きょうだいの日(4月10日)に先駆けて、障がい者のきょうだいが主役の短編映画を3月21日よりオンライン販売開始

BP&Co.株式会社のプレスリリース

きょうだい映画製作委員会(幹事会社:BP&Co.株式会社、ビーピーアンドコー、本社:東京都港区、代表取締役:三間瞳、以下、「きょうだい映画製作委員会」)は、4月10日「きょうだいの日」に先駆けて、短編映画『ふたり~あなたという光~』(2021年制作)の、オンライン一般販売を開始します。https://vimeo.com/ondemand/siblings2021

障害や疾患、難病などがある人の兄弟や姉妹のことをひらがなで「きょうだい児」または「きょうだい」といいます。アメリカでは、4月10日が「Sibling Day(シブリングデー、きょうだいの日)」と制定されています。「父の日」や「母の日」と同じように自分の兄弟姉妹に思いを馳せ、感謝を伝えたり祝ったりする大きな記念日となっています。日本では、きょうだい児支援を行うNPO法人しぶたねを中心に記念日の制定に向けた働きかけがあり、2019年に公式な記念日となりました。

■知られざる“きょうだい”の葛藤や悩み
「きょうだい」は、世話や介助をしてきたかどうかや年齢に関わらず、障害や疾患のある兄弟姉妹を持つ人を指しています。日本では近年、障害や疾患のある親や祖父母、兄弟や姉妹の世話や介助をする18歳未満の子どもたちを指す「ヤングケアラー」に関する報道や「ヤングケアラー」を題材にしたテレビドラマが増えたことで、ヤングケアラーの認知が急速に拡大していますが、「きょうだい」もまた、ヤングケアラーの課題と同様、障がい者本人や親の悩みが多く取り上げられる影で、本人たちがSOSの声を上げない場合が多い、葛藤している自覚がないなどの理由から、あまり知られない存在です。
 きょうだい映画製作委員会代表であり、映画プロデューサーの三間は、自身の「きょうだい」としての体験を元に、『ふたり〜あなたという光〜』を製作しました。映画の中では、大人になった「きょうだい」が結婚を機に直面する課題を描いていますが、主人公が自分の人生を見つめ直し、自分らしい人生への一歩を歩みだす姿が、「きょうだい」のみならず多くの視聴者に評価されています。

​■社会派映画として国内外14もの映画祭で入賞/うち3つのグランプリを獲得した話題作が遂に一般公開へ
 

そうした社会課題に斬りこんだエンターテイメントとして、神戸インディペンデント映画祭2021グランプリ受賞、JAPAN FILM FESTIVAL LOS ANGELS2022 BEST Short+ AWARD受賞他、合計で14の映画祭で入賞するなど快挙を遂げた本作品が、これまで自主上映会を開催してくださる方による上映会での視聴しか機会がなかったところ、遂に2023年3月21日より一般公開され、24時間500円での視聴が可能となります。なお、同時に、英語字幕版・日本語字幕版・字幕/音声ガイド付き版など、バリアフリー対応版も視聴可能となります。

■「きょうだい」への理解や支援が手薄な状況は世界共通の課題
障がい者の“家族”への支援は、程度の差こそあれ、世界各国で行われています。ただ、それは、障がい者の“親”への支援を指す場合が多く、実は親よりも年齢が近く、共に成長し生きる時代を同じくする障がい者の“きょうだい”がどんな悩みや葛藤を抱え、どんな支援を必要としているかについては、どんな国においても盲点となっているのではないか、という課題意識があります。特に、親亡き後の「きょうだい」への負担は、知られざる課題となっており、それが、本作でも描いている、「きょうだい」が結婚へ踏み切ることの恐れにつながっています。「障がい者の家族が、障がい者をケアをするのが当たり前」という社会の風潮や意識を変えていく必要があることは、昨今の「ヤングケアラー」への対策と同じ課題です。本作の視聴が、「きょうだい」についての理解の深まりと、誰もが自分らしく生きる社会への実現を考えるキッカケとなることを願ってやみません。


【きょうだい映画『ふたり〜あなたという光〜』の販売ページこちら】
https://vimeo.com/ondemand/siblings2021

【団体概要】
社名:きょうだい映画製作委員会(幹事会社:BP&Co.株式会社)
代表:三間 瞳
公式ホームページ : https://www.movie-of-siblings.com/
Twitter:https://twitter.com/futari_movie

 

きょうだい映画製作委員会(幹事会社:BP&Co.株式会社) 代表 三間 瞳
誰もが情熱を解き放つ社会を創るために、人々の情熱を抑え込む要因となるだろう「マジョリティとマイノリティの分断」をなくすべく、マイノリティに光を当てる映画製作に携わる。重そう・深刻そう・暗そうの3大苦なイメージのある貧困/差別偏見/紛争などの社会課題にある“取っ付きづらさ”を、映像とストーリーで観る人に疑似体験させる映画で、どこまで無関心層を振り向かせられるかへ挑戦中。これまでにプロデュースした作品は、数々の映画祭でノミネートされるほか、YouTube公開作品は28万回以上再生を突破。
 

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