なら国際映画祭のプレスリリース
公式HP:https://nara-iff.jp
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新プログラム、ふるさと納税企業版を活用した「NARAtive Jr.」から
「死生観」をテーマにした村松希祥監督初作品『縁々(えんえん)』公開
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「NARAtive Jr.(ナラティブジュニア)」は、昨年度、奈良市のふるさと納税企業版を活用し、若手育成の一環のプロジェクトで、ユースシネマプロジェクトを経験した村松希祥が監督として選抜されました。河瀨直美監督作品『殯の森』の舞台でもある奈良市田原(たわら)地区にプロスタッフ、キャストが集結し、新生・村松組にて、本年2月に撮影。村松監督デビュー作として誕生した『縁々(えんえん)』は、里山に暮らす家族(中学3年⽣の娘と祖⺟、⺟)が失踪した⽗の姿を追い求め、あいまいな日常からほころびる境目をさまよう物語。本作品は、9月16日のオープニングフィルムとしてプレミア上映を予定しています。
◆9月16日(土)11時00分上映 「縁々」 監督:村松希祥 (日本/2023/36分)
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ユースの感受性信じ、議論や発表の場を創出するプログラム「ユース映画審査員」
「ベルリン国際映画祭・ジェネレーション部門」推薦5作品
「SSFF & ASIA 2023受賞作品セレクション」5作品
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ユース映画審査員
「ユース映画審査員」は、長編部門「ベルリン国際映画祭・ジェネレーション部門」推薦の5作品、短編部門「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023受賞作品セレクション」5作品をユース審査員だけで審査を行い、各部門最優秀作品の発表を行うプログラムです。
18日(月)17時30分~のクロージングセレモニーでは、ユース審査員による各部門の最優秀作品「クリスタルSHIKA賞」の発表を行い、映画の審査を通して世界情勢や文化についても学生目線で議論します。開催期間中は、ご来場いただいた方も同作品を鑑賞いただけます。
「ユース映画審査員」上映作品について
長編部門:ベルリナーレ・スポットライト・ジェネレーション
オフィシャルパートナー「ベルリン国際映画祭・ジェネレーション部門」が推薦する5作品を上映。ユース世代が自分たちと同じ10代の心情を描く芸術性の高い作品に触れ、審査を通して、映画を表現方法の1つとして認識しながら意見を交換することで、自己表現の機会創出を目指します。
◆9月16日(土)16時30分上映 「Hummingbirds」
監督:シルビア・デル・カルメン・カスターニョス、エステファニア・”ベバ”・コントレラス (アメリカ/2023/78分/英語、スペイン語)
◆9月16日(土)19時00分上映 「Sica」
監督:カーラ・スビラナ(スペイン/2023/91分/ガリシア語、カタロニア語、スペイン語)
◆9月17日(日)10時00分上映 「I Woke Up With a Dream」
監督:パブロ・ソラレス(アルゼンチン、ウルグアイ/2022/75分/スペイン語)
◆9月17日(日)13時30分上映 「Sweet As」
監督:ジャナ・クレーク (オーストラリア/2022/87分/英語)
◆9月17日(日)16時00分上映 「Longing for the World」
監督:ジェナ・ハッス (スイス/2023/76分/フランス語、ポルトガル語、英語)
短編部門:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023受賞作品セレクション
アジア発の新しい映像文化の発信と新進若手映像作家の育成を目的とする、米国アカデミー公認“ショートショート フィルムフェスティバル & アジア”から「SSFF & ASIA 2023受賞作品セレクション」5作品を上映します。審査を通して、ユース世代の感受性や協調性を育み、未来の映像文化を支える担い手の育成を目指します。
◆9月16日(土)13時00分上映 (5作品上映)
「砂漠の星」『Desert Lights』 監督:Katherina Harder (チリ/2022/19分)
「スカベンジャー」『Giddh (The Scavenger)』 監督:Manish Saini (インド/2022/24分)
「半透明なふたり」『Seen』 監督:浜崎 慎治 (日本/2022/24分)
「さようならまでの時間」『LIVE TILL DIE』 監督:Gustav Ågerstrand, Åsa Ekman, Oscar Hedin Hetteberg, Anders Teigen (スウェーデン/2022/24分)
「希望のかけ橋」『The Bridge』 監督:吉田和泉 (ポーランド/2022/22分)
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ユースの自由な発想を形にするプログラム「ユース映画制作ワークショップ」
特別講師には映画監督の安藤桃子さんをお招きして実施
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ユース映画制作ワークショップ
「ユース映画制作ワークショップ」は、「子どもを子ども扱いしない」という姿勢の基で、企画から撮影・編集までをユースのみで行ってもらうプログラムです。今年は、映画監督の安藤桃子さんを特別講師としてお招きして実施し、2作品(2チーム)を制作しました。作品上映とともにメイキング映像や参加者のトークセッションも実施いたしますので、ご来場いただいた方にもお楽しみいただけます。
【ユース映画制作ワークショップ2023 星空上映会2023内上映発表】
「ユース映画制作ワークショップ」上映作品について
◆9月18日(月)16時00分上映 (2作品上映)※無料上映
チーム名:チーム新時代
参加ユース:Nanami Suematsu, Haruki Miyagawa, Shintaro Uemura, Taisei Morimoto, Rakusai Inoue
「夏灯(なつあかし)」 監督:Taisei Morimoto, Rakusai Inoue(日本/2023/14分)
チーム名:チューファー
参加ユース:Yuka Umemoto, Honoka Shirata, Chiharu Tominaga, Raki Mitsumune, Taichi Ikeya, Nalu Furumi
「ここから」 監督:Nalu Furumi 企画:チューファー(日本/2023/15分)
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「宮崎-奈良が“明日”をつなぐ」をテーマにした、新プロジェクト
「Feel in MIYAZAKI, Speak in NARA」実施決定、 天理市との特別上映も
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次世代を担う未来の映画人を発掘・育成するための、学生が主役の映画祭「なら国際映画祭 for Youth 2023」より、9月18日に実施する企画「Feel in MIYAZAKI, Speak in NARA」についてご案内します。
「Feel in MIYAZAKI, Speak in NARA」(宮崎カーフェリー株式会社共催事業)は、これからの未来を若者と共に考えていく必要があり、彼らが今何を思い、何を感じているのか、宮崎への船旅を通した映像作品で表現してもらい、フェスティバル時にはその想いや価値観を共有する場を、上映&トークセッションとして、ご来場頂いた方もお楽しみ頂けます。
また、17日には天理市との共催で特別上映企画 古川葵監督作品「陽のかけら」も上映。
奈良県天理市の山間部に位置する「長滝」という村里に、2ヶ月間、住み込みで撮影した短編ドキュメンタリー。かつて限界集落と呼ばれたこの地域に、30年ぶりに子どもたちの雄叫びがこだましている。かけ回って遊ぶ彼らに導かれるようにして、私は、形を変えて生きゆく村里の姿と、いつの時代も変わらない人の営みに出会った───。
◆9月17日(日)19時00分上映 「陽のかけら」 監督:古川葵(日本/2023/22分)※無料上映
◆9月18日(月)13時00分上映 「Feel in MIYAZAKI, Speak in NARA」(4作品上映) ※無料上映/プロジェクト参加者:Mitsuki Kawase, Rei Miller, Maia Findlay, Yui Tajima
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「なら国際映画祭 for Youth 2023」について
「なら国際映画祭 for Youth 2023」は、次世代を担う未来の映画人を発掘し、育成することを目的に開催している中高生を主役とした映画祭です。9月16日(土)から9月18日(月)の3日間で、映画を「創る」ユース映画制作ワークショップ、「観る」ユース映画審査員、「魅せる」ユースシネマインターンの3つのプログラムを展開します。
当日は「ユース映画制作ワークショップ」で制作された映画2作品やそのメイキングのほか、「ベルリン国際映画祭」が推薦する⻑編映画5作品、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023受賞作品セレクション」の短編映画5作品を上映予定です。また、今年から新設されたユースシネマプロジェクト経験者による企画「NARAtive Jr.」で制作された映画・映像なども含め、合計19本の作品を鑑賞いただけます。
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【開催概要】
イベント名称 :「なら国際映画祭 for Youth 2023」
開催期間 :2023年9月16日(土)~9月18日(月)
開催場所 :奈良公園バスターミナルレクチャーホール
(〒630-8213 奈良県奈良市登大路町76)
チケット料金 :前売:一般1300円、学生1000円
なら国際映画祭サポーターズクラブ2023会員…無料
公式ホームページ:https://nara-iff.jp
チケット予約サイト:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01dyr4hf9g831.html
スケジュール・作品詳細:
https://prtimes.jp/a/?f=d127743-1-aca8ffba848fa697405e900f6f8ed112.pdf
プレスリリース:
https://prtimes.jp/a/?f=d127743-1-3c47f2df0691fc3970bf4158f26312ce.pdf
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なら国際映画祭 エグゼクティブディレクター 河瀨直美
【エグゼクティブディレクター 河瀨直美コメント】
奈良は、神様のお庭に、鹿も人間もみんなで仲良く暮らしている世界遺産のまちです。2020年、世界中の人々が小さなウィルスの脅威を実感することとなった時、10年目を迎えたなら国際映画祭の役割を想っていました。こんな時だからこそ、このお庭から、世界への扉を開き、本当の意味での国境を超えたつながりを実感し、「日本」を改めて誇りに思い、この庭に小さな種を撒くことにしよう! 撒いた種は、今、青くイキイキと芽を出し、幹が出始めました。2021年より新たな名前を持ったユースのフェスティバルは、2023年の今、ここから世界に繋がる「タカラモノ」とともに未来を創ってゆきたいと願います。地球という同じ船に乗った78億の人々の心に芸 術の光が宿り、世界を照らすことができますように。この庭が育まれてゆくことができれば幸いです。
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特定非営利活動法人なら国際映画祭について
【運営団体概要】
社名:特定非営利活動法人なら国際映画祭
本社所在地:
奈良市花芝町17番地 サン・ふくむらびるpartI 201号室
事業内容:映画祭の企画・運営
設立:2010年