株式会社文化放送のプレスリリース
平子祐希「いろんなところで絶対言われる(『出てこいや!』を振られる)じゃないですか。ご自身で『飽きちゃった』『もういいよ』ということはないですか?」
髙田延彦「飽きちゃったっていうことはないけど。これでお仕事をいただいているというのもあるし。ただね、ヘタすると名前で呼ばれなくなっちゃう(笑)」
平子「あ、『出てこいやおじさん』だと(笑)。そうか、若い世代だと『髙田さん』より『出てこいや!』か」
髙田「名前で呼んでくれよ(笑)」
平子「日本を代表する名フレーズとして名高いですけど、もともとどういうきっかけで生まれたんですか?」
髙田「(選手を)引退して(から生まれました)。『PRIDE』っていう格闘技イベントがありまして、(リングに)出ながら盛り上がるみたいな役割をいただいて、たまたまそのときの試合がヴァンダレイ・シウバ対ランペイジ・ジャクソンだったんですね。シングルマッチで、まだお客さんにカードを発表していなかった。二人をサプライズで呼び出して、リングで発表しようと」
平子「なるほど!」
髙田「そのとき『髙田さん、何かで呼んでくださいよ』って、丸投げですよ」
平子「作家さんがフレーズを考えて『どうですか?』じゃなくて、『髙田さん、大カードを発表するのにいい方法ないですか?』って」
髙田「そうそう。呼び出すといってもそんなに選択肢ないじゃないですか。選手をリスペクトしているし。だから最初は命令形の『出てこいや!』というのは考えていなかった。ランペイジ、ヴァンダレイ、リングの中に『出てきてよ』みたいな、もう少し柔らかな感じでいたんですけど、それじゃ会場に響かないし、イベントの色に合わない。いっそのこと、乱暴な言い方だけど命令形で『出てこいや!』と言ってみようかな、というのがきっかけです」
平子「このフレーズだと大太鼓のイメージが強くあります。髙田さんが長尺で叩くんですよ。あのときの盛り上がった背中、背筋を見て格闘技ファンから『ちょっと待て、髙田。まだ(リングに)上がれるんじゃないか』という声もあったんじゃないですか?」
髙田「ありましたけど、大変なのよ。ファイター並みに体作んなきゃいけないから」
平子「作り上げていたんですね!」
髙田「やっぱり見苦しくない、お客さんから見て美しい。選手にも負けないような(体を作っていた)」
平子「ふんどし姿になるんですもんね」
坂口愛美「それが2004年の大晦日」
髙田「ほぼ(とにかく明るい)安村くんだからね。(選手は)試合に向けた技術練習やいろいろなことをしながら、フィジカルや筋トレをやるじゃないですか。それ以上のことをしていましたから。『見せる筋肉』を作るのに。プロテインも10代のころのように飲んでいましたね」
髙田さんは過去にあった「こんな場所で『出てこいや!』を言った」というエピソードや、名勝負を繰り広げたヒクソン・グレイシーとの思い出なども語ってくれた。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
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『おとなりさん』は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。
radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
【番組概要】
■タイトル:『おとなりさん』
■放送時間: 毎週月~金曜日 午前8時00分~11時00分 生放送
■パーソナリティ:(月) 平子祐希 (火) 高橋優 (水) 鈴木おさむ (木) 高山一実 (金) 山根良顕
(月~金) 坂口愛美(文化放送アナウンサー)