一般財団法人デジタルコンテンツ協会のプレスリリース
今回の調査では、2022年の動画配信市場規模を、4,530億円(前年比107 %)と推計しました。2022年は感染状況が落ち着き始めたことに伴い規制が緩和されて経済活動の再開が進む中、動画配信市場は手堅い成長を見せました。ユーザーの関心を引く魅力的なコンテンツにより動画配信サービスの利用は広がっており、コロナ禍をきっかけに急伸したライブ配信は成長トレンドを維持しています。
動画配信市場は今までサービスを利用していなかった人々を新たなユーザーとして獲得し、AI技術を活用したマーケティング戦略などにより新しい価値を提供することで2027年には5,670億円まで成長すると推計しました。ノンユーザー層の取り込みには、サービスの利便性や魅力の向上が欠かせなく、今後ますます競争が激化していくでしょう。
2022年の調査結果を収めた本レポートでは、映像メディア総合研究所 代表 四方田浩一氏による特別寄稿「SVODピークアウトと都度課金サービスへの回帰」を巻頭に配するとともに、ライフスタイルの中に視聴習慣が根付き成長期を歩む動画配信市場の現状と課題、主な動画配信事業者の動向を紹介いたします。
●2022年の動画配信市場規模は4,530億円
今回の調査の結果、2022年の動画配信市場規模を4,530億円(前年比107%)と推計しました。
2022年は感染状況が落ち着き始めたことに伴い規制が緩和されて経済活動の再開が進みましたが、動画配信市場は手堅い成長を見せました。ユーザーの関心を引く魅力的なコンテンツにより動画配信サービスの利用は広がっており、コロナ禍をきっかけに急伸したライブ配信は成長トレンドを維持しています。ABEMAは「FIFA ワールドカップ カタール 2022」の全64試合を無料生中継して大きな話題を呼び、動画配信の注目を集めるさらなるきっかけになりました。
●2027年には市場規模は5,670億円まで成長。
2027年までの市場予測を行い、市場規模は引き続き拡大傾向が続き、今後も緩やかに伸びていき 、2027年に5,670億円になると推計しました。
今後はコネクテッドテレビの普及など動画配信の視聴環境の整備が進んで、今まで動画配信を利用していなかった新たな視聴者が発掘されて、より多くの人々が日常的に動画配信サービスを利用することが見込まれます。
ユーザーが興味を持つコンテンツの提供にとどまらず、ソーシャルメディアを活用したユーザーとのコミュニケーションやコミュニティの構築などによるユーザーとのエンゲージメントを促進しユーザーとの関係を深めることで動画配信は生活の一部になっていき今後も成長は続くことが予想されます。
※動画配信の定義
動画配信とは、インターネットやケーブルテレビなどのネットワークを経由し、ユーザーが観たい動画コンテンツを好きな時に視聴することができるVODサービス(Video On Demand)に加え、新しいジャンルとして立ち上がっているライブ配信(生配信)サービスも、本レポートでは動画配信市場の範疇とする。
※本レポートにおける動画配信の範囲
本レポートでは、有料の動画配信サービス を対象とし、その市場規模は2022年1 月~12月までにユーザーが支払った代金の総額としている。本市場規模には、動画配信事業者が得る広告費は含んでいない。
■書誌情報
品 名: 動画配信市場調査レポート2023
制作・発行: 一般財団法人デジタルコンテンツ協会
仕 様: PDF形式 103頁
発 行: 2023年4月24日
価 格: 定価13,200円(本体12,000円+税10%)
販 売: SPIインフォメーション
■購入方法
動画配信市場調査レポート2023【ダウンロード】SPIインフォメーション
https://www.spi-information.com/categories/detail/34740
※本リリースに記載の内容を利用される場合は、出所の明記をお願い致します。
例:デジタルコンテンツ協会『動画配信市場調査レポート2023』
■本件のお問合せ先:
一般財団法人 デジタルコンテンツ協会 調査部
東京都千代田区麹町二丁目14番地2麹町NKビル1F
e-mail: vod_report@dcaj.or.jp