科学技術の革新と人間らしい生活の理想の共存を表現したショートフィルム『NEO PORTRAITS』を映画祭YouTubeチャンネルにて本日公開!

株式会社パシフィックボイスのプレスリリース

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」
(SSFF & ASIA)は、日本電信電話株式会社(NTT)と協力し、科学技術の革新と人間らしい生活の理想の共存の形を
ショートフィルムという形で世界中のクリエイター、オーディエンスと共に創作するプロジェクトとして、ショートフィルム『NEO PORTRAITS』を制作。本日5月10日(水)に映画祭YouTubeチャンネルにて世界初公開いたします。
URL:https://shortshorts.org/ntt/

 本プロジェクトでは、2022年の映画祭で国際カンファレンス「NTT presents 技術革新がもたらす未来を映像化するための国際カンファレンス feat. IOWN」を開催。NTTをはじめ、多くの企業がゲームチェンジの可能性を秘めた技術として期待する「IOWN」により実現する社会と人々の生活を考えるNatural Society Lab研究員、

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭エグゼクティブプロデューサーや東京大学先端科学技術研究センター当事者研究教授といった各分野の有識者、そしてSSFF & ASIAでグランプリ他受賞歴のある海外の監督陣に参加いただいたカンファレンスでは、科学技術の発展と人間らしい生活の理想の共存の形をどのように映像作品として具現化するかをディスカッションしました。

 技術革新によるクローン人間の登場や永遠の命の誕生が実現したとき、果たして人間社会はそれが理想郷となるのか、富を得た人のみが幸せになる世の中で良いのか、といった新たな問題点や、新しい技術には新しい哲学が必要、「わたし」だけを自分と考えるのではなく、「わたし」の行為に関連する全体を「われわれ」として捉える考え方など様々な視点が語られ、そこから着想を得る形で世界のフィルムメイカーからショートフィルムの企画を募集し、今回、多数の応募企画から、倉田健次さんによる原案「What a Wonderful World」が選ばれ、ショートフィルムとして制作されたのが『NEO PORTRAITS』(監督・脚本・編集:GAZEBO)です。

芸術家の空想はしばしば未来を予見し、見えざる手となって新たな社会へと人々の背中をそっと押す― 深田晃司

答えが欲しいのではなく、その人の考えが聞きたい。これぞ世の中から欠け始めているもの— LiLiCo

 世界のフィルムメイカーとともに見出してきた「わたしたちの未来」を描く本作について、ぜひご取材、ご紹介いただけましたら幸いです。

『NEO PORTRAITS』
監督・脚本・編集:GAZEBO/ドラマ/19:51/2023

「ワット・ア・ワンダフル・ワールド」原案者:倉田 健次(KURUWA.LLC)

  あらすじ                                  

日本の田舎の、すこし未来の話。

過疎化したこの町では、「最先端のテクノロジー」と「いまだに変わらないもの」とが同居していた。

3ヶ月前に母を亡くした中学2年生のタクミは、母の記憶から作られた対話できる

遺影(電子アンドロイド)をまるで故人そのもののように扱う大人たちに不信感を抱いていた。しかし、担任のハナ先生だけは他の大人たちと違っていた。

アンドロイドをテーマにした長編「さようなら」(2015)を監督した深田晃司さん、映画祭アンバサダーのLiLiCoさんより作品レビューをいただきました。

ヒューゴー・ガーンズバックの『ラルフ124C41+』がそうであったように、芸術家の空想はしばしば未来を予見し、見えざる手となって新たな社会へと人々の背中をそっと押す。ちょっとしたアイディアによって未来の日常を鮮やかに垣間見せてくれる『NEO PORTRAITS』もまた、私たちの背中をそっと押しているけど、その手は惑い不安に震えている。その震えにこそ表現の本質があるように思えました。

ー監督 深田晃司

劇中の先生の考えは素晴らしい。

答えが欲しいのではなく、その人の考えが聞きたい。

これぞ世の中から欠け始めているもの。想像力は人を大きくする。

でも調べたら答えがすぐに出る今、考える力を失いかけてる。

話の中でどこかミスマッチだけど最先端の”電子アンドロイド”と”人”は共存している。いつかこんな未来になりますかね。

ディスカッションから生まれたこの作品を深く掘ってみると、今日、何をしたら良いのかが見えて来る気がします。驚きと感動、悲しみと希望。全てが詰まった1本。                           
 —SSFF & ASIA アンバサダー LiLiCo

『NEO PORTRAITS』監督・キャスト

原田琥之佑(ハラダコウノスケ)

2010年2月2日生まれ 東京都出身

映画2022年「サバカン SABAKAN」金沢知樹監督(映画初出演・竹本健次役)

テレビ2022年 月9ドラマ「PICU」(野口朔太役・フジテレビ)

納葉(オサムヨウ)

High Endz所属

1995年、神奈川県生まれ。早稲田大学入学を機に同大演劇研究会に入会、

それまでのサッカー人生から一転役者の道に進む。卒業後も主に小劇場で経験を重ね、劇団献身、iakuなど注目劇団の作品に出演。

近年では映像業界でも着実に活躍の幅を広げている。

監督:GAZEBO(ガゼボ)

株式会社nice tokyo所属 1978年・静岡県御殿場市出身

助監督・美術塗装スタッフ・制作などを経て、今は映画・広告映像・MVなどの演出をしている。

好きなものは大滝詠一・藤子不二雄・深夜アニメ・深夜ラジオ。

【主な監督作】

短編映画「Vtuber渚」(NETGEAR Japan)

文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 審査委員会推薦作品に選ばれたほか、国内映画祭でグランプリ含む16の賞を受賞

短編映画「AIM」(NETGEAR Japan)

SSFF & ASIA2022 Branded Shorts of the Year(ナショナル部門)を受賞したほか、国内外の映画祭で4つのグランプリを含む16の賞を受賞

短編映画「BEFORE/AFTER」

MIRRORLIAR FILMSの一篇として全国劇場公開されたほか、国内映画祭で4つの賞を受賞

★IOWN構想とは:

あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、多様性を受容できる豊かな社会を創るため、光を中心とした革新的技術を活用し、これまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信ならびに膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むコミュニケーション基盤の構想

【名 称】NTT presents 技術革新がもたらす未来を映像化するための国際カンファレンス feat. IOWN

【配 信】URL https://www.shortshorts.org/content/event/12876

【スピーカー】
工藤 晶子(NTT執行役員 広報室長 兼 事業企画室次長*当時)、渡邊 淳司(NTTコミュニケーション科学基礎     研究所 上席特別研究員)、熊谷 晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター准教授、小児科医)、深津 修一(ゆうばり国際ファンタスティック映画祭エグゼクティブプロデューサー)、クリストフ・デアーク(Kristof Deak)(映画監督)、ジェネヴィエーブ・クレイ・スミス(Genevieve Clay-Smith)(映画監督)

【M C】ベッシャー・アルセニ(女性エンパワメント活動家)

【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア  2023 概要】

■映画祭代表:別所 哲也

■開催期間:6月6(火)~6月26日(月)

         オンライン会場は4月27日(木)~7月10日(月)

■上映会場:TORQUE SPICE & HERB, TABLE & COURT(渋谷)、

         二子玉川ライズ スタジオ & ホール、 ユーロライブ、

         表参道ヒルズ スペースオー 、赤坂インターシティコンファレンス

         オンライン会場にて予定

         ※開催期間は各会場によって異なります

■料金:会場上映:無料 (予約開始は4月27日~)一部有料イベントあり 

■一般からのお問い合わせ先:03‐5474‐8844

■オフィシャルサイト: https://www.shortshorts.org/2023  

■主催:ショートショート実行委員会 / ショートショート アジア実行委員会 

※新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、時期または内容を変更する場合があります。

【ショートショート フィルムフェスティバル & アジア】 

米国俳優協会(SAG)の会員でもある俳優 別所哲也が、米国で出会った「ショートフィルム」を、新しい映像ジャンルとして日本に紹介したいとの想いから1999年にアメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル創立。2001年には名称を「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」とし、2004年に米国アカデミー賞公認映画祭に認定されました。

また同年、アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成を目的とし、同年に「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF ASIA 共催:東京都)」が誕生し、現在は 「SSFF & ASIA」を総称として映画祭を開催しています。

また、2018年に映画祭が20周年を迎えたことを記念し、グランプリ作品はジョージ・ルーカス監督の名を冠した「ジョージ・ルーカス アワード」となりました。 2019年1月には、20周年の記念イベントとして「ショートショートフィルムフェスティバル in ハリウッド」が行われ、また、2019年の映画祭より、オフィシャルコンペティション(インターナショナル部門、アジアインターナショナル部門、ジャパン部門)およびノンフィクション部門の各優秀賞4作品が、2022年からはアニメーション部門の優秀賞を含む5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる権利を獲得しました。SSFF & ASIAは映画祭を通じて引き続き、若きクリエイターを応援してまいります。

【SSFF & ASIA ウェブサイト】 https://www.shortshorts.org/

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