Symphonic Seeds Project for Okinawa。琉球交響楽団が出演する2つのコンサートを5月6日(土)那覇文化芸術芸術劇場なはーとで開催決定。

阪急阪神ホールディングス株式会社のプレスリリース

ビルボードジャパン(株式会社阪神コンテンツリンク)と琉球交響楽団は、5月6日に那覇文化芸術劇場なはーと小劇場にて、「0歳児からのコンサート」および「ワンコインコンサート」の両公演を開催することを発表した。

本公演はビルボードクラシックスと指揮者・大友直人によって立ち上げられた沖縄にクラシック音楽の魅力を伝えるためのプロジェクト「Symphonic Seeds Project for Okinawa」の一環。今回発表された2公演は、琉球交響楽団の演奏を気軽に体験してもらうとともに、次世代を担う子どもたちにもその楽しさを感じてもらうことを目的に企画されたもの。
「0歳児からのコンサート」は普段クラシック公演に足を運ぶことが難しい未就学児童やその家族にもクラシック音楽を聴く機会をつくることがねらい。また、「ワンコインコンサート」はオーケストラをより身近に感じてもらうためのコンサートで、プログラムにはクラシック音楽に馴染みのない観客にも親しみやすい映画音楽や、6月に琉球交響楽団とのオーケストラ公演を予定している玉置浩二のインストゥルメンタル作品といったポピュラーソングのアレンジなど、気軽に聴くことのできるプログラムが予定されている。
「0歳児からのコンサート」の入場は無料(要整理券)。「ワンコインコンサート」は500円のチケットを販売する。整理券・チケットは3月15日(水)10時受付開始。

【公演情報】
■公演名:
Symphonic Seeds Project for Okinawa
(1)「0歳児からのコンサート」
(2)「ワンコインコンサート」

■開催日時・会場:
2023年5月6日(土)那覇文化芸術劇場なはーと 小劇場(沖縄県那覇市久茂地3丁目26-27)
(1)「0歳児からのコンサート」開演11:00
※楽器づくり体験(10:00~10:30)
公演中、体験会場で作った楽器を使って演奏に参加できるコーナーがあります。
(2)「ワンコインコンサート」開演14:00

■出演:直井大輔(指揮)、琉球交響楽団室内オーケストラ

■主催:ビルボードジャパン(株式会社阪神コンテンツリンク)、特定非営利活動法人 琉球交響楽団、那覇市

【チケット・整理券情報】※3月15日(水)10時より受付開始
(1)「0歳児からのコンサート」入場無料(要整理券/全席自由)
(2)「ワンコインコンサート」500円(税込/全席自由)※未就学児入場不可

■チケット取扱いプレイガイド:teket(テケト) https://teket.jp/ ※「琉球交響楽団」で検索

【注意事項・お願い】
※この日は玉置浩二の出演はございません。
※演奏曲目は変更となる場合がございます。
※この事業は令和5年2月那覇市議会で予算の議決が延期又は否決された場合は、事業を延期又は中止する場合があります。
[来館にあたってのお願い]ご来場前に、なはーとWEBサイトにて「那覇文化芸術劇場なはーとにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を必ずご確認ください。

【本公演に関するお問い合わせ】
琉球交響楽団(平日10:00-17:00)
090-9783-7645 ryukyu.sym@gmail.com
https://ryukyusymphony.org/contact/

ビルボードクラシックス

ロック・ポップス界の実力派ボーカリストとクラシックス音楽界のマエストロが指揮する管弦楽団がコラボレーションするオーケストラコンサート。2022年に10周年の節目を迎え、全国の音楽専用ホール等でこれまでに300公演以上開催している。
(公式サイト https://billboard-cc.com/classics/
 

琉球交響楽団プロフィール
NHK交響楽団で首席トランペット奏者を務めた祖堅方正が1990年に沖縄県立芸術大学教授に就任し、郷里で教鞭をとることになったことからはじまる。沖縄では実力の高い奏者でもプロとして活動するための受け皿がなく、卒業後は他の都道府県に出ていかざるを得ないことを憂いた祖堅は、沖縄にプロのオーケストラを立ち上げたいという思いを募らせ、2001年に琉球交響楽団が創設された。
「豊かな音楽文化が息づく平和な世の中づくり」をミッションにかかげ、定期演奏会のほか、小・中・高校での音楽鑑賞会、第3回、第4回世界のウチナーンチュ大会、沖縄本土復帰30周年、40周年、第46回米州開発銀行(IDB)総会など、政府や沖縄県からの依頼による演奏も多数行っている。また、より身近にクラシック音楽を楽しんでもらうために、2015年より「0歳児からのコンサート」「オーケストラで紡ぐ沖縄民話絵本の読み聞かせ」を開催、好評のシリーズとなっている。
2020年にはセカンドアルバム「沖縄交響歳時記(作曲:萩森英明)」をリリース。2021年3月に創立20周年を迎え、6月にはサントリーホールにて初となる東京公演を開催。県民に親しみ愛され、国際色豊かな沖縄県の顔となる交響楽団を目指し活動している。

琉球交響楽団が抱える問題
2021年10月、那覇市中心部に新しい複合文化施設「那覇文化芸術劇場 なはーと」が開館するなど、新たな動きが見える沖縄のクラシック音楽界であるが、依然として様々な課題も抱えている。
沖縄で活動を続けるプロオーケストラである琉球交響楽団には42人の楽団員が在籍しているが、定期公演のプログラムに必要な2管編成には人数が足りず、沖縄県外からもエキストラ奏者を招く必要があるため費用がかさんでいる。また定期公演以外では20人程度の編成で演奏するのがやっとという現状。一方で貴重な収入源だった学校公演もコロナ禍で減少し、人材的にも経済的にも厳しい状況が続いている。
楽団の発足から20年が経過したが、団員数も近年横ばいで、新たなファンと若い演奏家を育てていく取組みが急務となっている。しかし先述の理由から、沖縄県内で実施される大編成でのオーケストラ公演の数は潤沢とは言えず、琉響の演奏を聴き、活動を知る機会も限られている。また、多くの島々から構成されている沖縄県という地域の特性上、県内全域に演奏を届けるということだけでも、他都道府県と比べて多大な費用をかけて行わなければならない。フルオーケストラの演奏を聴ける機会を増やすとともに、琉響の活動ならびにオーケストラ文化を県内により広く認知してもらうために、離島を含む県内各地での演奏活動や学校公演など、琉球交響楽団が行っているアウトリーチ活動を支援する仕組みが必要である。

ビルボードジャパン https://www.billboard-japan.com/

発行元:阪急阪神ホールディングス
    大阪市北区芝田1-16-1

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