合同会社anchorageのプレスリリース
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「合同会社anchorage」の夢です。
芸能プロダクションやアクティングスタジオと提携をしてタレントや俳優のサポートを行う合同会社anchorageは、芸能実演家や周囲のスタッフが安心してメンタルサポートを受け、健康的に活動を継続できる環境を届けます。
- 芸能実演家のメンタルサポートにおける現状
画面やスクリーン越し・劇場や会場で日々を生きる人たちに豊かさや希望を与えている、芸能実演家。
華やかなイメージがある一方で、非常に負荷の高い環境で常に大きなプレッシャーやストレスと付き合いながら作品やパフォーマンスに取り組んでいます。
だからこそ本来は適切なメンタルサポートを受け心の安全を保ちながら活動することが重要ですが、現状では多くの芸能実演家が適切なサポートを受けることなく、ハイレベルなストレスを抱え込み、うつ症状や不安症状に悩まされながら活動を行っている方もいらっしゃいます。そこからバーンアウトやなんらかの疾患へ発展、活動休止や降板につながることもあります。
- 欧米では本番前後の実演家がカウンセリングルームを訪れる
例えば欧米ではカウンセリングやコーチング文化が根付き、本番前後の実演家が気軽にカウンセリングルームを訪れたり、積極的にコーチやメンタルトレーナーが雇用され、日常的にケアや予防・トレーニングが行われています。
大きな責任を背負って人前に立つとき、不安や恐怖心が生まれることはごくごく自然なことであり、抱えるこころの悩みや苦しみは安心できる空間で口に出して話すことで緩和され、継続的にパフォーマンスも発揮されます。
- 現在の実演家とメンタルサポートの距離
コロナ禍以降メンタルヘルスに関する注目や関心は高まったものの、実演家が実際に安心してメンタルサポートを受けられる環境が近くにあるかというとまだまだ距離は遠くにあります。
根強い抵抗感とイメージ崩壊の恐れ
メンタルヘルスへの抵抗感やセルフイメージが崩壊することに対する恐れから相談がためらわれたり、
責任感の強さやプロ意識の高さとして態度や口に出さず、周囲が気づくころにはすでに問題がかなり大きくなっているということも見受けられます。
メンタルケアはマネージャーの仕事なのか
メンタルケアはマネージャーの仕事だとも捉えられていますが、マネージャー個人の力量にあまりにも委ねらてしまうことや、かかる負担の大きさや利害関係を考えると、その一手に依存してしまうことはあまり現実的ではありません。
周囲のサポートは得られるのか
信頼できる相手に話しサポートを得ることはストレスを緩和させます。
しかし、同業者や身近な相手に深い心の話をするのは「普段の自分のイメージを崩したくない・知られたくない」「周囲に迷惑をかけたくない」という想いからなかなか話しづらくなるという点があります。また、物事の捉え方や感じ方には個人差があり、話しても理解を得られず抱え込みにつながる可能性も多くあります。
一般のサービスの受けづらさ
実演家はその労働環境の特殊さから「一般的なサポートでは理解を得られないのでは」という想いや「情報が漏れてしまうのではないか」という懸念もあり、なかなかサービスの利用に至りません。
そのほか労働環境の課題など、高いストレスを感じながらも声を上げることが難しく精神的な孤独を抱えやすい環境です。
パフォーマンスにおけるスランプに陥ることも少なくありません。
- anchorageの叶えたい夢ーもっと身近に話せる場所を
しかし、もっと普段から身近にこころの知識と守秘義務を持った相手がいればいかがでしょうか。
メンタルケアやサポートの場は本来勇気を出して飛び込む場所ではなく、普段から自然と身近に存在し気軽に受けられるものです。
anchorageは「こころの知識と守秘義務を持ち、芸能に知見のある第三者」を実演家の身近につくることを目指し、現在42名の実演家(主に俳優)を対象に構築中のサービスのテスト運用を実施しております。
芸能に知見のある臨床心理士・公認心理師等の心理職や医療機関とも連携をとりながら、よりメンタルサポートを身近に感じていただけるサービスを届けます。もしすこしでも興味を持っていただける方がいらっしゃいましたら、是非ご一緒できますと幸いです。
- 社会にとっても大きな影響を与える問題
実演家のメンタルケアは本人だけの問題ではなく、プロダクションやスタッフのひとりひとり、メディア・制作にとっても大きな課題であり、世の中へも非常に大きな影響を与える問題です。
注目をされる業界だからこそ、ひとりひとりがこころの拠り所を持ち、安心してパフォーマンスを発揮できる環境をつくっていくことがこれから先の明るい未来につながっていきます。
- 代表の想い
ここまでお読みいただきありがとうございます。anchorage代表の窪田と申します。
私自身も、10年ほど芸能活動を行っておりました。活動中は様々な不安やプレッシャー・こころの傷を知らぬ間に抱え込み、メンタルダウンにより初めての主演舞台を降板・活動休止した経験があります。当時本当の理由は誰にも話せず、自分自身でも認めたくないものでした。だからこそ現職のメンタルトレーナーを志すきっかけのひとつともなりましたが、今でもその頃を思うと胸が痛くなります。
現在プロダクション所属タレントとの面談や、アクティングスタジオとの提携などを行っておりますが、問題の早期発見・対処への手ごたえを感じております。
「なんでも話してね」と声をかけても、実際に利害関係のある相手になんでも話せるのかというと難しいものです。声をかけることも大切ですが、それ以上に話しても大丈夫な環境づくりをしていくのが重要です。
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。
私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
<本件に関するお問い合わせ先>
会社:合同会社anchorage
担当:窪田
MAIL:contact@anchorages.jp
TEL:03-6824-4311