エンタメ業界に朗報! “収録環境提供型”遠隔録音サービス「Rec Out」スタート

株式会社ongaqのプレスリリース

株式会社ongaqは、コロナウイルス感染症の影響下でも音楽制作をサポートできる”収録環境提供型”の録音サービスをスタートすることを発表しました。
新型コロナウイルス感染症の影響を多分に受けつつも、制作が止められないエンタメ業界において、今だからこそ求められる安全、安心、クリエイティブを新しい形で叶える同サービスは、早速注目を集めています。

「密閉」「密集」「密接」の3要素、いわゆる「三密」を避けるという全国的な取り組みに伴い、撮影やロケが相次いで中止となり、番組も緊急対応を余儀なくされる今日この頃。映像業界に起きている流れは音楽、舞台などまで広くエンタメ業界全体に影響を色濃く与えています。

物理的に集まって実施することは難しい時代に突入している中、同社では「物理接触や集合を無くして遅延や劣化のない収録を行う」という新たな遠隔録音サービスを開発。これまで業界内で大きな課題とされてきた「遠隔収録における品質維持」へのソリューションとして、作り手である作曲家など、奏者や役者、歌手などの実演家、そしてディレクターやプロデューサーといった制作に関わるすべての人にとって分かりやすく簡単、手軽な録音サービスとなっています。

【物理接触なし、届いた簡単キットを組み立てるだけ】

同社では、響きを調整する軽量な音響調整パネルを自社開発し、簡単に組み立てられるキットを実演家の自宅に送付。エンジニアが遠隔で録音環境を操作します。実演家は録音の専門知識不要で高音質の音源収録が実現。

【録音環境を操作するのはエンジニア】

エンジニアが収録環境を遠隔操作することで、高品質な音声ストリーミングを聴きながら録音機を操作し、適切なセッティングを実現します。演者、奏者に専門知識がなくても、PCがなくても安心して導入できます。
コミュニケーションにはオンライン会議アプリを使用し、収録中も円滑なコミュニケーションを確立します。

【最新型マイクなどをレンタルするオプションも】

同社及び同社が所有・運営する録音専門オーケストラ「gaQdan」のプロオーディオパートナーであるシュアジャパン株式会社で扱うマイクを中心に、特殊な録音機材や録音現場で重宝するアイテムのオプションレンタルを実施。気軽にお試しいただけます。

収録の際、最も悪影響を及ぼす壁や天井の反射音。スタジオでは徹底的に管理されていますが、演奏しながら反射音を聴くのは難しく、自宅環境にスタジオと遜色ない空間を自力で再現するのは極めて困難です。
「宅録」と言われる自宅環境での収録もだいぶ主流になってきたとはいえ、ギター、ベースなどのバンド楽器などを除いては、音声収録は物理的に可能であっても、スタジオ収録のように楽曲に合わせた適切なサウンドを狙って宅録を行うためには熟練したエンジニア技術とデジタル機器やソフトウェアへの深い知識が必要になります。
本サービスでは、これらの課題を解決するため、実演家の環境に合わせ、不足している機材を適宜貸し出し、起動された環境を、熟練した録音エンジニアが遠隔で操作することにより「適切な収録環境」を創り出します。
エンジニアはこの音声データを高音質な音声ストリーミングを用い、作り手である作曲家やプロデューサー、代理店などの制作スタッフに配信。実演家は電源を入れるだけ。その他の作業は原則必要ありません。

機械の操作をはじめ、録音の進行はスタジオ収録と同じくエンジニアが担当することにより、録音環境を持っていない、またはパソコンを持っていないなど、デジタル機器が苦手な実演家のクリエイティブを支援します。
技術的にも、実演家の部屋に設置したDAWをエンジニアが遠隔操作する事により、もちろん通信による収録レイ
テンシーはゼロ。さらに奏者は演奏に専念する事が出来るので、ブースに入っている時と同じスタンスで収録に臨むことができます。
ディレクターやエンジニアは非圧縮音源でのモニターが可能なため、サウンドに対するストレスが無く収録進行が可能。DAWのプレイバックエンジンに他のサウンドデバイスが関与しないので音質に影響する事もありません。

仕事の形の変化と共に、実演家の中には自宅に防音室を作る方が増えていますが、収録となると、なかなか思い通りの音にならない、正解が分からないということも多いのが実情。通常複数人で行うスタジオワークを一人で行うと、やり直しも多く、バンド楽器以外の自宅録音(宅録)はなかなか難しいという状況を踏まえ開発された、制作にも、実演家にも優しい、制作フローに即した課題解決型の本サービス。

このご時世だからこそ、「気軽に、安心して遠隔クリエイティブに取り組める」ことを重視。サポートまでを一つのサービスと捉え、全セクションのストレス軽減を技術的に支援することで、新時代のクリエイティブに貢献できればと願っております。

【株式会社ongaqについて】

東京に本社を置く音楽制作、イベント制作、メディアコミュニケーションを担う制作会社。ドイツ・Volkswagen AGの国内外のモーターショウおよび関連イベントにて音楽監督を務める他、国内外のライブコンサート、朗読劇や舞台、ミュージカルなどのステージコンテンツ制作・開発を担当している他、ゲーム、映画、TVドラマ、CMなど幅広くコンテンツ制作を行っている。2011年には録音専門オーケストラ「gaQdan(ガクダン)」を設立し、音楽制作会社が所有・運営するオーケストラとして幅広く活躍中。
2018年より吉本興業ホールディングス株式会社、吉本興業株式会社とメディアコミュニケーション、コンテンツ開発にて協業し、Wイシダ朗読劇『USHIROMUKI』などを発表している。
 

商号 : 株式会社ongaq
代表者 : 代表取締役社長 榊原琢
所在地 : 〒155-0031 東京都世田谷区北沢1丁目37-6-1A 
設立 : 1957年5月
事業内容 : 音楽原盤、イベント等の制作
資本金 : 1,000 万円
URL : http://www.ongaq.com

 

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。