リハーサルシアターのプレスリリース
■開催概要
ロベルト・シューマンの妻クララは幼い頃から父親にピアノの技術を叩き込まれ、天才少女としてプロデビュー。当時では珍しかった女流ピアニストの地位を確立したことでも知られています。結婚後は家計を担い、さらには育児、家事、そして精神面でもロベルトを支えたクララ。ロベルトの死後も彼の音楽を携えて演奏旅行に出かけ、子供たちを育て上げました。今作ではそんなクララにスポットを当て、シューマンの音楽の生演奏と役者による語りを織り交ぜたコラボレーション公演として上演します。出演者の大谷 ひかる氏は劇団三条会に所属し、三島由紀夫やギリシア悲劇など近現代や古典作品に幅広く出演。フリーでも活躍する若手の実力派俳優です。演奏者もピアノの桑原 康輔氏と弦楽四重奏のYukina“Q”Stringsと若手の実力派揃い。演奏と演劇が織りなすこの新しい上演形式は必見です。
今作のメインビジュアルはテキストレーターのはらだ有彩氏。著書『日本のヤバい女の子』シリーズにて、昔話に登場する女性たちを「私たちと変わらない一人の女の子」として読み解いていくことで、現代の「当たり前」を捉え直しています。19世紀を生きたロベルトとクララですが、時代は違えど、今を生きる私たちと同様に悩み、奮闘しました。今作ではそんなクララの思いやロベルトの音楽を通じて、現代社会を生きる私たちを見つめ直すきっかけにしたいと思います。
■リハーサルシアター演劇公演
演奏と演劇で奏でるシューマン クララへの手紙
日時 |2022年12月15日(木)18:30開場 19:00開演
会場 |サントリーホール ブルーローズ
演出 |児玉 絵梨奈
台本 |島 崇
出演 |大谷 ひかる(三条会)
編曲 |桑原 康輔
演奏 |桑原 康輔 Yukina“Q”Strings
イラスト |はらだ 有彩
デザイン |高(※)井 愛
記録写真 |トナカイ(松本 慎一)
サイトデザイン|牧野 心士
制作 |萩谷 早枝子、飯塚 なな子
※ はしごだかの表記が正式です。
特設サイト
https://rehearsaltheater.jp/robert-clara/
特設サイト
クララへの手紙フライヤー表
■演奏曲
ロベルト・シューマン『子供の情景』より「トロイメライ」ほか
『クララ・ヴィークの主題による10の即興曲』より一曲
『幻想小曲集』より「飛翔」
『ミルテの花』より「献呈」
『詩人の恋』より「美しい5月に」
『弦楽四重奏曲第3番イ長調』より「第一楽章」「第四楽章」
※プログラムは予告なく変更となる場合がございます
■チケット
<料金(全席自由席・来場順入場)>
一般:4,000円(前売・当日共) U30(30歳以下):2,000円(前売・当日共)
※30歳以下券をお求めの方は当日受付時に年齢を確認できる証明書をご提示ください。
※未就学児の入場はご遠慮ください。
<お申し込み>
・チケットぴあ Pコード:515-775
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2236901
チケットぴあ
・サントリーホールチケットセンター
TEL:0570-55-0017 (10:00~18:00 年末年始・休館日を除く)
※サントリーホール ホームページからもお求めいただけます。
http://suntory.jp/HALL/
サントリーホール
■出演者プロフィール
出演:大谷 ひかる(三条会)
出演:大谷 ひかる(三条会)
1991年、東京生まれ。洗足学園音楽大学ミュージカルコースを卒業後、演劇活動を始める。2015年に三条会に入団、以降すべての作品に出演。他には、悪魔のしるし、ダダルズなどの作品にも出演。個人の作品としては、一人芝居『大谷ひかるのシンデレラ』がある。
■演奏者プロフィール
piano 桑原 康輔
piano 桑原 康輔
1988年6月3日生まれ。北海道函館市出身。4歳からピアノを始める。高校卒業後、ヤマハ音楽院ニューピアノ科に入学。20歳からピアニストとして活動開始。アーティストのサポートでツアーやフェス、武道館など様々なステージを経験。その他作曲、編曲等多方面で活動中。
≪Yukina“Q”Strings≫
1st violin ユキナ
1st violin ユキナ
東京音楽大学卒業後アーティスト活動を開始。Yukina“Q”Strings代表。音楽番組出演や、ライブサポート、作曲、ストリングスアレンジを手がけ、幅広く演奏活動を行う。2015年から自身のソロCDをリリースしており、『歌いたくなるヴァイオリニスト』としてパワフルに活動中。
2nd violin 竹重 夏野
2nd violin 竹重 夏野
東京音楽大学を経て同大学大学院修士課程修了。在学中、奨学金給付生としてモーツァルテウム夏季国際音楽アカデミーにてディプロマを取得。これまでに鷲見四郎、大谷康子、海野義雄の各氏に師事。現在オーケストラや室内楽奏者として活動中。クロサワ音楽教室ヴァイオリン講師。
viola 堀 那苗
viola 堀 那苗
東京音楽大学卒業後、同大学大学院修士課程(ソルフェージュ研究領域)修了。これまでにヴィオラを百武由紀、河野理恵子、ソルフェージュを岡島礼、各氏に師事。現在、東京音楽大学附属高等学校非常勤講師、サクライ楽器Y.A.アカデミー講師、足利カンマーオーケスター団員。
cello 安喰 千尋
cello 安喰 千尋
東京音楽大学を経て同大学院音楽研究科修了。Phoenix OSAQA、プロジェクトQ等に参加。2016-2018年度テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ団員。現在オーケストラや室内楽を中心に活動中。また定期的に渡仏し、エリック・ピカール氏(パリ管弦楽団第1ソロ首席)に師事。
■リハーサルシアターとは
島崇が脚本、児玉絵梨奈が演出を務める演劇カンパニーとして2021年に始動。稽古や練習を表す“リハーサル”の語源は耕すこと。現代社会を生きるための練習としての舞台作品を上演する。
島 崇(劇作家。リハーサルシアター代表)
2009年よりシアター・カンパニー「マレビトの会」に役者/劇作家として参加。
主な参加作品にマレビトの会「福島を上演する」(F/T16-18、2016-18年)、「シアターコモンズ’19リーディング・パフォーマンス」(2019年)、「オルガンと朗読で聴く『幻想交響曲』」(ミューザ川崎シンフォニーホール、2021年)「演奏と演劇で奏でるくるみ割り人形」(聖セシリア教会、2022年)。
児玉 絵梨奈(演出家)
2010年よりシアター・カンパニー「マレビトの会」に役者として参加。
主な参加作品に「HIROSHIMA-HAPCHEON:二つの都市をめぐる展覧会」(F/T10他、2010年)など。
近年の演出作品に「オルガンと朗読で聴く『幻想交響曲』」(ミューザ川崎シンフォニーホール、2021年)。
展覧会「200年をたがやす」舞台分野 演劇公演「soda city funk」(秋田市文化創造館、2021年)。
「演奏と演劇で奏でるくるみ割り人形」(聖セシリア教会、2022年)。