一般社団法人映像文化革新機構のプレスリリース
映画提供元のTOMOKA Ltd.(ロンドン拠点:代表:TOMOKA)と配給宣伝を行う一般社団法人映像文化革新機構(通称:one’s、代表:徳武秀明)は映画『バンクシー抗うものたちのアート革命』の全国公開とブリストルのストリートアートシーンの変革者たちを広める宣伝プロジェクトの運営資金をクラウドファンディングプラットフォーム(Motiongallery)にて2023年4月19日(水)より開始致します。目標金額は200万円を目指します。集まった資金は限定上映&トークイベントやオリジナルグッズ、展示企画の制作費に使用させていただきます。
世界で最も“悪名高く”有名なストリートアーティスト、バンクシー。その政治的アートそして大胆不敵ともいえるスタントは、20年以上にわたっていわゆる体制側を刺激し、アートを通じて我々社会に警鐘を鳴らし続けてきました。 本作品は、日本ではあまり知られていないバンクシーのインタビューのほか、貴重なアーカイブをふんだんに紹介しながらアートフォームとしてのグラフィティ文化とその歴史を探求しています。 映画の公開に向けて、英国ブリストルのストリートアートシーンとその礎を作ってきた”アーティストや映画出演者”たちを日本でもっと知ってもらうために、宣伝プロジェクトを立ち上げることになりました。
ご支援のほど何卒宜しくお願いします。
Motiongallery クラウドファンディング プロジェクトページ
【URL】https://motion-gallery.net/projects/Aragau0519
プレゼンター
TOMOKA
(オンラインギャラリーART808メンバー、イベントプロモーター)
軍艦島生まれ。10歳よりレッドツェッペリンを聞き、ロックに目覚め、パンク、ノイズ音楽への興味を拡げる。また幼少期よりクラッシック音楽愛好家であり、武蔵野音大ピアノ科卒業。90年代始めにタイなどでレイブパーティを経験し、その後、ロンドンに移住。ロンドンを中心としたイギリス各地で行われるレイブやフリーパーティを訪れ、DIYカルチャーとの関わりを深める。2000年代初旬にはバンクシーの作品他、様々なアーティストの作品に触れDIYストリートアートにも興味を持つ。2006年より日本とイギリスのカルチャーを結ぶパーティーをオーガナイザーとして始動。ブリストルの出版者/ギャラリストのJon Lewisとプロジェクト「ART808」と連携し、バンクシーの活動をおさめた写真集「バンクシーキャプチャード」等の書籍を日本に紹介。90年代のアンダーグラウンド・シーンで知り合った友人と連携し、イギリスのカウンターカルチャーを日本に紹介することで、日本人の豊かなセンスに、自由な自己表現、独創性、個性を守る事の重要性をメッセージに、幅広く活動している。
作品を買い付けた背景
「バンクシーがしかけるアート・ムーブメントによって、他のアーティストたちが世界へ羽ばたいていく。そして、日本のアーティストも世界へ広がっていく。アートは誰かひとりだけものものではない。アートは皆のものなのだと知ってほしい。それが日本にいる皆さんにも伝わることを願って、この映画を日本で公開したい」
私がロンドンでバンクシーの作品に触れ始めた当初は、「知らないうちに、いつの間にか触れていた」というのが始まりでした。
バンクシーが通ったり、アートを販売したりしていたドラゴンバーへ頻繁に足を運んだり、Shoreditch(ショーディッチ)という、ロンドンの中心地であるオックスフォードストリートから地下鉄で約30分のところにある、流行に敏感な人たちが集まるクールな街などさまざまな場所でバンクシーの作品を見るうちに、彼の作品に自然と興味を持つようになりました。
彼の作品に触れることが、日々の生活のひとつへと変化していったのです。
Old street(オールド・ストリート)という、ロンドン中心部の北東部にある、いつも活気に溢れるその場所に住んでいた時には、さらにバンクシーの作品に触れるようになりました。彼の恒例のクリスマスパーティーも、当時は「なにか変わったことをやっているな」くらいにしか思っていなかったのですが、バンクシーが「夢と消費」をテーマにプロデュースした「ディズモランド」が開かれていた頃には、たくさんの人がバンクシーに興味を持ち、私も「次は何をやるのか?」ととても楽しみにするようになっていたのです。そして、その頃から私が感じ始めていたのは、「確かにバンクシーは大衆的で、政治的なのに面白い。でも、他にもたくさん素晴らしいアーティストがいる」ということでした。
バンクシーの生まれ故郷・ブリストルでグラフィティ・アートツアーを行い、多くのアーティストから慕われている人物がいます。それが、「グラフィティ・ファーザー」と呼ばれるジョン・ネーションです。私が彼にインタビューをした時、「こんなドキュメンタリー映画があるんだよ」と教えてくれたのが、この、『バンクシー 抗うものたちのアート革命』でした。私はすぐに観ました。ジョンは、「この映画を観ると、ブリストルやイギリスそしてグラフィティの歴史について正確に描かれている。そしてとても分かりやすい。90年代のDIY文化との繋がりも分かる」と高く評価していました。この映画を観ると、バンクシーの歴史だけではなく、ブリストルのグラフィティー文化がシンプルに理解できます。そして、バンクシーが世界へ向けたメッセージは何だったのか、そして、彼はいったい何をやろうとしていたのか……?
「彼自身がアート・ムーブメントになり、このアートムーブメントをより良いものにできる、そして世界中に広められる」という思いがあったのではないかと想像し、そして世界へ拡大していくムーブメントを見て微笑んでいる彼の姿も想像できたのです。
バンクシーによる力強いアート・ムーブメントの数々は、他のアーティストたちが世界へ羽ばたいていく原動力になることでしょう。そして、同様に、日本のアーティストたちも世界へ広がっていくことができるでしょう。アートは、決して、誰か特定の人のものではありません。アートは、皆のものなのだと知ってほしいのです。「アートについては私は分からない」と仰るかたの声をよく聞きますが、一般大衆に語りかけることができなければ、その人にとってそのアートには価値はありません。クラッシック音楽も同様に大衆のものです。アートもクラッシック音楽もパンクなのです。
例えば、美術館へ行ったことがない方々が行くようになってほしいのです。アートは私たち一人ひとりのものなのだと広めたいのです。それが日本の皆さんにも伝わることを願って、このドキュメンタリー映画を日本で公開したいと強く思い、私は日本での上映へと動きました。
映画『バンクシー 抗うものたちのアート革命』
5月19日(金)劇場公開スタート
ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺ほか
原題:Banksy and the Rise of Outlaw Art
製作年:2020年/UK/113分/言語:英語/DCP/5.1ch/ビスタ/映倫:G区分
監督・脚本・編集:エリオ・エスパーニャ
ナレーション:マーク・ホルゲート 音楽:ピート・ウェイツ
出演:バンクシー、ジョン・ネーション、フェリックスFLXブラウン、スティーブ・ラザリデス、ベン・エイン
©︎ Spiritlevel Cinema Ltd.
提供:TOMOKA LTD, FATHBES / TRIBE / F.A.I
配給:one’s +配給協力:マウンテンゲートプロダクション
宣伝:中道真記子/戸梶美雪
映画『バンクシー 抗うものたちのアート革命』に関する公式HP・SNSアカウント
公式ホームページ https://banksy-cinema.com
Youtubeチャンネル:@onesfilm2943
Twitter公式アカウント https://twitter.com/banksy_cinema
instagram公式アカウント https://www.instagram.com/banksy_eiga
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