【映画館でバレエを】 史上最大のスケールとなった今シーズンも、いよいよフィナーレへ!ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』8/25(金)公開記念、本編映像解禁‼そして、来シーズンの見どころを先取り!

東宝東和株式会社のプレスリリース

世界最高の名門歌劇場「英国ロイヤル・オペラ・ハウス」で上演されたバレエとオペラの舞台を、特別映像を交えてスクリーンで体験できる人気シリーズ「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2022/23」。史上最大のスケールとなった今シーズンもいよいよフィナーレを迎え、ロイヤル・バレエの歴史の中でも特別な位置づけにあるチャイコフスキーの比類なき傑作『眠れる森の美女』が、8/25(金)~8/31(木) よりTOHOシネマズ 日本橋ほかにて1週間限定公開となる。

公開を記念して、『眠れる森の美女』の本編映像の一部(32秒)が到着!

舞踊評論家・森菜穂美氏が、本作と、来シーズンの見どころを先取解説!!

 

 チャイコフスキー三大バレエの中でも、巨匠マリウス・プティパがチャイコフスキーと密接に協力して細部まで注文し、振付と音楽が完璧にマッチした比類なき傑作『眠れる森の美女』。第二次世界大戦中、避難所に使われていたコヴェントガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスが、再開した際に初演され、劇場の眠りを覚ませた、この上なく美しく華麗な旋律によるグランド・バレエの代表的な作品である。

                       

 今回、解禁となった映像は、本作の冒頭シーンで、ロイヤル・バレエ団の芸術監督のケヴィン・オヘアが、「『眠れる森の美女』はクラシックの代表作」と述べ、続いて稽古中のダンサーたちが登場し、カラボス役のクリステン・マクナリーは「おとぎ話で、昔ながらの勧善懲悪の物語」、王子役のマシュー・ボールは「チャイコフスキーの音楽が物語を紡ぎ心に響きます」と述べ、オーロラ姫役のヤスミン・ナグディは「振付と音楽が互いに引き立て合い、美しい組み合わせです」と、そして、リラの精役マヤラ・マグリは、「まさに傑作で、バレエ団全員で演じます。また踊るのが楽しみです」と、この作品の素晴らしさについて語る映像となっている。

 森氏は、「オーロラ役のヤスミン・ナグディの完璧な技術とエレガントな踊り、王子役マシュー・ボールの貴公子ぶり、注目株イザベラ・ガスパリーニやジョセフ・シセンズの目も覚めるような青い鳥のパ・ド・ドゥなど、クラシック・バレエの魅力があふれる魅惑の舞台。」と大絶賛。おりしも、今年の秋は日本のバレエ団による『眠れる森の美女』公演が多く行われるが、それについては、「コロナ禍で眠っていた劇場の目覚めも象徴させているかのようだ。」と評する。

 また、来シーズンの日本公開が正式に決定し、『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』『マノン』『白鳥の湖』と、ロイヤル・バレエのレパートリーの中から選りすぐりの人気4作品がラインナップされ、森氏がその見所を最速で解説。

 まず、オープニングを飾る『ドン・キホーテ』について、「バレエを観るのが初めての方でも楽しめる、スペインを舞台にした陽気なコメディ作品で、たくさんの超絶技巧が詰め込まれています。高い技術を誇るマヤラ・マグリがキトリ役、『眠れる森の美女』では王子役を演じたマシュー・ボールが、庶民的な床屋のバジル役を演じる予定で、まったく違った魅力を見せてくれるはず。」と期待を寄せ、今シーズンに続いて上演される『くるみ割り人形』については、「ロイヤル・バレエのピーター・ライト版は幾多の「くるみ」の中でも物語性が高く、夢と冒険が詰まったファンタジックな世界は、幅広い年齢層に大人気。今年は若手プリンシパルのアナ・ローズ・オサリヴァン、マルセリーノ・サンベがフレッシュな魅力で金平糖の精と王子を演じる予定。」と魅力と見どころを解説。

そして、3作目の『マノン』について、森氏は、「ロイヤル・バレエは演劇の国英国ならではのドラマティック・バレエがお家芸。その中でも最高傑作の『マノン』は、パリの裏社交界を舞台にした甘美で退廃的な世界観、究極の愛の姿を見せる。深く心に残る作品であり、根強い人気を誇る。」と語り、「シーズンを締めくくる『白鳥の湖』は言わずと知れたバレエの代名詞。世界トップクラスのダンサーたちが、チャイコフスキーのあまりにも美しく心を揺さぶる旋律に乗せて、圧巻のドラマに浸りたい。ロイヤル・バレエ版は夭折の天才振付家リアム・スカーレット振付による陰影に富んでドラマチックな『白鳥の湖』だ。」と、4作品の魅力と見どころを先取り解説。

「この4作品を観れば、ロイヤル・バレエがなぜこんなにも世界的に大人気なのかが実感できる。」と来シーズンのラインナップに太鼓判を押す。さらに、シネマシーズンの魅力として、「世界的なスーパースターだけでなく、ロイヤル・バレエで活躍する日本人ダンサーたちの踊りや演技も観られるのも、このシネマシーズンの楽しみの一つ。2023-24シーズンでは、前田紗江、中尾太亮がソリストに、五十嵐大地がファースト・アーティストに昇進し、来シーズンは頻繁にスクリーンで出会えるはずだ。高田茜、平野亮一、金子扶生と日本出身プリンシパルの活躍ももちろん期待できる。」と、今シーズンでも大活躍だった日本出身ダンサーの更なる活躍が期待できるシーズンとなりそうだ。

 また、解説全文では、今シーズン6作品のロイヤル・バレエを徹底解説している。

http://tohotowa.co.jp/roh/news/2023/08/17/kaisetsu_the_sleeping_beauty2022/

<ロイヤル・バレエ『眠れる森の美女』作品情報>

【STORY】

 国王フロレスタン24世とお妃は、 生まれたばかりのオーロラ姫の洗礼式に妖精たちを招くが、邪悪な妖精カラボスは洗礼式に招かれなかったことに激怒する。洗礼式に招かざる客として割り込んだカラボスは、オーロラは糸紡ぎで指を刺して死ぬという呪いをかけた。リラの精は、カラボスの呪いを和らげる贈り物を贈る。それは、オーロラは死なないが深い眠りに落ち、王子のキスによって目覚めるというもの。

 オーロラの16歳の誕生日に、4人の王子たちが求婚しにやってくる。禁止されている糸紡ぎを使っていた女性たちが捕まるが、お妃のとりなしで無罪放免となる。好奇心旺盛なオーロラは老婆に変装したカラボスに渡された糸紡ぎで指を刺してしまう。オーロラは深い眠りに落ち、城全体も共に眠る。

 100年後、狩りに出かけたフロリムント王子は、リラの精にオーロラ姫の幻影を見せられ、魅了される。王子はリラの精に導かれて深い森に隠れた城を見つけ、キスでオーロラを目覚めさせる。邪魔をしようとしたカラボスは打ち負かされる。おとぎ話の登場人物たちが駆けつけて、ふたりの華麗な結婚式が開かれる。

【振付】マリウス・プティパ

【改訂振付】フレデリック・アシュトン、アンソニー・ダウエル、クリストファー・ウィールドン

【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

【演出】ニネット・ド・ヴァロワ、ニコラス・セルゲイエフに基づきモニカ・メイソン、クリストファー・ニュートン

【美術】オリヴァー・メッセル

【改訂美術】ピーター・ファーマー

【照明デザイン】マーク・ジョナサン

【ステージング】クリストファー・カー、ギャリー・エイヴィス

【指揮】ジョナサン・ロー

【管弦楽】ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団

【出演】    

国王フロレスタン24世:クリストファー・サウンダーズ

女王:エリザベス・マクゴリアン

オーロラ姫:ヤスミン・ナグディ

フロリモンド王子:マシュー・ボール

カタラビュット:ベネット・ガートサイド

カラボス:クリステン・マクナリー

リラの精:マヤラ・マグリ

澄んだ泉の精:アネット・ブヴォリ

魔法の庭の精:イザベラ・ガスパリーニ

森の草地の精:前田紗江

歌鳥の精:ソフィー・オールナット

黄金のつる草の精:崔由姫

妖精のキャバリエ:ニコル・エドモンズ、ジョセフ・シセンズ、ベンジャミン・エラ、カルヴィン・リチャードソン、レオ・ディクソン、アクリ瑠嘉

英国の王子:ギャリー・エイヴィス

フランスの王子:ニコル・エドモンズ

インドの王子:デヴィッド・ドネリー

ロシアの王子:トーマス・モック

伯爵夫人:ミカ・ブラッドベリ

フロレスタン:カルヴィン・リチャードソン

フロレスタンの姉妹:前田紗江、アネット・ブヴォリ

長靴を履いた猫:デヴィッド・ジュデス

白猫:ソフィー・オールナット

フロリナ姫:イザベラ・ガスパリーニ

青い鳥:ジョセフ・シセンズ

赤ずきん:キム・ボミン

狼:デヴィッド・ドネリー

©2017 ROH. Photograph by Bill Cooper

                 

8/25(金)~8/31(木) TOHOシネマズ 日本橋 ほか1週間限定公開!

             

 ■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/   

■配給:東宝東和

                 

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