公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団のプレスリリース
アーツコミッション・ヨコハマ(略称:ACY、運営:公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)では、2023年度の助成プログラムの募集を開始します。2016年度から続けてきたアーティストのキャリア形成を支援するアーティスト・フェローシップ助成を発展させたプログラムとなります。
本プログラムは、アーティストの活動場所として横浜の各地域の可能性を探る試みです。アーティストは、必要な資金やネットワーク、新しい表現や活動の場所の獲得を通して自身のキャリアアップを目指します。また、ACYは人を惹きつける新たな価値創造を目指して、横浜各地の文化の多層化と複合化に取り組みます。
日々新しい表現を追求し、構想を磨き、創作活動にはげむアーティストを対象とします。地域に開いたユニークな活動をするコミュニティ拠点に、自らの表現を追求するアーティストが入りこむことで起きる予測不可能な化学反応を期待します。
申請方法など、ご不明な点についてはお気軽にご相談ください。
- 概要
○対象となる方
趣旨にある活動を行い、かつ、以下の条件をすべて満たすアーティスト個人
・美術、舞台芸術の分野において活動するアーティスト
・過去のACYによる助成プログラムにおいて、申請者として採択されたことがないこと
○ご提案いただく内容
下記を含むキャリアアップにつながるリサーチや滞在制作、作品発表等、対象期間における創作活動。
交付申請書(様式1)にてご提案ください。
①年間を通じた創作活動
②ACYが指定する横浜市内の拠点での滞在(最短6泊7日)
滞在拠点は、申請内容に応じて、ACYがマッチングを行います
③地域住民と交流する活動(公演、展覧会、ワークショップ、トークイベントなど)
滞在拠点の近隣にて実施してください。
実施にあたっては、ACYおよび滞在拠点と調整のうえ、会場を選定し、ACYが運営をサポートします
○対象となる活動期間
2023年6月1日(木)から2024年2月末日まで
○助成額
1,000,000円(定額)
・助成金支出計画書にて、使用用途を明記してください。
・交付額には、滞在拠点の施設利用料、宿泊料、地域住民と交流する活動の費用を含みます。
(助成金支出計画書では、施設利用料および宿泊料は8,000円/1日で計上してください。)
・助成期間終了後に支払関係書類(領収書や請求書等)を提出していただきます。
※使途を明記した申請書と請求書を提出することで、最大80%の前払いが可能。
(対象経費:例) 出演料、企画料、調査研究費(宿泊費・交通費含む)、作品制作にかかる資材費・機材費、滞在拠点の施設利用費、滞在拠点の宿泊費、会場使用費、印刷費、郵送費、保険料など事務費、著作権料、発表等の当日運営費、その他制作活動にあたって必要な経費として認められるもの (助成対象外経費)交際費、接待費、飲食費、諸給与、事務所維持費、生活費 |
○サポート内容
採択者へは、ACYが下記のサポートを行います。
・相談・情報提供や人材の紹介
・滞在拠点における活動の支援
・ACY HP等、財団が持つ広報ツールを活用した広報協力
・滞在の様子や展示・公演風景、レビュー等を掲載した記録冊子の作成・謹呈
- 滞在について
○想定している滞在期間
2023年8月1日(火)~2024年2月末日
上記期間中に、滞在拠点に最短6泊7日、滞在してください。
6泊7日以上の滞在を希望する場合は、連続した期間でなく、分割しての滞在も可能です。
申請書「3-1対象期間中の活動計画」に滞在希望日程を記載してください。
実際の滞在期間は採択決定後、ACY・滞在拠点と調整のうえ決定いたします。
○滞在生活
・ACYスタッフおよび滞在拠点スタッフが滞在をサポートします。
・原則、滞在拠点もしくは付近の施設にて宿泊していただきます。宿泊手配はACYが行います。
・食費は採択者の自己負担とします。(交通費は助成対象経費となります。)
・滞在期間中の保険は申請者の責任において負担・加入してください。
○滞在拠点
撮影:菅原康太
左近山アトリエ131110
https://131110.art/
大規模団地、左近山団地内ショッピングセンターの店舗を活用したアート拠点。ギャラリー・ワークショップ・カフェなど、屋外の広場とも連携し様々な活動を展開している。
撮影:渡辺篤
アートスタジオ アイムヒア
https://www.iamhere-project.org/artstudio/
アイムヒア プロジェクトと株式会社泰有社の共同運営によるオルタナティヴスペース。さまざまな展覧会/イベント/レジデンスプログラム等を実施している。
撮影:大野隆介
ARUNŌ -Yokohama Shinohara-
https://u-aruno.com/
新横浜駅近くの旧横浜篠原郵便局を活用した文化複合拠点。「未知への窓口」をコンセプトにしたシェアスペースやカフェ、ポップアップテナント等からなる施設。
撮影:堀越圭晋(エスエス)
Murasaki Penguin Project Totsuka
https://www.mpptotsuka.com/
2022年9月にオープンしたパフォーミングアーツとマルチメディアアートの新しい拠点。ダンスや演劇、音楽、映画など、さまざまな形態の作品発表が可能。
撮影:大野隆介
Co-coya
https://linktr.ee/cocoya_nakayama
空き家をリノベーションした職住一体型の地域ステーション。土壁や漆喰、草屋根など自然を感じさせる改装手法が活かされ、多種多様な活動が繰り広げられている。
- 選考について
○選考方法
専門家による書類および面談選考を行います。一次選考通過者のみ、二次選考を実施します。
一次選考:書類選考
二次選考:面談選考(2023年5月中旬を予定)※会場:産業貿易センタービル9階会議室(予定)
○審査員
3月下旬公表予定
○選考のポイント
・助成趣旨を理解した提案になっているか。
・芸術としての手法や形態、また思想や題材等、優れた発想や独自性を有しているか。
・計画および資金使途が明確であり、活動規模やスケジュールが適切か。
- 申請について
○申請期間
2023年4月26日(水) 23時59分必着
※採択者決定予定日:2023年5月下旬
○申請方法
以下の提出書類を、電子メールにて、申請アドレス( acy@yaf.or.jp )までお送りください。申請書・助成金支出計画書はACYウェブサイト( https://acy.yafjp.org/ )からダウンロードいただけます。
※メールの件名を「 ACYアーティスト・フェローシップ助成 申請」としてください。
※メール本文に①申請者名 ②電話番号を明記してください。
※メール送信後、一週間以内に事務局から返信がない場合は、必ずご連絡ください。
事務局からの返信メールがない申請は、審査いたしません。
※データサイズが大きい場合(目安として5MB以上)は、ファイル添付でなく、安全性が確保でき
るオンラインストレージ等をご活用ください。
○提出書類
①所定の申請書・助成金支出計画書(エクセル形式でご提出ください。)
②ポートフォリオ(活動内容がわかる画像を含む)
※舞台芸術分野での応募は、最近の主要な作品の映像資料1つを含む
※映像の送付は、オンラインストレージまたは動画共有サイトのリンクにて提出
※15P以内に収めること
③申請者の顔写真1点
※採択時、広報資料としても使用します。クレジットがある場合は合わせてお知らせください。(和/英併記)
④自作について新聞、雑誌、ウェブサイトなどで第三者から批評されたもの(任意提出)
※15P以内に収めること
○説明会
本プログラムについての説明会を下記日程にて開催します。
募集要項の説明や、特徴・仕組み、滞在拠点についてお話いたします
・開催日時
第1回:2023年4月6日(木)18:30~19:30
第2回:2023年4月13日(木)18:30~19:30
・開催方法
Zoomミーティングによるオンライン開催を予定しています。
・申込方法
申込フォーム( https://forms.gle/2TEY5zvfshfzBXS76 )よりお申込みください。