株式会社サンライズプロモーション東京のプレスリリース
第62回グラミー賞にて<最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム>を受賞し、 現在のジャズ界をリードするジャズ・ピアニスト、ブラッド・メルドーが2023年2月に 来日ツアーを行う。
今回の来日ツアーは、今年の夏に実施予定だったツアーの延期公演として、ピアノソロと、東京フィルハーモニー交響楽団との共演プログラムを披露予定(指揮:クラーク・ランデル)。公演日、会場は以下の通り。
- 公演スケジュール
◆2023年2月3日(金)19:00開演 東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル(東京)
ブラッド・メルドー ピアノソロ
◆2023年2月4日(土)15:00開演 紀尾井ホール (東京)
ブラッド・メルドー ピアノソロ
※ 本公演は、2022年7月11日(月)19:00開演 紀尾井ホール 中止公演の振替公演となります。
お手元にあるチケットは大事に保管頂き、当日ご来場ください。
◆2023年2月5日(日)15:00開演 東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル(東京)
ブラッド・メルドー with 東京フィルハーモニー交響楽団
【プログラム】
[1部]バッハwith オーケストラ
・バッハ/ストラヴィンスキー編:「平均律クラヴィーア曲集」より前奏曲とフーガ
・バッハ/コールマン編:プレリュード ロ短調
・ブラッド・メルドー ピアノソロ
・バッハ/ウェーベルン編:「音楽の捧げもの」 BWV 1079 – 6声のリチェルカーレ
・ブラッド・メルドー ピアノソロ
・バッハ/ベリオ編:「フーガの技法」 BWV 1080 – コントラプンクトゥス XIX
[2部]ブラッド・メルドー ピアノ協奏曲
※プログラムの曲目・曲順は変更になる場合がございます。予めご了承ください。
◆2023年2月6日(月)19:00開演 東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル(東京)
ブラッド・メルドー with 東京フィルハーモニー交響楽団
【プログラム】
[1部]ブラッド・メルドー ピアノソロ
[2部]ブラッド・メルドー ピアノ協奏曲
※プログラムの曲目・曲順は変更になる場合がございます。予めご了承ください。
◆2023年2月7日(火)19:00開演 住友生命いずみホール (大阪)
ブラッド・メルドー ピアノソロ
- チケット情報
◆発売開始:2022年11月19日(土)12:00~
◆チケット購入:|https://ticket.tickebo.jp/pc/brad-mehldau-ip/
(※チケットに関する詳細は来日公演公式サイトをご確認ください。
【来日公演公式サイト】 https://brad-mehldau-japan.srptokyo.com/
【主催・招聘・制作】サンライズプロモーション東京
【お問合せ】サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(12:00-15:00)
- アーティストの方々からの推薦コメント
21世紀のジャズに圧倒的な影響力を及ぼしながら、ほとんど「孤高の存在」の地位に登りつめてしまった観のあるブラッド・メルドー。現代の世界に繊細に共振しつつ、息を呑むような精緻な陶酔感で現実を忘れさせてくれる彼が、今、何を演奏するのか。音楽の意味を改めて体感させてくれるであろう大きな期待と予感。
平野啓一郎(小説家)
ピアノという楽器の音を聴いている感覚はすぐに消える。
Bluesを愛し、Jazzを愛し、Rockを愛し、Classicを愛し、音楽を愛し、人間を愛している。彼の人生を垣間見ている、そんな感覚が訪れた。
TAIHEI ( Suchmos / 賽 )
ブラッド・メルドーの音楽、表現を同時代で体感できることが、何よりも嬉しい。
圧倒的な影響力、彼そして彼からインスパイアされたミュージシャン、そしてまたそのミュージシャンから影響を受けた僕ら。
そしてその世代感、こうして音楽の歴史は紡がれていくのだと思う。
どんな音楽が待っているのかとてもとても楽しみです。
新井和輝(King Gnu)
まだ知らない国や人、温度や感情を押し付けることなく諭してくれる音楽家。
儚くも美しいものに触れて全てが浄化されるような感覚を覚えます。
それでいて宗教観、思想やジャンルに囚われるのが馬鹿らしく思える純音楽。
揺さぶられ、思い起こさせる音と常に向きあう為に僕はBGMにできません。
そして、そんな彼の音楽からでしか味わえない感情があることが幸せです。
佐藤征史(くるり)
ブラッド・メルドーが音楽に与えた影響の大きさは計り知れない。
特にジャズの歴史は、彼の出現以前と以降で明確に分けられる。
その圧倒的な個性としなやかな音楽性は、あらゆる聴衆の心に新しい命を注ぎ込むだろう。
山中千尋(ジャズ・ピアニスト)
自分が大学時代の1995年のデビュー以来、ブラッド・メルドーというピアニストはジャズ研究会の界隈で瞬く間にスタープレイヤーとなった。当時はあまり馴染みの無かった変拍子を巧みに操りながら聴き手を一瞬たりとも逃さぬ鋭いプレイ、確実なテクニックでアンサンブルに於けるカラーリングを弾き分けるセンス、褒めちぎれば枚挙が無い。しかしそれから27年、更に重要なのはそれ以上に音楽的想像力が今も溢れんばかりの彼自身を、その耳や目で我々は今も目撃出来る事だと思う。
SOIL&”PIMP”SESSIONS みどりん
ブラッド・メルドーは直近だと2019年5月に来日、ジャズ界至高のピアニストであること強く示すトリオとソロの公演を行った。Covid-19のパンデミック期に入ってからも彼の創作は止まることはなかった。2020年4月に録音した閉塞した状況の心象を綴ったソロ・ピアノ集、原点を見つめ直すようなサックス奏者のジョシュア・レッドマンらとの共同名義盤、NYのオルフェウス室内管弦楽団との優美にして大胆な共演作、そして彼がかつて親しんだプログレッシヴ・ロックへの奇想天外なオマージュ作『ジェイコブズ・ラダー』と、彼はジャズ様式をしなやかに広げる自己作品を鋭意送り出している。まさに当代きってのジャズ・ピアニストの尽きぬ意欲と創造性、ここにありだ。自粛期を経て、もちろん彼は精気溢れるライヴ活動を再開。そして、待望の2月の日本公演はソロ・ピアノの公演を柱に、東京フィルハーモニー交響楽団と共演する出し物も2日用意される。オーケストラとはメルドー流のピアノ・コンチェルトを披露する予定である。それらからは、ジャズ界を牽引するピアニストが抱く、今の芸術表現の青写真が示されるはずだ。
佐藤英輔(音楽諍論家)
- プロフィール
今のジャズ・ピアニストのスタイルを規定できる破格の音楽家がブラッド・メルドーだ。右手と左手の斬新な噛み合いが導く清新にして自由なハーモニーやメロディ感覚や揺らぎは、彼以降のピアニストへ多大な影響を及ぼし続けている。1970年、フロリダ州生まれ。NYのザ・ニュー・スクール大学を経て、1995年にワーナー・ブラザースからデビュー。すぐにジャズ界の寵児として認められた彼は、日本でのソロ・ピアノ公演をまとめた2004年作『ライヴ・イン・トーキョー』以降はクラシックからロックまでをアーティスティックに扱うノンサッチに在籍している。そして、自在の指さばきを“魔法の絨毯”とするかのように、黄金のジャズ衝動を介して多様な活動を展開している。