視聴者注目の”瞬間”を分析!NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第47回「ある朝敵、ある演説」

REVISIO株式会社のプレスリリース

2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。12月11日に放送された第47回は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか?

ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るREVISIO株式会社(2022/10/1にTVISION INSIGHTSから社名を変更、所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下REVISIO)は、2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。

12月11日に放送された第47回「ある朝敵、ある演説」は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか? テレビの視聴者の様子を、1分毎の「REVISIO推定視聴率」と、「テレビの前にいる人のうち、テレビ画面に視線を向けていた人の割合=注目度※」のグラフで見てみました。
 

※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。

『鎌倉殿の13人』毎分の注視データで見る、視聴者が注目したシーンとは?
第47回は、義時(小栗旬さん)と後鳥羽上皇(尾上松也さん)の関係が更に悪化し、上皇が義時の首を取るために院宣(いんぜん)を出します。それに対して鎌倉が一致団結をするという回でした。

幕府の後継者争いが発端となり、乱れる京。朝廷の象徴である内裏が焼け落ちると、後鳥羽上皇は再建費用を日本中の武士から取り立てることを決めます。しかし、義時は政子(小池栄子さん)と大江広元(栗原英雄さん)の支持を得て、要求を先送りにすることを決断します。泰時(坂口健太郎さん)をはじめ御家人たちが後鳥羽上皇との関係悪化を心配する中、三浦義村(山本耕史さん)は京で大番役を務める弟・胤義(岸田タツヤさん)に、、、というストーリーでした。

ツイッターではまたもや「トキューサ」が世界トレンド8位入りして大反響となりました。「マイペースにも程があるw記念にって何だよマジでw」、「実衣ちゃんに『言ってました』ってチクるのも面白かった(笑)」、「トキューサに瀬戸康史さんをキャスティングしたの神すぎる」などの声があがり、視聴者の爆笑と絶賛を誘いました。また、「鎌倉殿の13人」もトレンド入りし、史実にアレンジを加えた脚本が話題になりました。「政子の想いに感動」、「大河史上の名場面」、「神回」、といった感想が多く上がりました。

毎分での注目度と推定世帯視聴率の推移

最も注目されたのは、20時40分で、注目度は78.0%でした。政子による承久の乱前の演説シーン後半です。政子が、「朝廷は、幕府が戦を避けるために執権の首を差し出すと思っている、そんな卑怯者はこの板東には一人もいない。そのことを上皇様に教えてやりましょう」と凄むと、坂東武者が同意し、雄たけびを上げます。政子の演説を受け、泰時が、「今こそ一致団結し、尼将軍をお守りし、義時の敵を打ち払う」と言い、義時が涙を流しました。
SNSでも話題になったように、史実にアレンジを加えた政子の演説は見ごたえがありました。また孤独と闘ってきた義時の涙、父に反抗してきた泰時の言葉に感動を覚えた視聴者も多く、注目されたと考えられます。

二番目に注目されたのは、20時42分で、注目度は77.5%でした。政子の演説のシーンの終わりの辺りです。泰時がこれが上皇様への我らの答えだと言うと、義時を見つめます。そして涙を浮かべながら義時が政子を見つめると、政子は涙を流しながらうなずきます。その後予告まで注目されました。
演説のラストシーンで北条の親子・姉弟の絆が感動的でしたし、次回が最終回という事でどのような展開になるのかが注目されたものと考えられます。

注目度が一番低かったシーンは20時21分で、65.7%でした。京都守護が官軍に襲撃されるとナレーションが入り、そのシーンが映し出されます。その後義村と長沼宗政(清水伸さん)が上皇様から命じられた義時追討について話をするシーンまででした。
襲撃されたシーンは、乱闘の音が大きく、義村と宗政の会話も今度どのような行動に出るのか気になるところでしたが、注目度は低い結果となりました。

注目度が二番目に低かったシーンは20時04分で、66.8%でした。オープニングのシーンでした。

※2021年の年間の、プライム帯(19‐23時)におけるドラマジャンルの平均注目度は63%

<過去放送回の「鎌倉殿の13人」各回注目シーン分析はこちらをご覧ください>
https://revisio.com/blog/category/taiga

REVISIOでは、視聴者のテレビへ目線がどれだけ向けられたのか、テレビ番組では毎分、CMでは毎秒でデータを取得しております。今後も注目のテレビ番組やCMの分析を行って参ります。

【REVISIO株式会社について】
REVISIO株式会社は2022/10/1より、TVISION INSIGHTS株式会社から社名を変更いたしました。
人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計160社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリアの2,000世帯・関西エリア600世帯、地上波/MX/BSの全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。
 

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