知って、肝炎プロジェクト・健康一番プロジェクトのプレスリリース
「知って、肝炎プロジェクト」は、2012年より、肝炎に関する知識や肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、あらゆる国民が肝炎に対する正しい知識を持ち、早期発見・早期治療に向けて自ら積極的に行動していくことを目的として活動しております。
この度、8月28日(月)に「知って、肝炎プロジェクト」肝炎対策特別大使である伍代夏子氏が彦根市を訪問し、和田市長らと懇談を行いました。
■伍代氏「一人一人が自覚をもって、自ら検査に行っていただきたいです。」
懇談の中で伍代氏は、過去にC型肝炎のキャリアだった自身の経験を伝えたうえで、「私が経験した頃から比べると、飲み薬で治る時代になりましたし、C型肝炎に関しては、いずれなくなる感染症であると信じています。ご自身の体にウイルスがいるかいないかというのは、血液検査をしなければわからないです。ご自身で検査に行ってもらい、早期発見、早期治療で薬を飲むということが大事です。」と話し、続けて、「普通の健康診断だと、アルコール性脂肪肝、コレステロールなどの結果がでますが、ウイルス性肝炎の検査はオプションで、別で受けないといけない場合もあります。 」と検査についてや、現在の治療法を伝えたうえで、「薬で治る時代になったので、早期治療をすればそんなに怖い病気ではないです。ただ放置すると、病気が進行し、肝がん、肝硬変になってしまう可能性があるため、皆様一人一人に、この病気のことを知ってもらい、自ら検査に行っていただきたいです。」と、自身の健康のためにも、検査受診や、早期発見、早期治療の重要性を市民の皆様に訴えました。
和田市長は伍代氏の話を受け、「検査を受けることや、もし自分がなってしまった時の対応など、知っておくことは重要だと感じました。認識不足なところもあるため、これを機にもっと肝炎について知り、啓発をしていきたいと思います。」と今後も肝炎対策に取り組んでいくことを伝えました。
同席した福祉保健部の森原氏は「平成26年4月より『彦根市肝炎ウイルス検診等実施要領』を定め、40歳から60歳の節目年齢の方には、検診1回分は無料で受けていただけるよう、無料券の送付や、それ以外で未検診の方には、個人負担が少ない金額で受けていただけるといった取り組みを行っており、毎年1000人余りの方に検診を受けていただいています。」と彦根市の肝炎対策について話しました。
田澤氏は「市として、HPの『健康検査・がん検診のお知らせ』に掲載して受診率アップを図っていますが、今後も肝炎について様々な啓発を行っていきたいです」と今後一層肝炎対策について取り組んでいくと述べました。
■開催概要
■催事名 :彦根市訪問
■日時 :2023年8月28日(月) 10:00~10:35
■開催場所 :彦根市役所
■出席者 :彦根市長 和田 裕行 氏
「知って、肝炎プロジェクト」肝炎対策特別大使 伍代 夏子 氏
福祉保健部長 田澤 靖壮 氏
福祉保健部健康推進課長 森原 敏 氏