「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチームのプレスリリース
この度、特別防犯対策監の杉良太郎氏が、特殊詐欺撲滅のため、沖縄県を訪問しました。現場の声を聞くため、沖縄県を含む全国47都道府県の警察本部を訪問した杉対策監は、「“自分は詐欺被害に遭わない”という考えは危険です！」と、全国で相次ぐ特殊詐欺被害の原因である“気持ちの緩み”に喝を入れました。
- イベントレポート
■沖縄県知事の玉城デニー氏に特殊詐欺対策を呼び掛け
沖縄県庁を訪問した杉対策監は、沖縄県知事の玉城デニー氏と対談しました。玉城知事に対して、杉対策監は「沖縄県のみならず、全国の未成年者が、『高収入のバイトだ』と誘われて特殊詐欺に加担するケースが増加しています。一度、特殊詐欺に加担してしまうと抜け出すことはできないということを、もっと周知する必要がありますので、沖縄県民全体への呼び掛けをお願いします。」と伝えました。
それに対して、玉城知事は「沖縄県は守礼の国と言われています。その名の通り、今回、杉対策官からいただいたお言葉を重んじつつ、沖縄県民一人一人を特殊詐欺から守れるよう、今やるべき対策を県警察と共に徹底していきたいと思います。」と特殊詐欺対策への意欲を示しました。
■47都道府県警察本部訪問の成果と課題について言及
警察本部を訪問した杉対策監は、特殊詐欺対策について、「沖縄県は、特殊詐欺の認知件数や被害額が他県と比べて少ないですが、特殊詐欺に騙されるなんて恥ずかしい、家族にどれだけお金を貯めていたかを知られたくない、といった思いで警察や家族に相談しない人が多いです。自分や家族の財産を守るために、沖縄県民同士が声を掛け合い、徹底的に詐欺を防止してほしいです。また、未成年者が特殊詐欺に加担するケースも増加しています。安易にお金が儲かる仕事は絶対にないこと、一度詐欺に加担してしまうと簡単に抜け出せないことをしっかり理解してもらいたいです。」と述べました。
また、47都道府県の警察本部全てを視察した成果と課題について聞かれた杉対策監は、「成果としては、全国の警察官に特殊詐欺の対策として、徹底した職務質問の実施を呼び掛けられたこと。また、警察と関係団体等が協力して、特殊詐欺の被害件数が減少した地域が出てきたことが挙げられます。これらは今後も継続しつつ、課題としては、ATMでお金が返ってくることはないにも関わらず、特殊詐欺の犯人の言葉を信じてATMに行ってしまったり、知らない人からの着信を怪しいと思っても電話に出てしまう人がまだたくさんいます。このような状況を打破するために、家族や友人等からの声掛け、防犯機能付き電話機の設置を推進していきたいです。」と、今後の対策についても語りました。
■沖縄県の高齢者ダンスチームと対談
県警本部訪問の翌日、沖縄県嘉手納町総合福祉センターを訪問した杉対策監は、同町を拠点に活動している高齢者ダンスチーム「嘉手納シニアヒップホップクルー」 と対談を行いました。杉対策監は、対談の中で、特殊詐欺の被害者の多くは65歳以上の高齢者であることから、電話で知らない人からお金の話があれば絶対に詐欺であると思って家族や警察に相談するよう、今だからこそ必要な特殊詐欺の対策を呼び掛けました。
- 開催概要
<催事①>
■催事名 ： 沖縄県訪問
■実施日 ：2023年2月13日（月）
■実施会場 ：沖縄県庁
■出席者 ：特別防犯対策監 杉 良太郎 氏
沖縄県知事 玉城 デニー 氏
沖縄県警察本部長 鎌谷 陽之氏
<催事②>
■催事名 ：沖縄県警察本部訪問
■実施日 ：2023年2月13日（月）
■実施会場 ：沖縄県警察本部
■出席者 ：特別防犯対策監 杉 良太郎 氏
<催事③>
■催事名 ：杉良太郎特別防犯対策監 沖縄県嘉手納町総合福祉センター訪問
■実施日 ：2023年2月14日（火）
■実施会場 ：沖縄県嘉手納町総合福祉センター
■出席者 ：特別防犯対策監 杉 良太郎 氏 嘉手納シニアヒップホップクルー 19名