ついに最終回!視聴者注目の”瞬間”を分析!NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第48回「報いの時」

REVISIO株式会社のプレスリリース

2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。12月18日に放送された第48回は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか?

ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るREVISIO株式会社(2022/10/1にTVISION INSIGHTSから社名を変更、所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下REVISIO)は、2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。

12月18日に放送された第48回「報いの時」は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか?テレビの視聴者の様子を、1分毎の「REVISIO推定視聴率」と、「テレビの前にいる人のうち、テレビ画面に視線を向けていた人の割合=注目度※」のグラフで見てみました。
 

※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。

『鎌倉殿の13人』毎分の注視データで見る、視聴者が注目したシーンとは?

第48回は、ついに承久の乱が始まり、幕府軍が勝利します。鎌倉では義時(小栗旬さん)がのえ(菊地凛子さん)に毒をもられ、のち生涯を終えるという回でした。

反目する北条義時を討ち取るため、義時追討の宣旨を出し、兵を挙げた後鳥羽上皇(尾上松也さん)。これに対し、政子(小池栄子さん)の言葉で奮起し、徹底抗戦を選んだ幕府は、大江広元(栗原英雄さん)や三善康信(小林隆さん)の忠言を聞き入れて速やかに京へ派兵することを決断します。泰時(坂口健太郎さん)、平盛綱(きづきさん)らが先発隊として向かい、時房(瀬戸康史さん)らが続きます。そんな中、三浦義村(山本耕史さん)は弟・胤義(岸田タツヤさん)と、、、というストーリーでした。

ツイッターの日本トレンドに「鎌倉殿最終回」などいくつか関連した言葉がランクインしました。ツイートには「ベストオブベスト大河」、「今までの報いが詰まった壮絶な最期だった」、「全話完走した大河ドラマは久しぶりだった ラストまですごい作品」、「三谷幸喜氏に感謝です」、「終わってほしくない」など称賛の声が多く上がりました。また義時が自分が殺していった13人の名前を挙げるとまさかのタイトル回収に「そういう意味?」、「そっちだったの!?」、「三谷さんすごい」などの声が上がりました。

毎分での注目度と推定世帯視聴率の推移

最も注目されたのは、20時49分で、注目度は82.1%でした。痛みに苦しむ義時と政子が話をしているシーンです。義時は頼朝(大泉洋さん)が亡き後に、殺してきた者たちの名前を挙げていきます。義時は、「それだけで13人もいるのだから顔も悪くなる」と話します。すると政子は「どうして病で死んだはずの頼家(金子大地さん)が13入に入っているのか?」と問うあたりまででした。
物語もクライマックスで、注目されました。加えて、SNSでも話題になったように、義時が殺してきた13人とタイトルの13人とが一致し、鎌倉殿を支えた13人だけではない意味があったことで注目が集まったものと考えられます。

二番目に注目されたのは、20時31分で、注目度は81.1%でした。義時がのえに毒を盛られたことを話すシーンです。床に着いている義時がお前が盛ったのだろうと問い詰めると、のえは開き直ったようにあっさり認めます。義時が、「そんなに政村(新原泰佑さん)に家督を継がせたいのか?」と聞くと、のえは冷たい表情で「あたりまえでしょ」と答えます。
義時がどのような最期を迎えるかに関心が集まっており、放送前からのえが毒殺するという予想が上がっていました。静かなシーンでしたがのえが毒を盛ったことが判明したシーンだった為、注目が集まったと考えられます。

注目度が一番低かったシーンは20時01分で、68.6%でした。吾妻鏡を読んでいる徳川家康(松本潤さん)がお茶をこぼした後にオープニングが始まります。その後義村と長沼宗政(清水伸さん)が今後の行方について、今は御家人のやる気が盛り上がっているが本気で上皇様と戦う気があるのかどうかを話し合うシーンまででした。
最初に次回大河ドラマの主役を務める松本潤さんが、サプライズ出演をしたあたりまでは注目度が高かったのですが、オープニングが始まるといつものように注目度が下がりました。

※2021年の年間の、プライム帯(19‐23時)におけるドラマジャンルの平均注目度は63%

<過去放送回の「鎌倉殿の13人」各回注目シーン分析はこちらをご覧ください>
https://revisio.com/blog/category/taiga

REVISIOでは、視聴者のテレビへ目線がどれだけ向けられたのか、テレビ番組では毎分、CMでは毎秒でデータを取得しております。今後も注目のテレビ番組やCMの分析を行って参ります。

【REVISIO株式会社について】
REVISIO株式会社は2022/10/1より、TVISION INSIGHTS株式会社から社名を変更いたしました。
人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計160社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリアの2,000世帯・関西エリア600世帯、地上波/MX/BSの全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。

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