株式会社サンライズプロモーション東京のプレスリリース
西武渋谷店モヴィーダ館7階 スペースJ(東京都渋谷区宇田川町21-1)にて、2020年7月15日(水)~ 8月13日(木)に「Мozuアートワーク-ちいさなひみつのせかい-」を開催いたします。
展覧会の構想と見どころについて、Мozuさん自身にお聞きしました。
こびとシリーズがメインに並ぶ予定です。幼い頃から妄想していた「僕が小さくなったら楽しいだろうな」という妄想を形にしたミニチュア作品シリーズです。
第一弾の「こびとの階段」では、ありがたい事にツイッターで20万以上の”いいね”をいただきました。
また、トリックアートも紹介しつつ、コマ撮りアニメも撮影しています。コマ撮りアニメでは、「こびとシリーズ」を使って、小さい現実世界にキャラクターが生活している設定のストーリーを考えています。僕のこれから1番やりたいことをみんなに見てもらういいチャンスにしたいと思っています。
なので、実際に作品を目の前で見てほしい。ジオラマって、写真だと大きく見えるんですけど、本物って思ったよりも小さいんですよ。特に僕の作品は、あえて大きく見えるように撮影しているので。その小ささがすごく可愛かったりするので、ぜひ見て欲しいなと思います。
そして現在の作家活動のすべてをこの展覧会で体感してほしいです。
こびとの階段 ©MOZU STUDIOS
虹 ©MOZU STUDIOS
ミニチュア制作の様子 ©MOZU STUDIOS
【展覧会概要】
展覧会名:Мozuアートワークーちいさなひみつのせかいー
会期:2020年7月15日(水)~8月13日(木)
会場:西武渋谷店モヴィーダ館7階 スペースJ(東京都渋谷区宇田川町21-1)
公式URL:http://mozu-exihibition.com
お問合せ:サンライズプロモーション東京:0570-00-3337(平日12:00~18:00)
■Мozu(モズ)さんへインタビュー
MOZU
Q1:Мozuさんがアートを始められたきっかけを教えてください。
A1:僕が保育園に行っていたぐらいの時に、父が僕に絵をよく描いてくれていました。父は自営業だったので、忙しく、あまり家にいる時間がなくて。後から聞くと、あまりコミュニケーションをとる時間が取れなくて申し訳ないということで、接する代わりに、得意な絵で遊んでくれていました。僕が寝る前に、例えば、「カブトムシのロボットの絵」とリクエストを紙に書いておくと、遅く帰ってきた父がそれを見て絵を描いてくれて、翌朝、朝食の机にそれが置いてあるんです。週末には父がいたので、二人で一緒に1枚の絵を仕上げるなどしていました。多分、ものづくりというか、何かを作り出す楽しさに目覚めたのはそれぐらいの頃かなと思います。
そのうち、父と絵を描いていたのをきっかけに、小学校4年生ぐらいの時には自分でストーリーをつけて漫画を描くようになりました。ほぼ同じ時期に、友達にガンプラを勧められたんですが、それもすごく楽しくて。でもしばらくすると、プラモデル自体よりもその背景のジオラマ制作に興味が移りました。それで高校1年生の時に初めて全部自分で作ろうと思ったのが、ミニチュアで自分の部屋を再現した「自分の部屋」という作品です。
自分の部屋 ©MOZU STUDIOS
Q2:「自分の部屋」はどれぐらいの期間で作ったのですか。
A2:教えてくれる人もいなかったので、5ヶ月ぐらいかけてゆっくりと作りました。すごく楽しかったですね。好きなものを好きに作るという楽しさを、ここで初めて知りました。
Q3:なぜ「自分の部屋」を作ろうと思ったのですか。
A3:好きだったんですよ、自分の部屋が。部屋にいることが多くて、その空間がすごく好きだなと思っていたんです。
Q4:独学でいらっしゃるのは、どう勉強されたんですか。
A4:好きな作家さんの作品展に行って、本人に話を聞いたり、その方が出しているジオラマの本を読んだり、ブログを読んだりしました。そこから真似したりしていました。
Q5:こんなにツイッターで拡散されると思っていましたか。
A5:5ヶ月かけて作ったんですけど、この作品がツイッターで話題になるのは、実は1年後なんです。その間、僕の自己満足で終わっていたんですね。両親にも見せて、すごいねと褒めてくれるんですけど、家族の共通認識として「充分すごいけど、世間にはもっとすごい人がいるから、わざわざ出すほどのものでは無いよね」という意見があったんです。そんな時に同級生が「君の作品がすごいから、私のツイッターで紹介してもいい?」って言ってくれて、ツイッターをやっていなかった僕はよく分からないからいいよと言ったら、翌日5万ぐらい「いいね」がついて。その次の日にテレビ局3社ぐらいから取材依頼があって、コトの大きさを認識しました(笑)。
Q6:どんな人に今回の展覧会を見て欲しいですか。
A6:全ての年齢の人に見て欲しいです。僕の作品は年齢問わず、いろいろな方が好きでいてくださるんですよ。何度か展覧会をした時も、小さい子どもから、お年寄りまで来てくださって。病院を抜け出してきたというおばあさんもいました(笑)。そういう方たちに楽しんでほしいですね。特に、小さい子に見て欲しいです。ものづくりの楽しさを知って欲しいから。今、この時代はテレビ、映画、ゲームと受け身の娯楽が多いと思うんですけど、誰かが作ったものを楽しむだけではなくて、自分で何かを作る楽しさを知ってもらえたらなと思っています。
僕がジオラマを作っている方に憧れてジオラマを始めたように、僕もモノを作る楽しさを感じてもらえるきっかけを与えられたらなと思います。
Q7:今、21歳ということですが、これからの夢や目標を教えてください。
A7:僕は映画監督になりたいと思っています。アカデミー賞をいつか獲ろうとは思っているんですが、それが目標ではなく、世界中のみんなに面白くて楽しいアニメを届けたいというのが今の夢です。