別府温泉を中心とする大分エリアにおけるインタラクティブ技術を活用した観光DX実証プロジェクトを実施

LiveParkのプレスリリース

株式会社LivePark(本社:東京都港区、代表取締役社長:安藤聖泰)は、Z世代に向けて大分県の観光地としての魅力の認知を目的とした観光DX実証プロジェクトを大分県の別府温泉にて実施しました。本プロジェクトは、株式会社LivePark、株式会社テレビ大分、一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームB-biz LINK(大分県別府市)と共に立ち上げた【大分インタラクティブ観光DX事業コンソーシアム】が実施。観光庁の観光DX推進プロジェクトに採択されたプロジェクトです。

別府温泉は非常に観光資源に恵まれた土地を生かして、温泉観光地離れや新型コロナウィルスの影響を打開すべく、新たな需要開拓に挑戦しています。別府温泉における取り組みにシンクロする形で、本プロジェクトでは観光資源の魅力を最大限生かしたインタラクティブなライブ配信などを活用し、大分のファンづくり及び観光客の増加を目指しました。

まず、2.5次元俳優たちが実際に別府を体験した様子を、視聴者と交流しながら紹介するライブ配信を実施。ライブ配信では、興味を持った視聴者がその場で宿の予約や物産品の購入ができ、購入数が貯まると、(お腹をすかせた)2.5次元俳優たちがライブ配信でご飯を食べることができる「『三方よし』のライブコマース」方式を採用。新しい形での交流に、2.5次元俳優もファンダムも盛り上がりました。

これに加えて、宿の予約では2.5次元俳優のアクリルスタンドが部屋でお出迎えしてくれる「アクスタプラン」を用意し、2.5次元俳優が実際に訪れた場所をまとめた「旅のしおり」も配布しました。さらに、実際に別府温泉に出向いた方がSNSに投稿した現地の写真をライブ配信で2.5次元俳優が楽しむ「フォトコンテスト」も実施するなど様々な手段で、「推しのファン」が「地域のファン」となるプロセスをデザインしました。

【今回、プロジェクトに参加した青海荘の金城氏のコメント】
「実際に配信されるまでは、ご出演いただいた皆さんを存じ上げなかったので、ライブ配信を多くの方が視聴されていたことに驚きました。さらに配信の翌日までだけでも30件ほどの宿泊予約が入り、大変影響力がある方々にご協力いただいたのだと実感しました。Twitterなどを見ると大変喜んでいただけていたようですし、地元の企業の方にもお声がけいただくなど広がりを感じました。多くの方に知っていただく機会にもなったので、また是非参加したいです」

今回ターゲットとした層と近しいファンダムを持つ2.5次元俳優を起用し、彼らのファンダムに対して様々な仕掛けを通じて別府の魅力を伝え、地域のファンになっていただけるよう働きかけました。
結果として、別府温泉の旅館・ホテルを集約した宿泊予約(OTA)サイト「ゆのくに ゆのたび 別府温泉」のWEBサイト(https://www.yunotabi.jp/)において10月の通常時と比べ11月の宿泊予約人数が16.4倍増加しました。期間を通じては、123名のお客様にアクスタプランをご予約いただきました。
また事後アンケートで、「別府エリアにまた来たいと思いますか」という問いに対して「1~2年以内にまた来たい」「いつかは分からないがまた来たい」を合計して 86.9% が別府エリアへの再訪意欲が見られました。再訪したい理由としては、「出演者と同じ体験をしたい(思い出を楽しみたい)」が35.1%でした。残りの64.9%は2観光スポット、食、宿、買い物などを体験したいという理由で再訪したいとの回答が集まり、今回のプロジェクトにより別府エリアのファンを作ることができたと考えております。
LiveParkでは、今後も地域活性化を実現すべく地方局との連携、ライブ配信、各種SNS施策などを活用したプロジェクトを推進していてまいります。
 

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