話題のドラマ『silent』はなぜ人気?データで探る!

REVISIO株式会社のプレスリリース

REVISIOは、生方美久さんが完全オリジナルの脚本をてがけ、川口春奈さん、目黒蓮さんが主演を務めるフジテレビ系列のドラマ『silent』が人気の秘密を、テレビの注視データを使って分析致しました。

ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るREVISIO株式会社(2022/10/1にTVISION INSIGHTSから社名を変更、所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下REVISIO)は、生方美久さんが完全オリジナルの脚本をてがけ、川口春奈さん、目黒蓮さんが主演を務めるフジテレビ系列のドラマ『silent』が人気の秘密を、テレビの注視データを使って分析致しました。

『silent』は、初回放送注目度第1位に

『silent』は、プライム帯を中心とした、今クールの9つのドラマをピックアップしたREVISIOの初回注目度ランキングにて、個人全体、ならびに女性の1位になりました。

 

2022年 秋ドラマ初回放送の注目度:https://revisio.com/blog/4GSD-0L3

Twitter世界トレンド1位になったある「仕掛け」

『silent』の特徴は、ドラマ本編の魅力もさることながら、SNSプロモーションに非常に力を入れている点です。
放映日までの間に、撮影裏話やオフショット、メイキングムービーなどを積極的にTwitterに投稿し、プロデューサー、出演者、監督などのツイートも紹介。話題になったドラマのシーンをTikTokで公開するなど、「ドラマファンになってくれた層」「気になっているけれど、見逃してしまった層」を取り込むことに成功しています。

ドラマ連動型CMの注目も好調

また、10月27日に放送された第4回からは「ドラマ連動型CM」も取り入れています。
CM内で「紬~!」と叫ぶところに「あれ?」と釘付けになった方も多いのではないでしょうか。27日は野球中継の影響で放送時間が遅くなったため、11月3日の第5回で放送された連動型CMについて検証致しました。
 

日産のドラマ連動型CMの注目度は、63.8%で他のCM平均は57.9%でした。この結果からドラマ連動型CMはその他のCMと比べて注目されていたことがわかります。

5話、6話の話題のシーン、どれぐらい見られていた?

次にツイッターで2週連続世界トレンド1位になった5話と6話について、1話通じての毎分注目度を検証しました。
 

まず、湊斗(鈴鹿央士さん)と紬(川口春奈さん)が別れを決断した後の日々が描かれた5話。最も注目度が高かったのは、ハンバーグを作っていて手を離せない紬に湊斗から電話がかかってくるシーンでした。
22:33に76.7%という高い注目度を獲得しました。2人が3年の交際期間を振り返る長い電話のやり取りの後、湊斗の回想シーンに至るまで視聴者が目を離せなかったことがわかります。ちなみに、公式Twitterによれば、このシーンは実際に電話を通話して、同時間帯に撮影が行われたそう。こうした細部の工夫が、リアリティのある会話や空気感につながったのかもしれません。
 

一方、6話で最も見られたシーンは、想(目黒蓮さん)と奈々(夏帆さん)がカフェで、手話を通じて会話を始めるシーン。それまで曖昧にしてきてしまった奈々への思いや、紬と向き合っていることを丁寧に伝えていました。長い手話のシーンは、画面に注目される要素のひとつとも考えられます。
ドラマ本編、SNSプロモーション、CMまでドラマの世界観に浸れる仕掛けを施すことで、視聴者の日常までドラマが染み出し、放映のない日や時間帯にも「ドラマの空気感」を楽しめるようになっていることがわかってきました。

こうした、ドラマ本編だけではない仕掛けづくりも、ドラマの注目度に影響しているのではないでしょうか。

■今回分析に利用した指標について

※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。

REVISIOでは、視聴者のテレビへ目線がどれだけ向けられたのか、テレビ番組では毎分、CMでは毎秒でデータを取得しております。今後も注目のテレビ番組やCMの分析を行って参ります。

【REVISIO株式会社について】
REVISIO株式会社は2022/10/1より、TVISION INSIGHTS株式会社から社名を変更いたしました。
人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計160社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリアの2,000世帯・関西エリア600世帯、地上波/MX/BSの全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。
 

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