確認した」と告白。ピアノは指の反射神経、手の大きさとすべてマッチしないといけないが、自分にはそれが足りなかったと語るキダは、「人間というのは、己の本当の姿を知るのに70年もかかるということを言いたかった」と言います。

その言葉に「それは本当によく分かります。いまだに落語をやっててもそう思います。僕も落語を始めたのは遅くからでしたからね」と同意のコメントを寄せた鶴瓶だが、「それにいつ気がついた?」と返したキダの言葉に会場は大笑い。「いや、今日も気がついてますよ。でも戻られへんから」と返した鶴瓶に、キダは「そうやろ。戻られへんねん。でも作曲とピアノは別やねん。ピアノが駄目になっても、俺には作曲があったから救いがあんねん。でもあんたは何があるんや?」とスパッと切り込み。「俺にはないんか! あるやろ!」と返す鶴瓶のやりとりに、会場は大爆笑となりました。

そしてその後はキダの代表作の“ほんの一部”を紹介。「プロポーズ大作戦」「ラブアタック!」「笑って笑って30分!(コメディー№1)」「花の新婚!カンピューター作戦」「2時のワイドショー」「バラエティー生活笑百科」「有馬兵衛向陽閣」「日清 出前一丁」「日清やきそば」「アサヒペン」「小山ゆうえんち」「日本海みそ」「かに道楽」など、会場に次々と流れてくる名曲の数々に、鶴瓶も思わず身体をゆらし、「これ(記憶に)残っているなぁ」としみじみ。 

そんなキダに「長いことこの世界でやってきて、まだまだ現役でやってもらいたいけど、自分もまだまだ辞める気ないでしょ?」と鶴瓶が尋ねると、キダは「音作りは別に体力要らんし、人間の脳というのは、ボーッとしている時の方がものすごい活発やねんて。せやから身体さえ座ってられたら曲はできると思う。だから曲は死ぬまで作るつもり。注文がある限りはね」とキッパリ。現在も作曲のオファーが来ているとのことで、「91で注文があるというのはすごいな」と感心した様子の鶴瓶に、キダが「あんだけ作ってるから、たまにはええのを作りよるかもしれん、とか言うてくるのかな?」おどけてみせると、鶴瓶も「そうや」とニヤリ。その様子に会場は大いに沸きました。

『無学 鶴の間』は、毎月1回、U-NEXTにて独占生配信を行なっており、次回(第8回)は、12月10日(土)の生配信を予定しています。また『無学 鶴の間』過去の配信回は、見逃し配信/アーカイブ配信中。生配信を見逃した方も、ぜひお楽しみください!

【『無学 鶴の間』第7回 見逃し配信はこちら】
https://video.unext.jp/?lc=LIV0000000679

【番組公式Twitter】
https://twitter.com/mugakutsurunoma

【『無学 鶴の間』(第7回)配信情報】
◆配信期間
見逃し配信:配信中
※配信開始から一定期間経過後、見放題作品へ切替えて配信を継続する予定です。
◆出演 笑福亭鶴瓶、<ゲスト>キダ・タロー
◆会場 帝塚山無学

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