松竹ブロードキャスティング株式会社のプレスリリース
CS放送「衛星劇場」では、「レトロスペクティブ 映像の魔術師/大林宣彦の世界」と題し、大林宣彦監督の作品を5月に特集放送します。
YMO等の音楽活動で知られる高橋幸宏が主演と音楽監督を担当した「四月の魚 Poisson d’avril 」、企業PR映画「てのひらの中で、乾杯!キリンビールのできるまで」、大林宣彦初期の自主制作映画「 EMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ」が登場します。
さらに、「てのひらの中で、乾杯!キリンビールのできるまで」の放送に寄せて、大林監督と親交の深い映画評論家の樋口尚文さんからコメントも頂戴しましたので、ぜひご覧ください!
四月の魚 Poisson d’avril
[放送日] 4月10日(月)午前10:30~ 他
1984年
[監督・脚本]大林宣彦
[原作・脚本]ジェームス三木
[脚本]内藤忠司
[音楽監督]高橋幸宏
[出演]高橋幸宏、今日かの子、赤座美代子、泉谷しげる、丹波哲郎
ジェームス三木の原作(「危険なパーティ」)を大林宣彦監督が映像化。YMO等の音楽活動で知られる高橋幸宏が主演と音楽監督を担当。南の島の酋長を妻の替え玉を使ってもてなす映画監督を描いたラブ・コメディ。
EMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ
[放送日] 4月1日(土)深夜0:00~ 他
1966年
[監督]大林宣彦
[脚本]羽生杏子
[出演]石崎仁一、田端エミ、赤坂サリ
ロジェ・ヴァディム監督の『血とバラ』へのオマージュを、自らの青春とつなぎ合わせて抒情的に表現した初期の自主制作16ミリ作品。大林宣彦の名を全国に知らしめた自主映画時代の代表作。
てのひらの中で、乾杯!キリンビールのできるまで
[放送日] 4月9日(日)午前10:00~ 他
1969年
[監督]大林宣彦
[脚本]大林宣彦、山名兑二
[出演]山吉鴻作、久代ナナ美、木下桂子
1970年当時、キリンビールの工場を訪れた見学者に向けてのみ上映されていたという企業PR映画。撮影は大林映画『北京的西瓜』『ふたり』などの長野重一。当時のPR映画としては画期的であったことから伝説となっている。
- 「てのひらの中で、乾杯!キリンビールのできるまで」の放送に寄せて、樋口尚文さん(映画評論家・映画監督)からコメントをいただきました!
高度成長期を駆け上がったニッポンが、その総決算というべき70年万博に狂騒していた頃、キリンビールの工場の見学者だけが見ることのできたこの秘蔵のPR映画は、時代の勢いに乗った映像詩人が好き放題をやらかして、すっかり「個人映画」に染め変えた奇跡の作。ミュージカル仕立ての本作は、それ以前に大林宣彦の名をとどろかせたアングラ16ミリ作品とまるでタッチが変わっていない。大林はCMやPR映画という場を借りて自分の詩をうたっていたが、凝りまくった本作はその白眉だろう。
★「てのひらの中で、乾杯!キリンビールのできるまで」詳細はこちら
https://www.eigeki.com/series/S75007
★『レトロスペクティブ 映像の魔術師/大林宣彦の世界』予告動画はこちら
https://youtu.be/37Dua8BHxik
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