株式会社キョードーメディアスのプレスリリース
ⓒGEKKO
歌い出しやさわりを聴くと、スッと続きが口を衝いて出る。そんな名作を数多く生み出してきた宇崎竜童と阿木燿子。メジャーデビュー50周年を迎える宇崎だが、阿木のプロデュースによるコンサート『風のオマージュ』を開催する。
このコンサート、ほぼ1年前にも開催されたが、直前に宇崎が大病を患って手術を受け、開催が直前まで危ぶまれたものだった。
「手術直後だったのでやるかやれないか、ステージに出ても自分がちゃんと歌えているのか、話せているのかわからない、平常心ではなかったです。(コロナの規制で)お客さんも声を出せなかったから客席から返ってくるのは拍手だけ。でもそれすら記憶にないくらいです」
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阿木「本当に記憶が抜けているみたいで。私達は、デビューして50年になりますが、コンサートの再演は初めて。そこには喜びを越えた感情があります。宇崎も今回は記憶がある状態で挑んでくれると思うので(笑)」
宇崎「そう、1年間準備を重ねて、いざ出陣みたいあ気分ですね。でも昨年観て下さったお客さんからも、もう一度聞きたいという声に背中を押されての再演なので、僕としては心新たに若干、曲を入れ替えたり、加えたり。気持ちとしては『風のオマージュ2023』の初演ですね」
コンサートは二部構成。一部は松田優作、原田芳雄、根津甚八など二人が出会ってきた忘れがたき人々とのエピソードを交えつつレクイエムを捧げるパート。今年は内田裕也と津川雅彦も加わる予定だという。
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宇崎「裕也さんとのエピソードなんて、もうありすぎてそれだけでコンサート一本できちゃう(笑)。電話がかかってきたら困るなあ、と思いつつ、もう、そんなこと絶対にあり得ないと思うと、物足りないというか寂しいというか。」
阿木「キャラクターの濃い人ばかりなので、亡くなられてみれば、月日が経つほど愛おしさや懐かしさが募ります。思っていた以上に私達の一部になっていたみたいで。ステージで歌っている宇崎の視線の先には、皆さんが来てくださっているような気がします」
そして二部は思い切りノリノリで時にしっとりしたコンサートにするという。
宇崎「前半を含め二部もオリジナルに近いアレンジでお送りします。歌は聴いて下さる方の想い出も呼び起こしますから、あまり変えたくないんです。是非コンサートをご覧頂き、77歳のパフォーマンスをお楽しみいただけたらと思っています」
阿木「大人のコンサートになっていると思うので、大人こそ弾けていただきたいなと。思い切り泣いて、踊って、声を出して、命の洗濯に来ていただければと思います」
<公演概要>
阿木燿子プロデュース
宇崎竜童コンサート ~風のオマージュ2023~
2023年4月14日(金)開場 17:15 / 開演 18:00
会場:東京国際フォーラム・ホールC(有楽町)
料金:8,800円(全席指定・税込)*未就学児入場不可
お問い合わせ:キョードー東京 TEL:0570-550-799(平日11時~18時 土日祝10時~18時)