カルチャヴィル合同会社のプレスリリース
NTLive『リア王』(C)Johan Persson
上映予定作品とスケジュールは以下の通りです。『リア王』は英国を代表する名優イアン・マッケランが主演するシェイクスピアの原作を、日本で堤真一主演の『民衆の敵』などを演出してきて日本でも人気が高い演出家ジョナサン・マンビィが演出した作品です。『かもめ』はアントン・チェーホフの愛と孤独の物語を21世紀にアレンジした作品で、『ゲーム・オブ・スローンズ』で世界的な人気俳優となったエミリア・クラークがウエストエンドで初主演した作品です。演出を手掛けたジェイミー・ロイドは、ジェームズ・マカヴォイ主演の『シラノ・ド・ベルジュラック』でローレンス・オリヴィエ賞を受賞し、英国演劇界に新たな風を吹き込む才能として世界から注目を浴びています。そのほか、ナショナル・シアター・ライブの作品は、英国ナショナル・シアターが“世界中の人が見るに値する”話題が高く上質な舞台を厳選して、こだわりのカメラワークで収録し、日本の映画館で上映する企画ですので、どの作品も見た後の満足感が素晴らしい充実した鑑賞体験を味わえる作品となっています。ぜひこの機会に、扇町キネマへお越しください。
【扇町キネマ コメント】
この度、ナショナル・シアター・ライヴを上演することが出来て非常に嬉しく思います。
記念すべき第一弾として10月には、演劇史を代表する劇作家ウィリアム・シェイクスピアの「リア王」、アントン・チェーホフの「かもめ」を上映します。演劇ファンにも、映画ファンにもNTLiveの良さを体感できるきっかけになればと思います。
11月には扇町ミュージアムキューブのオープニングラインナップとして「ハムレット」を題材とした演劇公演が2公演※1決定しています。ベネディクト・カンバーバッチ主演のNTL版『ハムレット』 と合わせてお楽しみください。
今後も複数の劇場などからなるシアターコンプレックスとして、演劇と映画の垣根を越え様々な観客に豊かな鑑賞体験をお届けできればと思います。
※1. 扇町ミュージアムキューブ オープニングラインナップとして「ハムレット」を題材とした以下2公演が上演予定
①エイチエムピー・シアターカンパニー 〈シェイクスピアシリーズⅢ〉『ハムレット 例外と禁忌』
[上演日程:2023/11/03(金) ~ 2023/11/05(日)]②うさぎの喘ギ 『演劇RTA ハムレット』
[上演日程:2023/11/16(木) ~ 2023/12/11(月)]
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■10月3日(火)~7日(土)
3(火) 『リア王』
4(水) 『かもめ』
5(木) 『リア王』
6(金) 『かもめ』
7(土) 『リア王』
■11月(予定:詳細は後日発表)
『ハムレット』/『るつぼ』
■12月(予定:詳細は後日発表)
『フランケンシュタイン』
場所:扇町キネマ(扇町ミュージアムキューブ CUBE03)
扇町ミュージアムキューブとは:
扇町ミュージアムキューブ(運営:株式会社シアターワークショップ)は、3つのシアターと7つの多目的スペースからなるシアターコンプレックスで、映画・演劇・音楽・舞踊・伝統芸能・美術・体験型講座など様々な文化がクロスする新しいアートの発信地を目指す複合文化施設です。
所在地:〒530-0052 大阪府大阪市北区南扇町6-26
扇町キネマとは:
いつ来ても映画を観ることができる、そんなスペースを施設内に作りたいという思いから、ドキュメンタリー、インディーズ、アート系作品を得意とする『第七藝術劇場』を映画プログラム編成のパートナーに迎え、ミニシアターとして上映を行っていきます。
扇町キネマのオープニングを飾るのは、10月の特別企画『ミニシアター・リターンズ :Masterpiece』。ミニシアターを彩ってきた、まさに Masterpiece(マスターピース)といえる珠玉の名作たちをピックアップします。第1弾発表ラインナップは、『ブエノスアイレス』(ウォン・カーウァイ監督/1997年)、『ひなぎく』(ヴェラ・ヒティロヴァー監督/1966年)、『Smoke デジタルリマスター版』(ウェイン・ワン監督/1995年)、『鉄男』(塚本晋也監督/1989年)、『鏡』(アンドレイ・タルコフスキー監督/1975年)。今後も作品は続々と追加予定。
扇町キネマでは 11月、12月も特集上映を行っていきます。
11月の企画は、映画の〈現在〉を映し出す『ミニシアター・リターンズ : Progress』。
近年に誕生した傑作を集めた特集。進化を続ける映画の〈いま〉と〈これから〉を体感してください。
12月の企画は、あの黄金時代が蘇る 『ミニシアター・リターンズ : Legacy』。
かつてこの地に存在した扇町ミュージアムスクエアの名作をスクリーンで再び上映。懐かしさとともに、良きものを未来へと引き継いでいくための特集です。
これらの上映作品については、続報をお待ちください。
また、映画ファンにも満足いただけるよう、幅広いラインナップの映画が上映できる高品質な上映設備・DCP(デジタル・シネマ・パッケージ)を導入するために、クラウドファンディングを8月31日まで実施しております。詳しくはCAMPFIRE公式HP(https://camp-fire.jp/projects/view/665198 )をご確認ください。
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『リア王』
名優イアン・マッケランが、NTLiveに再び登場! 圧倒的な演技力と存在感で老王リアが辿る悲しい末路を体現する。演出を手掛けるのは堤真一主演の『民衆の敵』など日本でも活躍するジョナサン・マンビィ。
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:ジョナサン・マンビィ
主演:イアン・マッケランほか
上映時間:230分
ストーリー:
シェイクスピアの四大悲劇の一つ。退位にあたり3人の娘の愛情を試した老王リアだったが、長女と次女に裏切られ、国を追われてしまう――。
予告編
NTLive『リア王』 ©️ Johan Persson
『かもめ』
アントン・チェーホフの愛と孤独の物語を21世紀にアレンジした作品で、『ゲーム・オブ・スローンズ』のエミリア・クラークがウエストエンドに初登場・初主演した。
作:アントン・チェーホフ 脚本:アーニャ・リース
演出:ジェイミー・ロイド
出演:エミリア・クラーク、トム・リース・ハリーズ(『ホワイトラインズ』)、インディラ・ヴァルマほか
上映時間:164分
ストーリー:
名声を欲し現実からの逃げ場を求める若い女性。憧れの女性を追い求める若い男。成功した作家は達成感を求めている。時代を変えるために戦いたい女優。田舎にある孤立した家では、夢は散り、希望は打ち砕かれ、心は傷つく。行き場のない思いは、互いにぶつかり合うしかないのか・・・。さまざまな思いが交差するドラマ。
予告編
NTLive『かもめ』 ©️ Marc Brenner
『ハムレット』
ベネディクト・カンバーバッチが以前から挑戦したいと公言していた「ハムレット」が実現した本作はオンラインチケットが発売されるやいなや10万枚のチケットが即日完売した大人気舞台。
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:リンゼイ・ターナー
主演:ベネディクト・カンバーバッチほか
上映時間:187 分
ストーリー:
ハムレットの父親を毒殺して母親と結婚し王位についた叔父への復讐劇。オリヴィエ賞最優秀演出賞ノミネート歴をもつ精鋭の女性演出家リンゼイ・ターナーによる、舞台の奥行を活かしたダイナミックな演出は、劇場の空間でありながら大作映画に匹敵する躍動感が溢れる。本作でタイトルロールを演じたベネディクトは、彼特有の個性を評価されながら、同時に歴代の「ハムレット」俳優に匹敵する名演が賞賛された。
予告編
NTLive『ハムレット』 ©️ Johan Persson
『るつぼ』
アーサー・ミラーの魅惑的な権力の寓話を、『ザ・クラウン』のエリン・ドハティと『イェルマ』のブレンダン・カウエルの主演で描く。演出は『ハムレット』(ベネディクト・カンバーバッチ主演)のリンゼイ・ターナー、デザインは『リーマン・トリロジー』でトニー賞を受賞したエス・デブリンが担当。
作:アーサー・ミラー
演出:リンゼイ・ターナー
出演:エリン・ドハティ、ブレンダン・カウエル ほか
上映時間:186 分
ストーリー:“見ざる聞かざる言わざる“の精神の中で生きるセイラムの人々。牧師の娘が昏睡状態となり、「住民の中の誰かが悪魔を呼んだにちがいない」と言い出す人が出て、若い女性たちは、自分達の見たことを証言し始める。やがて恐怖、復讐、告発の風潮が地域社会に蔓延し始めて・・・。
予告編
NTLive『るつぼ』 ©️ Johan Persson
『フランケンシュタイン』
アカデミー賞監督ダニー・ボイルが超有名原作に挑む!イギリス演劇界最高峰のオリヴィエ賞主演男優賞をベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーがW受賞したNTLive史上最も人気の1作品。主演二人が入れ替わり、怪物と博士を演じる2つのバージョンがある。どちらも見比べたい傑作だ。
作:メアリー・シェリー
演出:ダニー・ボイル
主演:ベネディクト・カンバーバッチ、ジョニー・リー・ミラーほか
音楽:アンダーワールド
上映時間:BC 怪物版132 分 、JLM怪物版126分
ストーリー:
博士に造られた怪物。彼は世界との接触により徐々に人間の心を持つようになるが・・・。
予告編
NTLive『フランケンシュタイン』 ©️ Catherine Ashmore
【ナショナル・シアター・ライブとは】
ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)は、英国で上演された話題の舞台を世界の映画館で気軽にご覧いただく上映イベントです。NTLiveによる最先端でこだわりの撮影技術は、上演時のパフォーマンスを舞台上で巻き起こる役者同士の空気感と鮮度はそのままに、臨場感あふれる映像でスクリーンへお届けします。感情の揺らぎをとらえるクローズアップから、趣向を凝らした美術セットを隈なく楽しめる舞台のワイドショットまで、NTLiveなら映画館のお客様の誰もが現地の劇場のベストシートでご鑑賞いただく観劇体験が可能です。
鑑賞料:一般3000円、学生2500円(要・学生証の提示)、障害者2500円
上映情報HP) https://www.ntlive.jp
【今後のNTLive上映情報】※扇町キネマ以外での上映情報
9/8(金)〜 『ベスト・オブ・エネミーズ』 TOHOシネマズ 日本橋ほか
8/19(土)限定 『ハムレット』 宮崎キネマ館(なんちゃって演劇史とのコラボ企画 演劇史講座付き)
8/21(月)~11/09(木) 札幌シネマフロンティアにて下記日程で各作品を上映
8/21(月)~08/24(木) 『ライフ・オブ・パイ』
8/28(月)~08/31(木) 『フリーバッグ』
9/04(月)~09/07(木) 『かもめ』
11/06(月)~11/09(木) 『るつぼ』
9/22(金)〜9/26(火) 『ハムレット』 豊岡劇場