《パリ・オペラ座バレエ シネマ フェスティバル》YEBISU GARDEN CINEMAにて明日3/24から再開。追加上映作品が決定!

カルチャヴィル合同会社のプレスリリース

3/24より『眠れる森の美女』の上映で再開されるYEBISU GARDEN CINEMAでのパリ・オペラ座バレエ シネマフェスティバルで、2016年版『白鳥の湖』と2019年版『白鳥の湖』の上映が急遽追加されました。

パリ・オペラ座バレエ シネマ フェスティバル

 古典の代表作『白鳥の湖』は1895年にレフ・イワノフとマリウス・プティパが新たな生命を吹き込むことに成功し、今ではどのバレエ団もレパートリーとして取り入れる人気演目です。チャイコフスキーによる初のバレエ曲は深いノスタルジーが溢れ、チャイコフスキー自身が抱く愛の概念を反映させた物語です。1984年にパリ・オペラ座バレエ団で演じられたルドルフ・ヌレエフ版「白鳥の湖」は、家庭教師に扮した悪魔ロットバルトに操られたジークフリート王子が現実世界で抱える結婚という問題から逃げ込む夢の世界が舞台です。ヌレエフ版は音楽との調和により悲劇的な結末を迎えながらも王子の深層心理を深く描き、より共感ができる作品となっています。 2016年版ではオデット&オディールをアマンディーヌ・アルビッソンが、ジークフリート王子をマチュー・ガニオが踊ります。そして2019年版ではオデット&オディールをレオノール・ボラック、ジークフリート王子をジェルマン・ルーヴェが踊ります。ロットバルトは両バージョンともフランソワ・アリュが踊り、2019年版には先日、日本出身では初のエトワールに任命されたオニール八菜も出演しています。
 なんと、今年7/31から東京文化会館で開催される”ル・グラン・ガラ”には、マチュー・ガニオ、アマンディーヌ・アルビッソン、レオノール・ボラックと両作品に出演している3人のエトワールが来日します。彼らの生の踊りを観る前に、『白鳥の湖』は予習を兼ねて彼らの踊りをお楽しみいただける機会になります。なお、今回上映が決まった2019年版は、正式な日本劇場公開は今回が初の公開となります。違う年の『白鳥の湖』を見比べるのも楽しみの一つになりますが、『白鳥の湖』に限らず、3/24から上映になる『眠れる森の美女』『バレエ・リュス』『プレイ』 『ジェローム・ロビンズ・トリビュート』 のどれもがパリ・オペラ座バレエを堪能できる作品です。7月には生のパフォーマンスをル・グラン・ガラで、過去のパリ・オペラ座バレエの名作たちは恵比寿ガーデンシネマにてご堪能ください。

【パリ・オペラ座バレエ シネマ上映作品と日程詳細】
3/24(金)〜『眠れる森の美女』
3/31(金)〜『バレエ・リュス』
4/7(金)〜 『プレイ』 『ジェローム・ロビンズ・トリビュート』 ※2作品を交代で上映
4/21(金)~ 『白鳥の湖』2016版
4/28(金)~5/11(木) ※2週間上映 『白鳥の湖』2019版

鑑賞料:一般3,300円/学生・障害者2,500円
販売方法:
◆オンラインチケット:【会員】鑑賞日の3日前21:00~ 【非会員】鑑賞日の2日前0:00~
◆劇場窓口:鑑賞日の2日前オープン時間~

劇場HP:https://www.unitedcinemas.jp/ygc/

【各作品概要】

白鳥の湖(2016年) ©️ Gerard Uferas OnP

『白鳥の湖』(2016年版)
パリ・オペラ座での上演日:2016年 12月
場所:パリ・オペラ座 バスティーユ 
上映時間:約2時間35分
台本:ウラジミール・ペギチェフ/ワシリー・ゲルツァー
振付:ルドルフ・ヌレエフ (マウルス・プティパ、レイ・イワノフ版に基づく)
音楽:ピョートル・チャイコフスキー 指揮者:ヴェロ・パーン 衣装:フランカ・スカルシャピノ
舞台美術:エツィオ・フリジェリオ 照明:ヴィニシオ・シェリ 演奏:パリ・オペラ座管弦楽団
芸術監督:オーレリ・デュポン 映像監督:フランソワ・ルシヨン
キャスト:
    オデット&オディール/アマンディーヌ・アルビッソン(エトワール)
    ジークフリート王子/マチュー・ガニオ(エトワール)
    ロットバルト/フランソワ・アリュ(プルミエ・ダンスール※撮影当時、現在はエトワール)
    王妃/ステファニー・ロンベール(プルミエール・ダンスール)
    その他、エトワール、プルミエール・ダンスール、パリ・オペラ座バレエ団員
 

白鳥の湖(2016年) ©️ Gerard Uferas OnP

『白鳥の湖』(2019年版)
パリ・オペラ座での上演日:2019年2月
場所: パリ・オペラ座 バスティーユ
上映時間:約2時間33分
台本:ウラジミール・ペギチェフ/ワシリー・ゲルツァー
振付:ルドルフ・ヌレエフ (マウルス・プティパ、レイ・イワノフ版に基づく)
音楽:ピョートル・チャイコフスキー 音楽監督:フィリップ・ジョルダン 指揮:ワレリー・オフシャニコフ 衣装:フランカ・スカルシャピノ
舞台美術:エツィオ・フリジェリオ 照明:ヴィニシオ・シェリ 演奏:パリ・オペラ座管弦楽団
芸術監督:オーレリ・デュポン 映像監督:フランソワ=ルネ・マルタン
キャスト:
    オデット&オディール/レオノール・ボラック (エトワール)
    ジークフリート王子/ジェルマン・ルーヴェ (エトワール)
    ロットバルト/フランソワ・アリュ(プルミエ・ダンスール※撮影当時、現在はエトワール)
    王妃/ソフィー・マユー
    パ・ド・トロワ / パク・セウン、オニール八菜、ポール・マルク
 チャルダッシュ / シャルリーヌ・ギゼンダナー、Cyril Mitilian
 スペインの踊り / パク・セウン、オニール八菜、ジェレミー=ルー・ケール、パブロ・レガサ
 ナポリの踊り / マリーヌ・ガニオ、フランチェスコ・ムーラ
 その他 パリ・オペラ座バレエ団員

『眠れる森の美女』
パリ・オペラ座での上演日:2013年12月16日
場所:パリ・オペラ座 バスティーユ
上映時間:2時間41分
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
音楽監督:フェイサル・カルイ 指揮: フェイサル・カルイ
美術:エツィオ・フリジェリオ 衣装:フランカ・スカルチアピーノ  演奏:パリ・オペラ座管弦楽団
芸術監督:ブリジット・ルフェーブル  
キャスト:
 オーロラ姫/ミリアム・ウルド=ブラーム、
 デジレ王子/マチアス・エイマン
 カラボス/ステファニー・ロンベール
 フロリナ姫/ヴァランティーヌ・コラサント
 青い鳥/フランソワ・アリュ
 その他、パリ・オペラ座バレエ団

眠れる森の美女 ©️ Sebastien Mathe OnP

見どころ: 
オーロラ姫の洗礼式に招かれなかった邪悪な妖精カラボスは激怒して、オーロラ姫に糸紡ぎで指を刺して死ぬという呪いをかけました。リラの精は、カラボスの呪いを和らげる贈り物を贈ります。それは、オーロラは死なないが深い眠りに落ち、王子のキスによって目覚めるというもの。成長したオーロラは老婆に変装したカラボスに渡された糸紡ぎで指を刺して100年の深い眠りに落ちてしまいます。100年後、狩りに出かけたデジレ王子は、オーロラ姫の幻影を見て魅了され、オーロラを助けるためカラボスと対峙することになります・・・。愛らしいミリアム・ウルド=ブラームは理想のオーロラ姫、マリアス・エイマンが踊る2幕の幻影のシーンにおける王子の超絶技巧のソロは絶品。目が眩むばかりの華麗なバレエの極美の世界に陶酔してください。

『バレエ・リュス』
パリ・オペラ座での上演日:2009年12月
場所:パリ・オペラ座 ガルニエ宮
上映時間:1時間48分
<以下の4演目から構成>

「ばらの精」
振付:ミハイル・フォーキン
音楽:カール・マリア・フォン・ウェーバー
編曲:エクトル・ベルリオーズ
美術:レオン・バクスト
キャスト:ばらの精/マチアス・エイマン、少女/イザベル・シアラヴォラ

「牧神の午後」
振付:ワツラフ・ニジンスキー
音楽:クロード・ドビュッシー
美術:レオン・バクスト
キャスト:牧師/ニコラ・ル・リッシュ、ニンフ/エミリー・コゼット

「三角帽子」
振付:レオニード・マシーン
音楽:マヌエル・デ・ファリャ
美術:パブロ・ピカソ
キャスト:粉屋の女房/マリ・アニエス・ジロ、粉屋/ジョゼ・マルティネズ、コリヒドール/ファブリス・ブルジョア

バレエ・リュス ©️ Sebastien Mathe OnP

「ペトルーシュカ」
振付:ミハイル・フォーキン
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
美術:アレクサンドル・ブノワ
キャスト:ペトルローシュカ/バンジャマン・ペッシュ、バレリーナ/クレールマリ・オスタ、ムーア人/ヤン・ブリダール、魔術師/ステファン・ファヴォラン
見どころ: 
バレエ・リュスとは、1909年にロシア出身芸術プロデューサー、セルゲイ・ディアギレフが主宰したバレエ団。かつて、美術・ファッション・音楽とのコラボレーションにより新たなバレエの価値を生み出したバレエ団です。バレエダンサーだけでなく、20世紀を代表する作曲家や芸術家(ピカソ、マティス、コクトー、シャネル、ローランサン、ブラック)などを取り込み、バレエを超えて美術・ファッション・音楽の世界に革新をもたらし、その後のバレエに大きな影響を与えました。「ばらの精」ではかつてニジンスキーが演じてセンセーションを呼んだ役を、マチアス・エイマンがまるで重力がないように香り高く鮮やかに踊り、ピカソが美術をデザインした「三角帽子」では、このたびパリ・オペラ座バレエ団の芸術監督に就任するジョゼ・マルティネスの、スペイン出身ならではの情熱的なスパニッシュ・ダンスを観ることができます。
 

プレイ  ©️ Ann Ray OnP

『プレイ』
パリ・オペラ座での上演日:2017年12月18日、19日
場所:パリ・オペラ座 ガルニエ宮
上映時間:1時間52分
振付:アレクサンダー・エクマン
音楽:ミカエル・カールソン
照明:トム・ヴィッサー
舞台美術:アレクサンダー・エクマン、グザヴィエ・ロンゼ  演奏:パリ・オペラ座管弦楽団
芸術監督:オーレリ・デュポン 映像監督: トミー・パスカル
キャスト:
 ステファン・ビュリョン(エトワール) 
 ミュリエル・ズスペルギー(プルミエール・ダンスーズ) 
 ヴァンサン・シャイエ(プルミエ・ダンスール) 
 フランソワ・アリュ(プルミエ・ダンスール※撮影当時、現在はエトワール) 
 パリ・オペラ座バレエ団
 カリスタ・”キャリー”・デイ(ゴスペル・シンガー) 
 アデライーデ・ファリエール(ドラムス)
見どころ: 
コンテンポラリー・ダンス界注目のスウェーデン出身の振付家アレクサンダー・エクマンとパリ・オペラ座バレエ団のダンサーたちが初めてコラボした『プレイ』は、”遊び”をテーマにした。本作はエクマンの壮大なイメージを具現化するためにパリ・オペラ座のガルニエ宮の舞台を、金属製の構造物、空間に浮遊するダンサー、高架などで埋め尽くし、ダンサーたちはその中でリズムとコミュニケーションのエネルギーを放出しながら踊り、観たことのないような不思議な世界を創り上げます。収録した2017年当時、芸術監督オーレリ・デュポンが「今シーズンで1つ見るなら『プレイ』」と一押しした作品です。

『プレイ』予告編

 

『ジェローム・ロビンズ・トリビュート』
パリ・オペラ座での上演日: 2018年11月
場所:パリ・オペラ座 ガルニエ宮
上映時間:1時間54分
振付:ジェローム・ロビンズ
音楽:ワレリー・オブシャニコフ
演奏:パリ・オペラ座管弦楽団
芸術監督:オーレリ・デュポン 
<以下の4演目から構成>

ジェローム・ロビンズ・トリビュート  ©️ Sebastien Mathe OnP

「ファンシー・フリー」(原題:Fancy Free)
音楽:レナード・バーンスタイン
振付:ジェローム・ロビンズ
装置:オリヴァー・スミス
衣裳:カーミット・ラヴ
照明:ジェニファー・ティプトン
出演:エレオノーラ・アバニャート/アリス・ルナヴァン/ステファン・ビュリオン
カール・パケット/フランソワ・アリュ/オーレリア・ベレ/アレクサンドル・カルニアト

「ダンス組曲」(原題:A Suite of Dances)
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
振付:ジェローム・ロビンズ
衣裳:サント・ロカスト
照明:ジェニファー・ティプトン
チェロ:ソニア・ヴィーダー=アサートン
出演:マチアス・エイマン

「牧神の午後」(原題:Afternoon of a Faun)
音楽:クロード・ドビュッシー
振付:ジェローム・ロビンズ
装置:ジャン・ローゼンタール
衣裳:イレーヌ・シャラフ
照明:ジェニファー・ティプトン
出演:ニンフ:アマンディーヌ・アルビッソン(ニンフ役)/ユーゴ・マルシャン(牧神役)

「グラス・ピーシズ」(原題:Glass Pieces)
音楽:フィリップ・グラス
振付:ジェローム・ロビンズ
装置:ジェローム・ロビンズ/ ロナルド・ベイツ
衣裳:ベン・ベンソン
照明:ジェニファー・ティプトン
出演:セウン・パク/フロリアン・マニュネ

見どころ:
ジェローム・ロビンズにとって、パリ・オペラ座バレエ団はニューヨーク・シティ・バレエ団に次ぐ第二の故郷でした。彼を記念してパリ・オペラ座で行われた公演では、彼のインスピレーションの源となった無限の多様性と、彼の稀有な才能が舞台上で発揮された作品が結集しました。モダンで大規模な「グラス・ピーシズ」のエネルギー、官能的な「牧神の午後」や躍動感に満ちた「ダンス組曲」の親密な甘さなど、音楽に身を委ねることができる秀逸な振付を堪能できます。映画「踊る大紐育」やミュージカル「オン・ザ・タウン」へと発展し、一時代を画した著名なバレエ作品『ファンシー・フリー』はロビンズの才能の新たな一面も見せてくれます。『ファンシー・フリー』ではカール・パケット、ステファン・ビュリヨン、フランソワ・アリュの人気男性ダンサーたちのコミカルな共演にも注目。

【ル・グラン・ガラについて】
世界の頂点に燦然と輝くパリ・オペラ座バレエのなかでも、格別の人気と実力を誇るダンサーが集結し、フランス・バレエのエスプリを伝えるバレエ公演-それが『ル・グラン・ガラ』。
2018年1月に開催した第1回公演では、マチュー・ガニオ、ドロテ・ジルベール、ユーゴ・マルシャン、ジェルマン・ルーヴェ、オニール八菜の5名が出演し、気鋭の振付家ジョルジオ・マンチーニによるワーグナーの優美かつ官能的な世界を描いた『トリスタンとイゾルデ』『ベーゼンドンク歌曲集』を日本初演し、バレエの新時代を切り開いた、と大きな話題になりました。
翌19年7月に開催した2回目の公演では、その5名に加え、レオノール・ポラック、アマンディーヌ・アルビッソン、オードリック・ベザールという人気ダンサー3名が参加し、クラシックの目くるめく美しいパ・ド・ドゥから新進気鋭のコンテンポラリーダンスまで、レパートリーが幅広いオペラ座ならではの演目を披露し、絶賛を博しました。
そして、4年ぶりの公演開催となる2023年。
円熟期を迎え、ますます演技やテクニックに磨きがかかるマチュー・ガニオとドロテ・ジルベールが座長となり、さらに出演者陣も充実。そして特別ゲストとして、卓越した技術と表現力で世界中を虜にするシュツットガルト・バレエ団のスーパースター フリーデマン・フォーゲルの参加が決定。
最強のガラ公演を開催いたします。
詳しくはこちらから:https://le-grand-gala.com/

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