千原徹也・安達祐実が「アイスクリームフィーバー」撮影を振り返る 「正解や意図を求められがちな世の中に抗うようなところがある」 文喫 六本木で試写イベント

日本出版販売株式会社のプレスリリース

7月7日(金)、映画「アイスクリームフィーバー」の公開に先がけて、「文喫 六本木」にて同作の試写イベントが開催された。

試写上映後のアフタートークには、千原徹也監督と、映画「アイスクリームフィーバー」に出演した安達祐実さんが登壇。映画を撮ることへの思いや撮影中のエピソードが、かねてより親交の深かった二人ならではの和気あいあいとした雰囲気で語られた。

安達さんからの「映画監督は、アートディレクターとはまったく違ったものづくりだったはず。どうだったの?」という問いかけに対して、千原監督は「この映画で何かを伝えたいというよりも、まず映画を撮りたかった。なにかと正解や意図を求められがちな世の中において、『アイスクリームフィーバー』はそれに抗うようなところもあると思う」と振り返る。

一方の安達さんは、「映画監督としての千原さんとは初めてのお仕事で、どんな感じのお芝居になるだろうと思っていたけど、垣根がないというか、頑張って一歩踏み出すみたいな気負いがなく自然なまま臨めた。ずっと前から千原さんが映画監督をやりたいって言っているのを知っていたから、初監督の現場に自分がいられることがすごく嬉しかった」「役者さんだけじゃない現場でしたけど、みなさんすごく演技がうまいですよね。特に詩羽さんやはっとりさんは初めての演技なのに! はっとりさんの電話のシーンなんて、本当に通話しているのかと思いました」。これに対して千原監督も「皆さん本当に、初めての監督作にこんなにまっすぐ向き合ってくれて、すごくうれしかった」とコメントした。
 

映画公開は7月14日(金)。「公開日が迫ってきて、どんどんメンタルが弱ってきている」と苦笑いしながらこぼす千原監督に、安達さんが「絶対大丈夫。いい作品です」と笑いかけると、「できればあと5本くらい、ダークなものとか、今作とは違う雰囲気の映画も撮ってみたい」「また映画を撮るチャンスがつくれたら、今度は安達さんのことももっと時間をかけて撮りたい」と今後への意欲ものぞかせ、イベントは盛会のうちに終了した。

また、試写イベント前には、千原徹也監督の著書『人も企業も街も変える クリエイティブの裏技。』(誠文堂新光社、以下『クリエイティブの裏技。』)の刊行を記念して、千原監督が“一日店長”として選書と棚づくりを行う企画「文喫 六本木の一日店長」が実施された。「文喫 六本木の一日店長」は、さまざまなフィールドで活躍する著名人が、“本と出会うための本屋”文喫 六本木の一日限定の店長として選書棚づくりを行い、名刺交換をはじめとした来場者と交流するという、文喫 六本木が昨年スタートしたイベントシリーズだ。

『クリエイティブの裏技。』は、千原監督が代表をつとめるデザインオフィス「れもんらいふ」初の作品集。シブヤ・トーキョーカルチャーを牽引する“アートディレクター 千原徹也”のアートワークとデザインロジックを一挙に公開する、集大成といえる一冊となっている。一日店長イベントが行なわれたのは、同書の発売初日。今回のイベントは、世界最速の著書サイン会ともなった。

千原監督は一日店長として、これまでに手がけた仕事や『クリエイティブの裏技。』執筆にあたってインスピレーションを受けた本を集め、映画「アイスクリームフィーバー」のサイン入り台本や、映画の原案となった「アイスクリーム熱」がおさめられている『愛の夢とか』(川上未映子、講談社文庫)などとともに、選書棚を自らの手でディスプレイ。奇しくも同じグラフィックデザイナーから映画監督となった、自身が尊敬する伊丹十三の著書も並ぶ。話題のアートディレクターであり、念願の映画監督デビューを果たした千原徹也さんの頭の中を垣間見ることのできるこの棚は、『クリエイティブの裏技。』の“副読本”ともいえるだろう。
選書棚は7月14日(金)まで文喫 六本木にて展開され、いずれの本も実際に手にとることができる(一部非売品あり)。

映画「アイスクリームフィーバー」公開にあたって開催されてきたイベントのなかでも、自身のクリエイティブを本で表現したり、監督とファンが直接交流したりする機会は珍しい。一日店長イベントを振り返って千原監督は「いざ実際に本を選んだり棚をつくったりしたことで、自分のルーツが本にあり、本から得たものが映画製作につながっているとあらためて感じました。自分にとって、本は自然なアイテムだったのだという気づきがありました」とコメントした。

なお、文喫 六本木では、8月7日(月)まで、映画「アイスクリームフィーバー」とのコラボレーションイベント「文喫×アイスクリームフィーバー」を実施中。劇中に登場するオリジナルアイスクリームの販売も行なわれている(数量限定、なくなり次第終了)。

■弊社プレスリリース
文喫 六本木で映画「アイスクリームフィーバー」とのコラボイベントを開催
千原徹也×安達祐実を迎え試写会も実施!
https://www.nippan.co.jp/news/bunkitsu_event_20230622/

■「文喫×アイスクリームフィーバー」実施概要
内容:
映画「アイスクリームフィーバー」ポスター、サイン入り台本の展示
「文喫 六本木 千原徹也の一日店長」選書棚の展開 ※7月14日(金)まで
猿田彦珈琲×映画「アイスクリームフィーバー」コラボアイスクリームの販売(全3種)
期間:2023年7月7日(金)~8月7日(月)
場所:文喫 六本木 入場無料エリア
営業時間:9:00~20:00(19:30ラストオーダー)
※アイスクリームはテイクアウト可。数量限定のためなくなり次第販売終了。

■映画「アイスクリームフィーバー」作品情報
【あらすじ】
美大を卒業してデザイン会社に就職するもうまくいかず、いまはアイスクリーム店「SHIBUYA MILLION ICE CREAM」のバイト長として日々を送る常田菜摘(吉岡里帆)。ある日、店にやってきた作家・橋本佐保(モトーラ世理奈)に運命的なものを感じ、佐保の存在が頭から離れなくなっていく。一方、バイト仲間で後輩の桑島貴子(詩羽)は、変わりゆく菜摘をどこか複雑な想いで見つめていて…。
アイスクリーム店のご近所さんの高嶋優(松本まりか)は、疎遠になっていた姉の高嶋愛(安達祐実)の娘・美和(南琴奈)が、何年も前に出ていった父親を捜すため、突然訪問してきて戸惑っていた。いきなり始まった共同生活。優の内心を占める不安は、それだけではなかった……。
熱(フィーバー)に似た、心を捉えて離さない衝動。それぞれの色を纏った4人の想いは交錯し、切なくも確かに疾走していく――。

出演:吉岡里帆
モトーラ世理奈、詩羽(水曜日のカンパネラ)
安達祐実、南琴奈、後藤淳平(ジャルジャル)、はっとり(マカロニえんぴつ)、コムアイ
新井郁、もも(チャラン・ポ・ランタン)、藤原麻里菜、ナツ・サマー
MEGUMI、⽚桐はいり
松本まりか
監督:千原徹也
原案:川上未映子「アイスクリーム熱」(『愛の夢とか』講談社文庫)
主題歌:吉澤嘉代子「氷菓子」
脚本:清水匡
音楽:田中知之
7月14日(金)TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイント他にて全国ロードショー

■千原徹也 プロフィール
アートディレクター/株式会社れもんらいふ代表
1975年京都府生まれ。
広告(H&Mや、日清カップヌードル×ラフォーレ原宿他)企業ブランディング(ウンナナクール他)、CDジャケット(桑田佳祐 「がらくた」や、吉澤嘉代子他)ドラマ制作、CM制作など、さまざまなジャンルのデザインを手掛ける。
またプロデューサーとして「勝手にサザンDAY」主催、東京応援ロゴ「KISS,TOKYO」発起人、富士吉田市の活性化コミュニティ「喫茶檸檬」運営など、活動は多岐に渡る。そして、現在は新たな展開として、初の映画監督作品に取り組んでいる。

【著書】『人も企業も街も変える クリエイティブの裏技。』
シブヤ・トーキョーカルチャーを牽引するれもんらいふ、待望の初作品集! 写真や文字を駆使した独自の世界観で、アーティストやファッション業界のデザインで活躍しているれもんらいふ初の作品集。デザインを武器に縦横無尽に活躍する、れもんらいふ代表千原徹也の活動や作品を、設立時2011年から2023年まで振り返り、デザインロジックとともに一挙紹介する。
・価格:4,400円(税込)
・発行:誠文堂新光社
・発売日:2023年7月7日
・B5変型判/256ページ
・ISBN:9784416623114

■「文喫 六本木」概要
所在地:〒106-0032 東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビル1F
営業時間:9:00~20:00(L.O. 19:30)
入場料:平日1,650円、土日祝2,530円
※平日9:00~12:00、全日18:00以降は入場料1,100円。
※いずれも税込価格
定休日:不定休
TEL:03-6438-9120
HP:https://bunkitsu.jp/

■本件に関するお問い合わせ
文喫 六本木 担当:伊藤
TEL:03-6438-9120

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