ふかわりょう「フィルムを剥がす感触が残っている」 カセットテープとともにあった80年代を語る

株式会社文化放送のプレスリリース

文化放送は2月14日から15日にかけて、80年代当時を知る世代にもリアルタイムでは知らない世代にも、80年代音楽の魅力を新たに発見してもらい好きな音楽の世界を広げてもらう目的で、特番「好きをつなげる Dear 80s」を放送しました。2日目となる15日はふかわりょうがパーソナリティーを務め、「好きをつなげる ふかわりょうのDear 80s」として80年代の「女性楽曲」をテーマにお届けしました。

ふかわりょう:「80年代、何歳ごろでしたか? 私は6歳から16歳という、非常に多感な、吸収率の高い時期、たくさんの音を浴びました。いま思うと、そのころに出会った音でほぼ人生が彩られている、といっても過言ではないぐらい、心の奥底までしみ込んだんじゃないかと思います。
 
80s特集で女性に絞るというのは非常に酷だったんですけど(笑)、結果的には助かりました。というのもその縛りがないと、絞り切れない! 結果的には女性限定でよかったんじゃないでしょうか」

番組前半は洋楽、後半は邦楽をメインに、という構成だった。ふかわは楽曲の合間に、80年代当時の自身や、音楽に関する思い出を語った。ここで一部を抜粋しよう。音楽にのめり込むきっかけは、兄の影響だったという。

ふかわ:「兄貴がね、カセットテープをいっぱい作っていたんですよ。曲名も書いて、一生懸命こさえたカセットテープのライブラリーをこっそり聴くという(笑)。兄、二人いるんですよ。ともに音楽に関心の強いタイプだったので、その影響もあって」

番組では80年代の出来事や流行も紹介した。それを受けてふかわも当時のエピソードを明かす。

ふかわ「なめ猫ブームが81年! 『なめんなよ!』ってありましたね。『死ぬまで有効』という免許証みたいなのもあったけど、ツッパリブームの影響も受けたのかな? 横浜銀蝿とかね。ツッパリブームは節目、節目でありますけど。

(当時は)貸しレコード店が巷にあふれたと。地元にもありましたね。レコードやCDからカセットにダビングする、ということが普及した時代だとも思います。カセットテープに録音するというのは、レベル調整しなきゃいけないし、ある程度マニュアル管理するところがある。

A面・B面のペース配分間違えると、A面が途中で終わっていたとか(笑)。基本、上書きだから、『カラなのかな?』と思って上書きしてみたら、終わったあとに謎の曲が入っている(笑)。前にダビングした形跡が残っているとかね。アナログらしいところがありました。『これ自分が録音していないのにな』っていう出会い方もしました。

レコードの扱いはけっこうデリケートでした。カセットテープもね。ノーマルポジション、ハイポジション……メタルテープというのは手が届かなかった。いまだに、カセットテープを買ってフィルムを剥がすときのあの感触というのは残っていますね」

【オンエア曲リスト】
「Girls Just Want To Have Fun」/Cyndi Lauper(シンディ・ローパー)
「99 Red Balloons」(ロックバルーンは99)/Nena(ネーナ)
「I’m in the Mood for Dancing」(ダンシング・シスター)/The Nolans(ノーランズ)
「Eternal Flame」(胸いっぱいの愛)/The Bangles(バングルス)
「Manic Monday」/The Bangles(バングルス)
「Call Me」/Blondie(ブロンディ)
「Heart Of Glass」/Blondie(ブロンディ)
「Karma Chameleon」(カーマは気まぐれ)/Culture Club(カルチャー・クラブ)
「Material Girl」/Madonna(マドンナ)
「Heaven Is a Place on Earth」/Belinda Carlisle(ベリンダ・カーライル)
「Can’t Take My Eyes Off You」(君の瞳に恋してる)/Boys Town Gang(ボーイズ・タウン・ギャング)

「なんてったってアイドル」/小泉今日子
「Diamonds」/プリンセス プリンセス
「フレンズ」/レベッカ
「My Revolution」/渡辺美里
「Oneway Generation」/本田美奈子
「悲しみがとまらない」/杏里
「愛が止まらない」/Wink
「待つわ」/あみん
「じゃあね」/おニャン子クラブ
「Time After Time」/Cyndi Lauper(シンディ・ローパー)
 
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