[新作公演]OM-2×柴田恵美『傾斜 -Heaven & Hell-』公演のお知らせ[演劇・ダンス]

劇団OM-2のプレスリリース

OM-2×柴田恵美『傾斜 -Heaven & Hell-』
「国際舞台芸術ミーティング in 横浜2020(TPAM)」フリンジ参加
日程:2020 年2月14 日(金) ~ 16 日(日)
会場:日暮里SUNNY HALL(東京都荒川区)
構成・演出…… 真壁茂夫(OM-2)
共同演出・振付…… 柴田恵美

チラシ表面チラシ表面

 

OM-2×柴田恵美『傾斜 -Heaven & Hell-』

 

〜坂上の青空と白い雲。向こう側には何があるの?大きな川、街それとも天国…〜
国際舞台芸術ミーティング in 横浜2020(TPAM)フリンジ」参加作品

【概要】
常識を疑い、自由な身体を志向しその奥底へと探求し続ける「OM-2」と、溢れて止まない集中力で独創的な身体を表出する「柴田恵美」グループが初の共演。
そこに出現するのは衝突、それとも溶解…。パフォーマンスの新たな地平が生まれる…

【公演詳細】
▪日程:2020 年2月14 日(金) ~ 16 日(日)
   2月14日(金)19:15
   2月15日(土)19:15
   2月16日(日)15:15
▪会場:日暮里SUNNY HALL(東京都荒川区)

▪構成・演出…… 真壁茂夫
▪共同演出・振付…… 柴田恵美
▪出演…… 佐々木敦 柴田恵美 笠松環 澤原剛生 安芸純香 大塚郁実 小野麻里子 柴田美和 鈴木綾香 土肥靖子( 東京シティ・バレエ団) 安岡あこ 弥田理沙 ほか

▪チケット……
 前売3,200 円― 当日3,700 円
 学生 前売 2,200 円  当日2,700 円  ※要学生証
【お得!】
 ペア割= 一般 5,000 円 学生 3,200円
【2Performance collaboration】
 2 公演共通チケット 4,500  円 *枚数限定
 *下記①と②の2 公演を観劇できます。
 ①OM-2( パフォーマンス)×柴田恵美( ダンス) 2/14. 金~16. 日
 ②IDIOT SAVANT( 演劇)×Bello Creative( 演劇・オーストラリア) 2/9. 日~16. 日
 

佐々木敦©山口真由子佐々木敦©山口真由子

▪劇評
( 前略)『「核」からの視点』で真壁は、資本主義にせよ、戦争にせよ、社会の価値観と欲望を捨てて個の存在に徹しない限り、貧富の格差も殺戮もなくならないと主張していた。演現実の社会生活では、こうした理念的な生き方は難しい。しかし、社会から逸脱した現実である演劇では、困難な道も可能であろう。他者へ向けて開かれようとする信念が、OM-2 の実践を支えていると思う。
劇は、社会の中で疎外された人々に光を当て、その孤立や病むことのつらさや悲しみを観客と共有する可能性を持つ。そのためには、各自のイニシアティブから生まれて来たものを創作の源泉にしなければならない。こうしたOM-2 の集団創作は、個人と社会の関係を捉え直すことを観客一人ひとりにあらためて問いかけている。

→「破局の後の壊れた日常」より抜粋 新野守広(演劇評論家・立教大学教授)

 ( 前略)  表現のラディカリズムに魂が直接手づかみされるような戦慄と感動を私は味わった。この表現に心動かされないような観客は「人間」ではないとさえ私は思った。そしてそう思った後で思い返した。いやむしろ現代社会のなかで疲弊し、「人間」を喪失しつつあるような人こそ、この舞台を見るべきではないかと。圧倒的な凝縮力とエネルギーを持つこのパフォーマンスに立ち会ったことで、私は自分が解放され、心の奥に蓄積していたへどろが浄化されたような爽快感を感じたのだ。後略)

→「生身の己を引きずり出すためのラディカルな問いかけ」より抜粋 片山幹生(演劇批評家)
 

柴田恵美©大洞博靖柴田恵美©大洞博靖

▪プロフィール
OM-2/ プロフィール
小劇場「d- 倉庫」の代表・芸術監督の真壁茂夫を中心に87 年に結成したパフォーマンスグループ。東京を拠点とし、国内に限らずUSA、EU 圏、アフリカ、アジアなど世界各国で公演を行う。「カイロ国際実験演劇祭」では「最優秀作品賞」受賞。俳優は、100kg を越える佐々木敦を軸に活動を展開している。
【受賞歴】
カイロ国際実験演劇祭 最優秀作品賞受賞
ゆうばり映画祭 ファンタスティック部門グランプリ受賞

演出家・真壁茂夫/ プロフィール
演出家であり、日暮里の劇場「d- 倉庫」の芸術監督、プロデューサーでもある。「舞台芸術学院」卒業後、パフォーマンスグループ「OM-2」を旗揚げ。すべての作、演出、美術を手掛け、その過激な演出が話題となり、様々なメディアに取り上げられる。国内外の多くの演劇フェスティバルに招聘され、日本を代表する前衛演出家の一人となる。また、日本のダンス界を牽引する「ダンスがみたい!」シリーズやドイツを拠点とする「JAPAN NOW」などのフェスティバルの芸術監督を務める。著書に、演劇論集「『核』からの視点」(れんが書房新社)などがある。

柴田恵美/ プロフィール
10 歳で始めた新体操からダンスに移行。07 年ソロ活動を開始。09 年「ダンスがみたい!新人シリーズ」新人賞受賞。極度の集中力と独創的な造形力が高く評価される。海外公演も多数経験する。TV、MV 振付出演など活動の場を広げる。出産を経て19 年1 月に創作活動を再開。

 

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