文化庁のプレスリリース
豊かな情趣に彩られた日本の伝統音楽。第一線で活躍する邦楽の演奏者が特別ゲストと座談する本シリーズの第3回目は、編集工学者・著述家の松岡正剛さんを迎えてお送りします。日本の歌や語りの特色について、日本の歴史文化の視点も交えながらたずねます。
「初代国立劇場さよなら公演」のシリーズの一つとして、邦楽の演奏で歴史の多彩な時代相をお楽しみいただく〈邦楽名曲選〉。来る1月28日(土)に「邦楽名曲選Ⅲ 江戸~明治」を上演いたします。本公演に関連し、出演者とゲストが登壇する特別座談会の第3弾を開催いたします。
日本の文芸を豊かな音楽で歌い語ることの特色について、貴重な芸談や生活風俗をめぐる話題も交えながら紐解いていきます。
登壇者には、幅広い分野に造詣の深い、編集工学者で著述家の松岡正剛さんをゲストに迎え、邦楽の第一線で活躍する薩摩琵琶の須田誠舟さん、端唄の本條秀太郎さん、箏曲の米川敏子さんとともにお送りします。
是非お聴き逃しなく!
【配信概要】
配信日時:
2023年1月6日(金) 10:00~
登壇者:
松岡正剛(編集工学家・著述家)
須田誠舟(薩摩琵琶奏者)
本條秀太郎(端唄・俚奏楽奏者)
米川敏子(筝曲家)
視聴方法:
ミレール https://mirail.video/title/4930050
視聴料金:
500円
視聴可能期間:
1月6日(金) 10:00 ~ 2月14日(火) 23:59
プレスリリースはこちらから
https://prtimes.jp/a/?f=d47048-20230104-9a510d7f12be2d59e54f38d57a1b3630.pdf
プロフィール
〇松岡 正剛(まつおか せいごう)
編集工学研究所所長、イシス編集学校校長、角川武蔵野ミュージアム館長。1970年代にオブジェマガジン「遊」を創刊。80年代に「編集工学」を提唱し、編集工学研究所を創立。その後、日本文化、芸術、生命科学、システム工学など多方面におよぶ研究を情報文化技術に応用しメディアやイベントを多数プロデュース。2000年「千夜千冊」の連載を開始。同年、「イシス編集学校」をネット上に開講し、編集術とともに世界読書術を広く伝授している。著書に『知の編集工学』『フラジャイル』『日本文化の核心』『うたかたの国』ほか多数。
〇須田 誠舟(すだ せいしゅう)
薩摩琵琶奏者。辻靖剛に師事し、薩摩琵琶の指導を受ける。のちに、金田一春彦に師事し、平曲の指導を受ける。古典を重んじた力強い演奏に定評があり、琵琶界の第一人者として国内外で活躍する。日本琵琶楽協会主催「日本琵琶楽コンクール」で優勝。文部大臣奨励賞を受賞。NHK大河ドラマ「北条時宗」「武蔵」などで琵琶指導にあたる。歌舞伎公演や現代演劇などで音楽担当もつとめる。文化庁交流使節として海外諸国でも演奏する。日本琵琶楽協会理事長。
〇本條 秀太郎(ほんじょう ひでたろう)
三味線演奏家。1971年に本條流を創流。古典・民族音楽を礎に、現代に生まれた伝統的三味線音楽の楽派「俚奏楽」を発表。端唄、民謡、民俗芸能の採譜・発掘、新作端唄も多数作曲。CD制作や海外での演奏活動も精力的に行っている。1968年よりNHK大河ドラマ「龍馬伝」「八重の桜」等の邦楽指導。1997年シアトル・ロサンゼルスにて日本舞踊アメリカ公演「俚奏楽 俊寛」を作曲・演奏。2008-2013年演劇界の鬼才サイモン・マクバーニー演出「春琴」に参加、ロンドン・パリ・ニューヨーク・東京公演等に出演。2018年、ニューヨークのジャパン・ソサエティーにて演奏。著書に『本條秀太郎 三味線語り』(淡交社)。2007年紫綬褒章受章。
〇米川 敏子(よねかわ としこ)
生田流箏曲家。幼少より、人間国宝である母・初代米川敏子から生田流箏曲、地歌三絃の指導を受け、古典の基礎を身につける。その後、作曲の基礎を乗松明広に師事して作曲にも意欲を示し、また海外の公演にも積極的に参加、その芸域を広げた。近年は、自らのリサイタルの開催とともにグループ「新しい風」のメンバーとしても積極的に活躍。また、創邦21理事長として創作にも力を入れ、作品数は70曲に及び、箏曲という枠をこえた活動も注目されている。2011年紫綬褒章受章、2015年日本芸術院賞受賞。
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初代国立劇場さよなら公演
1月邦楽公演
邦楽名曲選Ⅲ 江戸~明治
長唄 元禄風花見踊
唄=杵屋和吉・東音味見純・杵屋正一郎・杵屋勝四助
三味線=杵屋勝松・杵屋勝一郎・杵屋裕太郎・杵屋勝国毅
笛=福原徹
小鼓=福原百之助・福原遊馬
大鼓=望月左太寿郎
太鼓=望月正浩
新内節 不心底闇鮑 -不心中-
浄瑠璃=新内多賀太夫
三味線=鶴賀㐂代寿郎
上調子=新内仲之介
地歌 四つの民
箏=福田栄香
三絃=藤井泰和
尺八=青木鈴慕
薩摩琵琶 彰義隊
琵琶=須田誠舟
端唄 わがもの ほか
唄=栄芝
三味線=本條秀太郎 ほか
箏曲 明治松竹梅
箏替手=米川敏子
箏本手=深海さとみ
尺八=善養寺惠介
令和4年度日本博主催・共催型プロジェクト
主催=独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
※字幕あり
※休憩あり
【公演詳細】
令和5年1月28日(土) 午後4時30分開演(午後7時20分終演予定)
【場所】
国立劇場 小劇場(〒102-8656 千代田区隼町4-1)
【料金】
全席指定 5,000円
(学生3,500円)[いずれも税込]
※障害者の方は2割引です。(他の割引との併用不可)
※車椅子用スペースがございます。
チケットのお求めは
国立劇場チケットセンター 0570-07-9900
https://ticket.ntj.jac.go.jp/
プレスリリースはこちらから
https://prtimes.jp/a/?f=d47048-20230104-9a510d7f12be2d59e54f38d57a1b3630.pdf
国立劇場について
日本の伝統芸能の保存及び振興を目的として昭和41年(1966)に開場。外観は奈良の正倉院の校倉造りを模している。大劇場・小劇場・演芸場・伝統芸能情報館を備え、多種多様な日本の伝統芸能を鑑賞できる。初心者や外国人を対象とした解説付きの鑑賞教室も開催している。
所在地:東京都千代田区隼町4-1
03-3265-7411(代表)
https://www.ntj.jac.go.jp/