【日経CNBC投資家アンケート】海外投資家の日本株買い、6割が「続く」と予想、中国景気への懸念で相対的な割安感

株式会社日経CNBCのプレスリリース

株式会社日経CNBC(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:竹之内源市、以下「日経CNBC」)は9月6日、現役の投資家を対象に8月31日から9月4日までインターネットで実施した「外個人投資家による日本株式の売買動向」に関するアンケート結果を発表しました。結果は以下の通りです。

  • 「外国人買い、続きますか?」

今年前半は、外国人投資家の旺盛な日本株買いが株式相場を押し上げました。
今後も外国人買いは続きますか?

アンケートは「外国人買い、続きますか?」という質問に対し、「続く」「続かない」「分からない・どちらでもない」の3つの選択肢から選んでもらう形で実施しました。その結果、「続く」 が60.0%と過半数を占めました。中国景気への懸念から相対的に景気の良い日本に資金が向かうとの見方が目立ったほか、今年4月の「バフェット効果」をきっかけとした日本株への関心がある程度続くとの回答もありました。一方、「続かない」 は23.2%で、既に十分に利益を得た海外勢からは今後売りが増えるとの回答がありました。

詳細ページURL ⇒ https://www.nikkei-cnbc.co.jp/information/2471140

9月7日(木)に放送した「昼エクスプレス」では、日経CNBCの直居敦と岡村友哉が調査結果やその背景について語りました。

〈日経CNBC 解説委員長 直居敦〉

東証改革など、外国人投資家から注目されやすい動きがあることが大きい。アベノミクス相場ほどの“熱狂”を感じないが、その分、息の長い外国人買いになる可能性があるのではないか。

〈日経CNBC キャスター 岡村友哉〉

外国人の買いが続くと考える個人投資家が多いということは、つまり株式相場の先行きに強気の投資家が多いということと同じだと思う。

●番組の映像は期間限定で無料公開中 → https://online.nikkei-cnbc.co.jp/vod/47128

アンケートで寄せられたコメントの一部をご紹介します。

  • <続く>を選択された方のコメント

・中国が大幅減速する中、相対的に見て景気の良い日本が資金の移動先としては最適だから。(たっくん)

・バフェットさんの日米株買い以降、アメリカのCNBCで日本株や日本経済についての報道が増えていて、日本株に関心がある程度向いていると思うから。(マムシとスッポン)

・欧州、中国経済失速、米国経済は好調で来年大統領選挙しかも利下げ余地大。ただやや過熱感あり。日本経済は来年も人手不足で賃金上昇しマイルドなインフレで名目GDPは600兆円乗せとなれば相対的に日本株は買われる。(やすゆみ)

・日本はインフレに変わり、米国は来年も利上げが続くと思われ、中国は景気後退するがコロナ禍から中国離れが世界的に進んでいることからまだ物価が安い日本に注目が集まると思われるから。(パグモグ君)

  • <続かない>を選択された方のコメント

・PBR1.0割れ銘柄の株主還元策や割安感だけでは外国人買いは続かないと思います。効率的かつ安定的に利益を出せる世界有数の日本企業が増えることが必要かと思います。(アルファが大事)

・もう充分に利益が出ていると思うので利食いの売りが出るでしょう。 なんにしても押し目がほしいです(ニーサユーツー)

・割安で買い高くなったら売り抜けるの繰り返し(男性・70歳~)

  • <分からない・どちらでもない>を選択された方のコメント

・この数か月はわからないが中長期的には入ってくると思う。株価は業績に収れんする。経済のブロック化が続く中、製造業が強い日本には大きなメリットが今後続くと思われる。また来年より個人マネーのNISA拡充による数十兆の流入も期待でき、追随買いもくると予想。(ダーツー)

・消去法で日本が投資先として“一番まし”だから。外国人の買いはあると思うが、続くかどうかはわからない。(おにへん)

詳細ページURL ⇒ 詳細ページURL ⇒ https://www.nikkei-cnbc.co.jp/information/2471140

調査対象 :日経CNBC視聴者
有効回答数:94件(30代~70代の現役の投資家)
調査期間 :2023年8月31日~2023年9月4日
調査主体 :株式会社 日経CNBC

  • 日経CNBCについて

日経CNBCは、日本経済新聞社と米国4大ネットワークのひとつNBCの関連会社CNBCが中核になって1999年10月に開局したマーケット・経済専門チャンネルです。ボーダレス化が進む世界経済の迅速かつ正確な経済・マーケット情報を24時間ノンストップで提供しています。
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