カルチャヴィル合同会社のプレスリリース
また、石澤靖治先生から今回の劇場公開に向け、1980年代のアメリカの様相が現代アメリカに通じる状況を解説したコラムも執筆いただいています。
「事前の情報や知識もなしにこの映画を見た時、題材は55年前のアメリカの出来事なのに、現在の話だと認識する人も多いかもしれない。それだけこの作品は現在のアメリカ社会の分断、それを助長させるメディアの軽薄さ、それによって形成される世論のありようを示しているからだ。」
上記のような導入文で始まるコラムでは、当時のアメリカでは何が起きていたのか、そしてその事象が今のアメリカにどう繋がるのかを、本作の見どころに絡めて解説してくださっています。全文はNTLive Japanの公式HPに掲載しますので、ぜひご参照ください。
https://www.ntlive.jp/bestofenemies
NTLive『ベスト・オブ・エネミーズ』をより深く楽しめる先行上映に奮ってご参加ください。先行上映イベント詳細は以下です。
■先行上映イベント概要
場所)TOHOシネマズ 日本橋
日時)8月31日(木)
18:40〜 トークショー(約30分の予定)
19:10〜 休憩(約10分)
19:20〜 本編上映開始(約160分)
登壇者(敬称略))石澤靖治(ゲストトーカー)、河合祥一郎(進行役)
座席販売)TOHOシネマズ 日本橋のHPにて8/29(火)0時(=8/28(月)24:00)から販売開始
https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/073/TNPI2000J01.do
劇場窓口での販売は8/29(火)の劇場オープン時〜
■登壇者プロフィール(敬称略)
石澤靖治
学習院女子大学教授。立教大学社会学部社会学科卒業。ハーバード大学ケネディ行政大学院修了(行政学修士MAP)。博士(政治学)。ハーバード大学国際問題研究所フェロー、ワシントンポスト極東総局記者などを経て、2000年から学習院女子大学で教鞭をとる。2011年から2017年まで同大学学長。著作として『政治コミュニケーション概論』(ミネルヴァ書房、編著)、『戦争とマスメディア』(ミネルヴァ書房)、『アメリカ大統領の噓』(講談社)、『大統領とメディア』(文藝春秋)など多数。
河合祥一郎
坪内逍遙の兄・義衛の玄孫。日本シェイクスピア協会元会長。東京大学教授。ケンブリッジ大学と東京大学より博士号取得。共著にThe Routledge Handbook of Shakespeare and Interface (ラウトリッジ), The Cambridge Guide to the Worlds of Shakespeare (ケンブリッジ大学出版局)ほか。単著に『シェイクスピア』中公新書、『シェイクスピアの正体』新潮文庫、サントリー学芸賞受賞作『ハムレットは太っていた!』白水社ほか。角川文庫よりシェイクスピア新訳ほかを刊行中。自ら演出を手掛けるKawai Projectは第11回小田島雄志・翻訳戯曲賞特別賞受賞。作・演出の『ウィルを待ちながら』は2022年6月シビウ国際演劇祭に招聘された。
■劇場予告編
■ティーザー予告
■ティーザー予告:キャラクター紹介編
■海外レビュー
★★★★★ 迫真の人間ドラマ (The Times)
★★★★★ ジェームス・グレアムのダイナミックで、陶酔するほど思慮深い芝居 (Evening Standard)
★★★★ ザカリー・クインとのヴィダルは完璧だ (Telegraph)
★★★★ 驚異的な面白さ (Time Out)
★★★★★ 目を見張るような、完璧なテンポの芝居 (Financial Times)
★★★★★ 今年最も満足度の高い芝居だ (Sunday Times)
★★★★ 素晴らしい 絶対に見逃せない (Guardian)
【作品情報】
作:ジェームズ・グレアム 演出:ジェレミー・ヘリン 出演:デヴィッド・ヘアウッド、ザカリー・クイント
上映時間:約180分(予定)
あらすじ:1968年のアメリカ、次期大統領をめぐる選挙戦が始まった。視聴率を争うテレビ局は、これまでになかった選挙番組で視聴率を稼ごうと策を練った。浮かんだ案は保守派の有名人とリベラル派の有名人を番組内で討論させるという画期的なアイデアだった。出演者として白羽の矢が立ったのは、狡猾な保守派ウィリアム・F・バックリーJrと、舌戦では負けないリベラル派ゴア・ヴィダルだ。毎晩放送される新しい形のテレビ番組はみるみるうちに国の話題となっていく。出演者であるウィリアムとゴアは想定以上の反響が高まる中で、互いの信念は否定され、中傷が飛び交い、アメリカ政治は新たな境地へと移っていく。そして、テレビニュースの在り方は、永遠に姿を変えようとしていた・・・。
見どころ:多くの賞を受賞したジェームズ・グレアム作の『ベスト・オブ・エネミーズ』は1968年のアメリカを舞台に、保守vsリベラルの戦いをTV討論という形でエンターテイメントに仕立てた番組を描いている。ウィリアム・F・バックリー(俳優デヴィッド・ヘアウッド(ドラマ『HOMELAND』))と彼に反目する政治的ライバルのゴア・ヴィダル(俳優ザカリー・クイント(映画『スタートレック』))のテレビ討論は、予想以上の反響を呼び、メディアの政治への関わり方を変えていく。2023年の現在に通じる社会の構造が、まさに1968年の物語の中に垣間見られる点は、本作を今見ても心に響く要因だろう。イギリス公演時に多くの業界誌が5つ星の評価で絶賛した傑作舞台を、日本の映画館でお見逃しなく!
【公開劇場】
2023/9/8(金)〜 公開劇場
東京)TOHOシネマズ 日本橋
シネ・リーブル池袋
神奈川)TOHOシネマズ ららぽーと横浜
名古屋)TOHOシネマズ 赤池
大阪)大阪ステーションシティシネマ
福岡)中洲大洋劇場
2023/10/6(金)〜 公開劇場
兵庫)シネ・リーブル神戸
京都)アップリンク京都
【ナショナル・シアター・ライブとは】
ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)は、英国で上演された話題の舞台を世界の映画館で気軽にご覧いただく上映イベントです。NTLiveによる最先端でこだわりの撮影技術は、上演時のパフォーマンスを舞台上で巻き起こる役者同士の空気感と鮮度はそのままに、臨場感あふれる映像でスクリーンへお届けします。感情の揺らぎをとらえるクローズアップから、趣向を凝らした美術セットを隈なく楽しめる舞台のワイドショットまで、NTLiveなら映画館のお客様の誰もが現地の劇場のベストシートでご鑑賞いただく観劇体験が可能です。