株式会社 ザ・シネマのプレスリリース
洋画専門CS放送ザ・シネマでは、吹き替えファンのための企画《ザ・シネマ新録版》第7弾として、
80年代青春群像映画の金字塔『セント・エルモス・ファイアー』のオリジナル新録版を11月23日(祝・水)21:00~初放送いたします。
この度、男女7人の群像劇である本作で主要キャラクターを演じた新祐樹さん、武内駿輔さん、畠中祐さん、ファイルーズあいさん、石川界人さん、早見沙織さん、花澤香菜さんの7名の収録後コメントを公開いたします。また、花澤香菜さんと早見沙織さんのインタビューと、本作にゆかりある中野英雄さん、西田ひかるさんから届いた応援コメントも併せて公開いたします!
『(吹)セント・エルモス・ファイアー【ザ・シネマ新録版】』
【初回放送】11/23(祝・水)21:00~ 【再】11/30(水)23:15~
愛、友情、夢、挫折…
社会の苦さを知った男女7人の青春模様を若手スターの豪華競演で描く傑作群像ドラマ【PG-12 】
ワシントンの名門ジョージタウン大学を卒業してから4ヵ月後。ビリーの起こした交通事故をきっかけに7人の仲間たちが昔通っていたバーで再び集まる。弁護士を目指すカービーはこの店で働いていてビリーもサックスを吹いていた。銀行に勤めるジュールズは妻子持ちのビリーと付き合うウェンディに別れを勧める。一方ジャーナリスト志望のケヴィンは政治家を志すアレックと同棲中のレズリーに想いを寄せていた。
※字幕版:10/11(火)21:00~ほか放送
スカパー!で加入すると出演声優サイン入りチェキなどが当たるプレゼントキャンペーン実施中!
詳細は特設ページへ:https://www.thecinema.jp/special/st-elmos-fire/
■応援コメント到着!
本作に着想を得てつくられた日本で社会現象となったドラマ『愛という名のもとに』でチョロ役を演じた中野英雄さんと、
本作が好きで「思い出のセントエルモスファイヤー」という曲も歌っている西田ひかるさんよりコメント到着!
この映画をオマージュした作品
「愛という名のもとに」にて俳優人生が始まった私には、
「セント・エルモス・ファイアー」は宝の映画です!
誰もが通る大人への道。
現代の若者にも是非見て欲しいです!
中野英雄(俳優)
「セント・エルモス・ファイアー」は私の青春であり80年代そのものを反映している作品!
なんと言っても若きデミ・ムーア、ロブ・ロウ、エミリオ・エステヴェスに注目です!
大学を卒業、大人として生きていくプレッシャーや難しさに共感しました。
それぞれの登場人物も個性的で面白い。80年代ファッションもある意味新鮮でした!
デミ・ムーアのシルクのバスローブにまで肩パットが入っているのでそれもチェックしてみてくださいね!
西田ひかる(歌手・女優)
《新録版吹き替え声優陣の収録後コメント》
Q1. 収録を終えていかがでしたか
Q2. ザ・シネマの新録吹き替えを楽しみにしている視聴者へ メッセージをお願いします
カービー役(エミリオ・エステヴェス)/新祐樹
1. この時代の作品を吹き替えることは今までなかなかなかったことだったので、新鮮で楽しかったです。
台詞回しが小洒落ていたり、情熱的であったりとテンポも早かったので吹き替えることに緊張もありましたが、カービーの一直線なところを吹き替えでもうまくのせられたんじゃないかと思います!初め、演出の依田さんにもっと前のめりで!と演出をいただき、カービーがより魅力的に出来たと思います。
2. 約40年近い前の作品を、令和のこの時代にすてきな役者の方々と参加させてもらえたことが嬉しいですし、皆様にも新鮮さや魅力が伝わると思います。それぞれが楽しんで吹き替えているので、楽しんでご覧いただきたいです。
ビリー役(ロブ・ロウ)/武内駿輔
1. とても良い機会でした。個人的には僕は昔の洋画を見て憧れて、吹き替え声優をやりたいと思った人間だったので、その当時の洋画を吹き替え直すという機会がなかなかない中、自分が憧れた時代の背中を追えたような感じがします。
当時の雰囲気をなるべく崩さないように、だからといって距離感を感じさせない、身近なものに感じられるような吹き替えのやり方が上手くできていればな、と思います。
2. 非常に普遍的なテーマと言うか、時代は変わって若者の遊ぶこととか変わったりはしていますけど、結局は悩みとか、年齢的に壁にぶつかるタイミングも同じだし、悩み方とかも、人間はいつの時代も変わらないものだなと。
例えばご家族がいらっしゃる方とかは、お父さんお母さんと一緒に見ながら、当時の世代の方は自分の時代にタイムスリップしていただいて、若い方たちは、昔から同じようなことでみんな悩んでいたんだなと、今悩んでいることに、気が楽になったりするんじゃないかなと思いますので、そういうのも合わせてぜひお楽しみいただければと思います!
ケヴィン役(アンドリュー・マッカーシー)/畠中祐
1. ケヴィンがとても繊細な人物だったので、その細かい機微を感じながら演じるのがすごく楽しかったです。そのツンツンした態度の裏側にあるのは、すごく素直な気持ちなので、それを隠しながらも、中身はまっすぐ演じようと心がけました。
2. 比較的若いメンバーでの吹き替え!だからこそ出てくる青さみたいなものが、フィルムに載るといいなぁと思いながら、僕自身の青さは全部込めたつもりです。完成したものを見るのがすごく楽しみです!皆様も是非お楽しみください!!!
ジュールズ役(デミ・ムーア)/ファイルーズあい
1. 収録は1人だったので、本当に淡々と、という感じでしたが、監督と一対一でディスカッションを重ねながら、リラックスして挑むことができました。
2. 今はSNSなどが発達しているので、大事な友達との会話の時間が減ってきているのかなと思っていて。友だちとも疎遠になりやすい環境なのかなと思うんです。でもそんな時代だからこそ、直接会ってコミュニケーションをとることの大切さを私はこの作品から感じましたし、そうした友だちの大切さをこの作品から感じていただけたらと思います。
アレック役(ジャド・ネルソン)/石川界人
1. 名作を自分が吹き替えさせていただけて本当に光栄でした。
学生と社会人の狭間で揺れ動く彼ら彼女らに心が動かされました。
大事なものを見落とさないように、丁寧に生きていこうと思えました。
2. このたびアレックの吹き替えをさせていただきました、石川界人です。
学生から社会人になっていく過程で、見なければいけないものや目をつぶらなければならないことがたくさんあったと思います。
その中で大切なものを見つけることができる作品だと僕は思いました。ぜひご覧いただけると幸いです。
レズリー役(アリー・シーディ)/早見沙織
1. レズリーってたくさん表情が変化するキャラクターだったので、思い切ってやるシーンも多かったです。怒るシーンやテンションが上がるシーンもあるので、そういう起伏を割りと大きめに、というのはディレクションでもいただきました。ひとり個室で録ったというのもありますけど、どんどん自分の熱量が高くなってきて。けっこう汗だくになりながら収録していました。
演出の依田さんとは、作品のキャラクターの世代が、ちょうど親と同じぐらいというような話をしていたんです。わたし自身、両親から聞いていた80年代の空気だったり、日本だとここからバブル期に進んでいくような時代だったと思うので、そういうところに思いをはせながら見ていました。
2. 『セント・エルモス・ファイアー』を好きな皆さまにもぜひ、ここであらためて見ていただきたいなと思いますし、この作品にここで初めて出会うという方も、新しい発見とともに楽しんで見ていただければうれしいなと思います。日本語吹き替え版で今回、わたしもレズリーとして参加させていただきましたので、ぜひぜひ青春に寄り添うように皆さまに楽しんでいただければうれしいです。
ウェンディ役(メア・ウィニンガム)/花澤香菜
1. この7人の中だったらわたしがウェンディですよねと思いました。彼女のように、思っていることをなかなか口にできない感じは共感できますよね。
ウェンディはちょっと内気というか、内向的にも思えるキャラクターなんですけど。でも彼女の悩みが本当にリアルで。わたしもすごく分かるなということばかりでした。しかもそれにちゃんと一つ一つ向き合って、自分で進んでいくんですよね。
そういうところを見ていると、あまり声を作るというよりは、リアルにやった方が合うんだろうなと思って。その路線でアフレコをやってみたら、依田さんもいいねって言ってくださったんです。ですから特にこのキャラクターをこうしましょうといった話し合いはなく、わりとスムーズに収録は終わったような気がします。
2. この映画に出てくる人たちはいろいろな悩みを抱えていますけど、それでも友だちがいるからこそ、ちゃんと一歩ずつ前に進んでいくことができる。そんな姿が見られるので、見終わった後にさわやかな気持ちになれる映画だと思います。ですからこの映画を観たことがない方も、これをきっかけに観てほしいなと思うし、前から好きだったという方にも、この新録版を気に入っていただけたらめちゃくちゃ嬉しいなと思います。きっと友だちに会いたくなるような作品だと思います。
■花澤香菜さんインタビュー
今回のウェンディという役柄のキャスティングを聞いていかがでしたか?
確かにこの7人の中だったらわたしがウェンディですよねと思いました。彼女のように、思っていることをなかなか口にできない感じは共感できますよね。
収録のときは、演出の依田さんたちとどういうやり取りをしていたんですか?
家で練習しているときに役作りに悩んでいたんですよね。ウェンディはちょっと内気というか、内向的にも思えるキャラクターなんですけど。でも彼女の悩みが本当にリアルで。わたしもすごく分かるなということばかりでした。しかもそれにちゃんと一つ一つ向き合って、自分で進んでいくんですよね。
そういうところを見ていると、あまり声を作るというよりは、リアルにやった方が合うんだろうなと思って。その路線でアフレコをやってみたら、依田さんもいいねって言ってくださったんです。ですから特にこのキャラクターをこうしましょうといった話し合いはなく、わりとスムーズに収録は終わったような気がします。
では今回は割とナチュラルな感じの吹き替えなんですね
そうそうたる声優陣の皆さんの中で、私の名前も挙げてくださったことは本当にもう感謝しかありません。実際、今回の吹き替えのキャストも、本国の役者さんたちと同じぐらいの世代のキャストを集めたと伺いました。私はデビューが遅かったので、同世代であっても皆さんよりはずっと経験が浅いんですが、それでもわたしを信頼してジュールズという素晴らしい役を任せていただけたことは本当に光栄だなという気持ちでいっぱいでした。
今回の7人の仲間たちのキャスティングを聞いた時はどう思いました? 普段、アニメなど他の作品で共演されている方も多かったんじゃないかなと思ったんですが
そうですね。本当に皆さん、上手い方ばかりなので、わたしも頑張らなきゃと思いました(笑)。
洋画に向き合う時に準備していることはありますか?
わたしはそこまで外画に慣れてるわけじゃないので、事前のチェックはアニメよりも時間がかかりますね。息遣いや表情、動きの強弱など、どうやって合わせていこうかなと思って、いろいろ観察するのにけっこう時間がかかります。
その上でウェンディを演じたメア・ウィニンガムさんの特徴など、今回チェックした中で気付いたところはありましたか?
彼女は、ふと漏れるひと言みたいのがめちゃくちゃかわいいんですよ。けっこう自虐的なことをボソッと言う時なんかも、その表情や言い方がすごいかわいらしくて。そこはすごく意識して拾うようにしていました。
では本編を観る際には、そうしたウェンディのさりげないひと言にも注目ですね
そうですね。ぜひ。
今回は80年代の名作に、今の時代ならではのキャストが集まって新たな吹き替え版を作ろうというコンセプトだったわけですが、この企画を聞いたときはどう思いましたか?
こういう試みがあるということは知ってはいたんで、どこかのタイミングで参加できたらなと思ってはいたんですが、やっぱり普通にお仕事をしていると新規の作品の吹き替えをする機会の方が多いじゃないですか。だから昔から皆さんに愛されている作品を吹き替えできる機会をいただけてとても嬉しかったですね。ただ漫画原作のアニメとかもそうですけど、やっぱり愛されてる作品だからこそ、自分の中で声のイメージがついちゃってるものもあるんじゃないかなと思って。その辺はちょっとドキドキはしますけど(笑)。気に入ってもらえたら嬉しいなと思います。
本作のテーマとして、希望を胸に社会に飛び出した大学の同級生たちが再会し、友情の大切さを再確認しますが、花澤さんも共感するところはあるのでは?
ありますね。わたしは仕事をしながら大学に通ってたんですけど、なんであんなに時間があったんだろうなというくらい、友だちと朝までファミレスにいたりしていて。何で大学時代ってあんなに喋ることあったんだろうと不思議に思いますね。
元気というのもあるかもしれませんね
きっとパワーがあり余ってたんでしょうね。もし過去に戻れるならいつに戻りたい? と聞かれたら、きっと大学時代と答えると思います。今でも付き合いあるのは大学時代の友だちが一番多いかなと思いますね。
そういう意味でこの映画を観ると、学生時代を思い出すというのはありますよね
そうですね。ただわたしの友だちはここまで入り乱れた感じではなかったですが(笑)。でもあの自由な感じはすごく分かるし、友達と一緒にいると昔の思い出がすぐに蘇ってくる。そんな感じはすごく共感できますね。キャラクターそれぞれに違う悩みを持っていて、それはきっと誰しもが抱える悩みだと思いますし、観ている人もどこかで共感できるようなキャラクターがいるんじゃないかなと思います。
最後にこれから新録版を見る方にメッセージをお願いします
この映画に出てくる人たちはいろいろな悩みを抱えていますけど、それでも友だちがいるからこそ、ちゃんと一歩ずつ前に進んでいくことができる。そんな姿が見られるので、見終わった後にさわやかな気持ちになれる映画だと思います。ですからこの映画を観たことがない方も、これをきっかけに観てほしいなと思うし、前から好きだったという方にも、この新録版を気に入っていただけたらめちゃくちゃ嬉しいなと思います。きっと友だちに会いたくなるような作品だと思います。
花澤香菜プロフィール
2月25日生まれ、東京都出身。声優、女優、歌手として幅広く活躍。主なアニメ出演作品は『PSYCHO-PASS』シリーズの常守朱役、『鬼滅の刃』甘露寺蜜璃役、『化物語』千石撫子役など。吹き替えでは『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』カサンドラ役(エラ・ジェイ・バスコ)、『ランボー ラスト・ブラッド』ガブリエラ役(イヴェット・モンリール)などを担当。第9回(2014年度)声優アワード助演女優賞受賞。
■早見沙織さんインタビュー
収録を振り返っていかがでしたか?
レズリーってたくさん表情が変化するキャラクターだったので、思い切ってやるシーンも多かったです。怒るシーンやテンションが上がるシーンもあるので、そういう起伏を割りと大きめに、というのはディレクションでもいただきました。ひとり個室で録ったというのもありますけど、どんどん自分の熱量が高くなってきて。けっこう汗だくになりながら収録していました。
演出の依田さんとは、作品のキャラクターの世代が、ちょうど親と同じぐらいというような話をしていたんです。わたし自身、両親から聞いていた80年代の空気だったり、日本だとここからバブル期に進んでいくような時代だったと思うので、そういうところに思いをはせながら見ていました。
この映画のテーマは普遍的なところがあり、今の若い人に見てほしいという企画でもあるわけですが、早見さんが思うおすすめポイントはいかがでしょうか?
それは本当にたくさんあって。わたしが見ていて思うのは、学生から社会人になる変化ってみんな経験しているのではないかということ。まだ学生気分が抜けないねとか、もう大人なんだからと、言葉で言われたりしますけど、20代前半ってまだ不透明なことも多いですし、自分の将来に不安を感じることもあると思うんです。まわりがどんどん先に進んでいく中で、自分だけが変われなかったりとか、そういう葛藤が作品には描かれているので、そこには私も共感しましたし、20代前半くらいの方にはきっとより一層共感していただけるのではないかなと思います。
早見さん自身は、レズリーというキャラクターをどう捉えていましたか?
レズリーはかっこいいなと思いました。作品の中のレズリーって子どもみたいですし、すごく大人っぽいところもあるというか、そういうギャップがある人だと思います。日本語で吹き替える時は、どういうトーンで、どういうテンションで表現したらいいか、そのあんばいはとても悩みました。でもセリフのひとつひとつに、自立している感じがあります。逆にさっぱりしすぎていて、驚いてしまうところもありますけどね(笑)。
この作品のテーマに友情があると思いますが、この7人の友情というのはどうご覧になりました?
7人の中では、きっとこの作品の前もいろいろなことがあっただろうし、そういうのを一緒に共有して、一緒に乗り越えて、ずっと歩んできたメンバーだからこそ、これだけいろいろなことがあっても、いい関係を築くことができたんだろうなと思いました。
本当に尊い関係性ですよね。なんならこの映画に描かれた以前の7人も見たいですし、やっぱりこの先の7人も見たいですよね。それぞれの道を歩んでいる彼らはきっとまたどこかで集まるんだろうなと、そういう関係性はこの先も続いていくんだろうなと想像しています。
先日『ローマの休日』の吹き替えを担当されていましたが、過去の名作の吹き替えを行うのは、気持ちに変化はありますか?
ずっと受け継がれてきた作品にまさか自分が携わるなんて、まったく考えていなかったので正直驚きましたし、すごくうれしいことだなと思います。それプラスやはりちょっと緊張します(笑)。それだけ愛されている作品ですから、皆さんの作品に対する思いを感じながらアフレコに臨むことになるので、ドキドキする要素も多いですね。
今回の作品もそうですけど、多くの人に愛されている作品がもう一度、吹替版を作って放送されるということで、そこで作品を知るきっかけになる方もいると思うんです。いい作品を新しい世代に伝えていく担い手になれるので、それは本当にうれしいことですし、光栄だなと思います。
では最後に、これからご覧になる方へのメッセージを
『セント・エルモス・ファイアー』を好きな皆さまにもぜひ、ここであらためて見ていただきたいなと思いますし、この作品にここで初めて出会うという方も、新しい発見とともに楽しんで見ていただければうれしいなと思います。日本語吹き替え版で今回、わたしもレズリーとして参加させていただきましたので、ぜひぜひ青春に寄り添うように皆さまに楽しんでいただければうれしいです。
早見沙織プロフィール
5月29日生まれ、東京都出身。声優、歌手。『ONE PIECE』ヤマト役、『SPY×FAMILY』ヨル・フォージャー役、『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』うずまきヒマワリ役ほか。吹き替えは『ローマの休日<新吹替版>』アン王女役(オードリー・ヘップバーン)など。人気作品を数多く演じている。