遠藤周作・生誕100周年 音楽座ミュージカル「泣かないで」上演

株式会社ヒューマンデザインのプレスリリース

舞台芸術創造事業、人財開発研修事業を行う株式会社ヒューマンデザイン(本社:東京都千代田区六番町、代表取締役:相川タロー、以下ヒューマンデザイン)は2023年、遠藤周作・生誕100周年にちなみ『わたしが・棄てた・女』を原作とした音楽座ミュージカル「泣かないで」を東京他全国で上演します。

 「日本のミュージカルもここまで来たのか」
  ー1994年、音楽座ミュージカル「泣かないで」の初演を観劇した原作者の遠藤周作氏が産経新聞に書かれた言葉です(花時計「日本のミュージカルの進展」 遠藤周作/産経新聞1994年5月11日(水)掲載)。昨年、原作者による未発表の戯曲版『わたしが・棄てた・女』が『小説新潮』に掲載された際も、弟子の加藤宗哉氏による文章に観劇時の様子が触れられています。

 「ミュージカルの終盤、先生がごそごそと座席で動きはじめ、まもなく隣の夫人にハンカチを求めた。眼鏡をはずし、両眼を拭う。劇中、森田ミツの誤診が判明して同室の患者に別れを告げる場である。先生の体の動きはやまず、5分以上も続いたろうか、やがてミツが東京行の汽車には乗らず病院へ戻ってくると、こんどは私の体を肘で突ついた。貸してくれんか、ハンカチ……どうやら先の一枚はぐしょぐしょになったらしい。差しだすと、弁解する先生の声が聞こえた。……自分の作品でこんなに泣くとは、思わんかった(『小説新潮』 2022年2月号 戯曲版『わたしが・棄てた・女』の価値ー加藤宗哉氏著より抜粋)」
 重厚なテーマをもつ小説をダンスミュージカルとして舞台化し、音楽座ミュージカルの中でも特に演劇賞を多く受賞している本作品は、原作者から高い評価をいただいたのみならず、ファンの皆様からもたくさんの再演希望の声をいただいてきました。
  今回は原作者の生誕100周年を記念し、遠藤周作氏と縁が深い音楽座ミュージカルのホームタウン・東京都町田市ほか全国各地での上演を予定しています。
 一般発売は4月8日(土)から。これに先駆けて3月11日(土)から音楽座ミュージカルの公式ファンクラブ・音楽座メイト会員に向けての先行販売を行います。
 

 

音楽座ミュージカル「泣かないで」 原作:遠藤周作『わたしが・棄てた・女』
 

 

 

<公演概要>
■ホームタウン公演 町田市民ホール(東京都町田市森野 2-2-36)
2023年 6月9日(金)18:30開演/6月10日(土)13:00開演 18:00開演/6月11日(日)13:00開演
チケット料金:SS席 11,000円/S席 8,800円/U-25席 5,500円
◎U-25席
・観劇当日25歳以下の方に限ります。
・2名様以上の場合、連番でご用意できない場合がございます。
・チケットは当日引換券となります。
・予定枚数に達し次第販売を終了いたします。

■大阪公演 オリックス劇場(大阪市西区新町1-14-15)
2023年6月13日(火)18:00開演 チケット料金:S席 8,800円
 

 

 

■名古屋公演 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール(名古屋市中区金山1-5-1)
2023年6月21日(水)18:00開演 チケット料金:S席 8,800円

<チケット発売>
音楽座メイト先行販売 3月11日(土)12:00〜3月25日(土)23:55
一般発売 4月8日(土)10:00〜

カンフェティ http://www.confetti-web.com/nakanaide
イープラス https://eplus.jp/nakanaide/
チケットぴあ http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2300603
・Pコード:517278・興行コード:2300603

<CREATIVE>
原作:遠藤周作『わたしが・棄てた・女』

オリジナルプロダクション総指揮:相川レイ子
脚本:相川タロー・ワームホールプロジェクト
演出:ワームホールプロジェクト
振付:杏奈・ワームホールプロジェクト
音楽:井上ヨシマサ・金子浩介・高田浩
美術:伊藤雅子 衣裳:原まさみ ヘアメイク:川村和枝
照明:塚本悟 音響:小幡亨 音楽監督:高田浩 歌唱指導:桑原英明
メインビジュアル:ニコラ・ド・クレシー ロゴデザイン:高橋信雅
 

以前の舞台写真より以前の舞台写真より

■音楽座ミュージカルについて Webサイト:http://www.ongakuza-musical.com
1987年の旗揚げから現在に至るまで、一貫したテーマのオリジナルミュージカルを創り続けています。それぞれの作品は「生きる」ことの根源を問いかける精神性とオリジナリティを高く評価され、文化庁芸術祭賞、紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞など多くの演劇賞を受賞しています。
 

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