株式会社小学館のプレスリリース
監督・出演者・テーマなど様々な角度から作品にスポットを当て、古き良き昭和の日本映画をフィルムで上映する本の街の名画座・神保町シアター。
4月15日(土)からは、女性ならではの感性で、市井の人々の暮らしや心の機微を描いた名作を数多く残したふたりの女流作家──林芙美子と壺井栄の特集上映です。
本年生誕120年を迎える林芙美子(1903~1951)は、自伝的小説『放浪記』や『浮雲』などの代表作が名匠・成瀬巳喜男監督により映画化されるなど、映画ファンにも馴染みの深い作家のひとりです。
また、『二十四の瞳』の作者・壺井栄(1899~1967)は、どこの家庭にもあるような些細な出来事を愛情たっぷりに描いた物語が人気で、それらの映画化は珠玉のホームドラマを誕生させました。
今回は、戦前から戦後にかけての激動の時代を生きたふたりの作家の作品世界を、日本映画黄金期に製作された名作映画の数々でお届けします。ぜひスクリーンでお愉しみください。
あのころの日本に、逢いに出かけませんか。
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特集上映
林芙美子生誕120年記念
林芙美子と壺井栄
──映画で愉しむ女流文学の世界
2023年4月15日(土) ~ 5月12日(金)
神保町シアター
(千代田区神田神保町1-23 TEL.03-5281-5132)
入場料金=一般1300円、シニア1100円、学生900円
4月18日(火)は、設備点検のため休館します
神保町シアター ホームページ
http://jinbocho-theater.jp/
『林芙美子と壺井栄』特集上映ページはこちら
https://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/ht.html
同、作品紹介詳細ページはこちら
https://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/ht_list.html#movie01
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【上映作品】全16作
- 林芙美子 原作作品
泣蟲小僧
監督=豊田四郎/昭和13(1938)年
出演=林文雄、栗島すみ子、逢初夢子
めし
監督=成瀬巳喜男/昭和26(1951)年
出演=原節子、上原謙、島崎雪子
浮雲
監督=成瀬巳喜男/昭和30(1955)年
出演=高峰秀子、森雅之、岡田茉莉子
稲妻(松竹版)
監督=大庭秀雄/昭和42(1967)年
出演=倍賞千恵子、藤田まこと、浜木綿子
稲妻(大映版)
監督=成瀬巳喜男/昭和27(1952)年
出演=高峰秀子、香川京子、浦辺粂子
晩菊
監督=成瀬巳喜男/昭和29(1954)年
出演=杉村春子、沢村貞子、上原謙
放浪記
監督=成瀬巳喜男/昭和37(1962)年
出演=高峰秀子、宝田明、草笛光子
うず潮 *林芙美子がモデル
監督=斎藤武市/昭和39(1964)年
出演=吉永小百合、浜田光夫、山内賢
- 壺井栄 原作作品
柿の木のある家
監督=古賀聖人/昭和30(1955)年
出演=上原謙、高峰三枝子、桑野みゆき
小さな花の物語
監督=川頭義郎/昭和36(1961)年
出演=嵯峨三智子、桑野みゆき、川津祐介
手さぐりの青春
監督=川頭義郎/昭和34(1959)年
出演=鰐淵晴子、石浜朗、鳳八千代
草の実
監督=村山新治/昭和37(1962)年
出演=佐久間良子、水木襄、神田隆
二十四の瞳
監督=木下恵介/昭和29(1954)年
出演=高峰秀子、笠智衆、月丘夢路
月夜の傘
監督=久松静児/昭和30(1955)年
出演=田中絹代、新珠三千代、轟夕起子
屋根裏の女たち
監督=木村恵吾/昭和31(1956)年
出演=川上康子、藤田佳子、船越英二
早乙女家の娘たち
監督=久松静児/昭和37(1962)年
出演=香川京子、白川由美、津島恵子
◎上映スケジュールは劇場ホームページでご確認ください。
また、昨今の事情により営業・上映の変更の可能性がございますので、その場合は劇場ホームページや劇場スタッフTwitter(https://twitter.com/jinbocho123)でお知らせいたします。