株式会社キネマ旬報社のプレスリリース
1919年(大正8年)に創刊した『キネマ旬報』は、戦争などによる中断もありながら、100年以上にわたり発行を続けてくることができました。
これもひとえに、これまで小誌を支えてくださいました読者の皆さまのおかげと、深く感謝申し上げます。
そんななか、私たちは会社創立100年という節目を迎え、改めて、この目まぐるしく変化する映画を取り巻く環境下に、映画雑誌としてどうあるべきか、自問自答を繰り返してまいりました。
そして、創刊号に記された「今よりもつともつと活動寫眞に近寄つて見たいといふ方々と一緒に進みたい」というこの気持ちを、より強く持ち、本年7月発売号より小誌のリニューアルを行ってまいります。
今この時代だからこそ、紙でお届けすることの価値を最大化し、また一方で、進むインフラを活用した新しい価値を創出していく。
これらを互いにブラッシュアップし、これまで以上に強く深く、皆さまと映画を繋ぐ役割を担い、また次の100年に向け、皆さまと、映画と、一緒に進んでまいりたいと思いますので、今後ともご愛読のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
月刊化第1号は7月20日発売の8月号とし、6月20日発売の7月上下旬合併特別号をもって隔週刊発行を終了いたします。なお、長年親しんでいただきました「キネマ旬報」という誌名は変更いたしません。
キネマ旬報ベスト・テンは今後も継続し、『キネマ旬報ベスト・テン発表号』は、増刊での発行(2月上旬)を予定しております。
定期購読の詳細につきましては、発売中の小誌 6月上旬号の巻末に記載しておりますので、そちらをご確認くださいますようお願いいたします。
2023年5月
株式会社キネマ旬報社
「キネマ旬報」編集長 三浦理高