「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチームのプレスリリース
この度、警察庁特別防犯対策監の杉良太郎氏が、大分県警察本部を訪問しました。大分県内でも被害額が前年よりも増加していることを受けて、杉対策監は、「“自分は騙されないから大丈夫”が一番危険です!」と、県民へ向けて呼び掛けました。
- イベントレポート
■杉対策監「電話でお金の話をしない、話を聞かないことが大切です。」
県警内で行われた記者会見の中で杉対策監は、「特殊詐欺の被害に遭わないためには、まず詐欺を認識・理解してください。現在起きている詐欺は、非常に巧妙な手口がたくさんあります。まず、知らない人からの電話でお金の話が出たら、必ず詐欺を疑う。そして、長く話を聞かないようにすることが大切です。話を長く聞くことで犯人はうまく引き込んでくるので、怪しいと思ったらすぐに電話を切って、必ず家族や警察に相談してください。」と、有効な対策について伝えました。
続けて、杉対策監は、「若い世代が受け子・出し子として特殊詐欺に加担するケースも増加しています。SNS等で高額バイトとして募集しているケースも多く、簡単に大金が手に入るという軽い気持ちで詐欺に加担してしまいます。大金はそんな簡単に手に入りません。さらには軽い気持ちで詐欺に加担すると、犯人グループから抜け出せなくなることもしっかりと覚えておいてください。」と、述べました。
また、当日開催された特殊詐欺撲滅共同宣言式に出席した杉対策監は、金融機関等の関係機関に向けて、「特殊詐欺被害防止活動にご尽力いただき、とても感謝しています。特殊詐欺は根が深く、手口も多種多様になっています。全国の警察官一丸となって対策に取り組んでいますが、それでも撲滅が難しい状況です。詐欺を撲滅するために、引き続き関係機関の皆さんの力をお貸しください。よろしくお願いします。」と、感謝を述べつつ、詐欺撲滅への協力を引き続き求めました。
- 開催概要
■催事名 :大分県警察本部訪問
■実施日 :2022年12月21日(水)
■実施会場:大分県警察本部
■出席者 :警察庁 特別防犯対策監 杉 良太郎 氏