不朽の裁判小説『事件』(大岡昇平)が、椎名桔平さん主演でドラマ化決定!全面スチール帯を巻いた原作本の出荷を開始しました!

株式会社 東京創元社のプレスリリース

戦後日本文学の重鎮・大岡昇平が圧倒的な筆致で描破した不朽の裁判小説が2023年8月WOWOWでドラマ化!
原作本に全面スチール帯をつけて出荷開始!

全面スチール帯付きの原作本『事件』(創元推理文庫)

大岡昇平による第31回日本推理作家協会賞受賞作にして不朽の裁判小説『事件』が、WOWOWにて「連続ドラマW 事件」としてドラマ化、2023年8月13日(日)から放送・配信がスタートします。

放送開始に先駆けて、出版元の東京創元社では原作本にドラマのポスタービジュアルを使用した全面スチール帯を付けての重版を決定し、出荷を開始しました。

※書店店頭に在庫がない場合はご注文いただけます。
※ネット書店ではスチール帯が付いていない場合がございます。

注目される「連続ドラマW 事件」の主演は、ドラマや映画で圧倒的な存在感を放ち続ける実⼒派俳優・椎名桔平さん。脇を固める俳優陣も、髙嶋政宏さんや永島敏⾏さん他、個性あふれる実力派が集結しました。

今回のWOWOWドラマ版では、原作小説の時代設定である昭和から舞台を令和に移し、圧倒的な取材を元に当時未導⼊の裁判員裁判制度での心理戦を濃密に描写。⽣まれ育った環境や過去から⾶び出そうと葛藤する⼈々を通して、閉塞した今を⽣きる⼈々の孤独や苦悩と同時に社会の闇を残酷にえぐり、その先に光る繊細な希望を⼈間ドラマとして描かれています。

■「連続ドラマW 事件」放送概要

WOWOWにて8/13(日)放送・配信スタート

毎週日曜午後10:00

※第1話無料放送(全4話)

出演:椎名桔平

北香那 望月歩 秋田汐梨 高橋侃 / ふせえり 貴島明日香 中村シユン 仁村紗和

入山法子 堀部圭亮 いしのようこ / 永島敏行 / 髙嶋政宏 ほか

原作:大岡昇平『事件』(創元推理文庫刊)

監督:水田成英

脚本:三田俊之 保木本真也

音楽:横山克

企画・プロデュース:大木綾子

プロデューサー:大原康明 大瀬花恵

制作協力:FCC

製作著作:WOWOW

【特報映像】

 ■原作『事件』(創元推理文庫)について

原作者の大岡昇平は『俘虜記』や『野火』といった戦争文学の名作、戦後最大のベストセラー『武蔵野夫人』などの著者で、名実ともに戦後日本文学の重鎮と呼ぶに相応しい作家です。

その大岡昇平の代表作のひとつが、第31回日本推理作家協会賞を受賞した長編『事件』です。ひとつの殺人事件をめぐる裁判の行方を克明に描出して、日本文学史上屈指の裁判小説である本作。大学の法学部で新入生の必読書の一冊にも数えられる、法を学ぶ人のための入門書にもなっています。

創元推理文庫版『事件』は新保博久さんによる本格的な解説を新たに収録するとともに、巻頭には作家・宮部みゆきさんのエッセイを特別収録しています。『事件』という作品の魅力だけでなく、本作が宮部氏にとっても大切な一冊であることが伝わってきます。

▼創元推理文庫版『事件』の特徴について詳細はこちら

裁判小説の名作が、創元推理文庫で新たに甦る! 大岡昇平『事件』(WEB東京創元社マガジン)

http://www.webmysteries.jp/topic/1711-03.html

小説とドラマ、それぞれの世界観でこの不朽の名作の魅力をご堪能下さい!

■書誌情報

事件

大岡昇平

レーベル創元推理文庫(M)

ページ数:552ページ

ISBN:978-4-488-48111-7

Cコード:C0193

価格:1,430円(税込)

装画:ヤマモトマサアキ

装幀:山田英春

内容紹介:

1961年7月2日、神奈川県の山林から女性の刺殺体が発見される。被害者は地元で飲食店を経営していた若い女性。翌日、警察は自動車工場で働く19歳の少年を殺人及び死体遺棄の容疑で逮捕する。――最初はどこにでもある、ありふれた殺人のように思われた。しかし、公判が進むにつれて、法廷では意外な事実が明らかになっていく。果たして、少年は本当に殺人を犯したのか? 戦後日本文学の重鎮が圧倒的な筆致で描破した不朽の裁判小説。第31回日本推理作家協会賞に輝く名作が、最終稿を元に校訂を施した決定版にて甦る。著者あとがき=大岡昇平/解説=新保博久

■著者プロフィール

大岡昇平

(オオオカショウヘイ )

1909年東京都生まれ。京都帝国大学卒。44年に召集されてフィリピンに赴くが、翌年米軍の俘虜となってレイテ島の収容所に送られる。49年に自らの従軍体験を小説にした『俘虜記』を刊行、第1回横光利一賞を受賞する。翌年発表した『武蔵野夫人』は戦後を代表するベストセラーになり、一躍斯界に名を馳せる。52年『野火』が第3回読売文学賞を、61年『花影』が第15回毎日出版文化賞ならびに第8回新潮社文学賞を、72年『レイテ戦記』が第13回毎日芸術賞を、78年『事件』が第31回日本推理作家協会賞を受賞する。88年没。

推理小説愛好家としても有名で、自らE・S・ガードナー『すねた娘』やイーデン・フィルポッツ『赤毛のレッドメーン』の翻訳も手掛けている。

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