宮沢章夫の名作『砂の国の遠い声』を俳優 山崎一が主宰する劇壇ガルバが上演 カンフェティで先行チケット発売

ロングランプランニング株式会社のプレスリリース

劇壇ガルバ 企画製作、劇壇ガルバ第5回公演『砂の国の遠い声』が2023年11月16日 (木) ~2023年11月20日 (月)に東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都豊島区西池袋1丁目8番1号)にて上演されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて9月16日(土)10:00より先行発売開始です。

カンフェティにて9月16日(土)10:00よりチケット先行発売開始

https://www.confetti-web.com/

公式ホームページ

https://gekidangalba.studio.site/

劇壇ガルバ主宰 山崎一 コメント

「砂の国の遠い声」は、宮沢章夫さんが 1994 年に「遊園地再生事業団」で上演し、私も出演した戯曲です。劇壇ガルバとしては、もともと 2020 年の第2回公演として予定していたものです。宮沢さんに上演許可をもらい、キャストも決まり、チラシもできて、稽古に入る寸前で、中止になりました。そうこうしていたら、昨年、なんと宮沢さんが旅立たれてしまいました。

今回、演出は笠木泉さんに頼みました。宮沢さんの芝居に出演し、制作も担当していた演出家です。彼女を中心にメンバーみんなで、(宮沢さんならこう言うな…)と思ったり、思わなかったりしながら、劇壇ガルバの「砂の国の遠い声」をつくります。

宮沢さんを知っている人、知らない人、思いを馳せたい人、ただ笑いたい人…いろいろな、たくさんの人に見ていただくことでこの芝居がまた新しい命を得るのではと考えています。見ていただいた方の反応が楽しみです。

★会期中は宮沢章夫さんの作品をテーマにアフタートークを企画します。

【あらすじ】

時代は現代、場所は砂漠。

「砂漠監視隊」の 7 名の男性監視員が砂漠を見つめるだけの日々を過ごしている。

何か起こってしまっては困るので、監視を続けなければならない。

そんな中、遠くから聞こえるかすかな声。その声を聞いたものは砂の向こうに姿を消していく。

ひとり、またひとり。一度姿を消した者はたいていが帰ってこなかった。

帰ってきた者も、その間の記憶は消えている。

残された者は恐れ慄く。自分たちもいつかあの声を聞くかもしれないと。

しかし、監視を続けなくてはならない。

何かが起こってからでは遅いのだ・・・・・・。

  • 劇壇ガルバについて

2018 年 11 月、俳優・山崎一が旗揚げした演劇集団。キャスト、スタッフが能動的に関わることを目指し、山崎が信頼する俳優やスタッフに加え、オーディションにより新しい世代や才能が都度参加して活動する。

旗揚げ公演『森から来たカーニバル』(於:下北沢 駅前劇場)では、高橋惠子、高田聖子、大石継太らの出演も話題を呼んだ。2020 年 7 月に予定していた第 2 回公演『砂の国の遠い声』はコロナ禍により中止になり、代替企画として大石継太、高田聖子らと共に、別役実作『門』 を劇場から生配信。

2022 年の第 3 回公演は、アーサー・ミラー作『THE PRICE』を、髙田曜子の新訳、桐山知也の演出で吉祥寺シアターにて上演。大石、高田の旗揚げメンバーに堀文明が加わり、約 60 年前に書かれた戯曲を現代社会に共鳴する作品として蘇らせたことで高い評価を得、第 15 回小田島雄志翻訳戯曲賞・受賞対象作品となった。

同年の第4公演は実験プロジェクトとして劇壇初の新作『錆色の木馬」(於:三鷹SCOOL)を上演。若手作家 山崎元晴と、演出家 西本由香(文学座)を中心にワークショップを重ねて戯曲を作り上げた。1 回 40 席、全 10 回のチケットは、初日前に完売、配信やアーカイブも実施し SNSで話題を呼んだ。

  • 主宰・演出家プロフィール

山﨑 一(劇壇ガルバ主宰/出演)

1957 年、神奈川県出身。早稲田小劇場を経て小劇場を中心に活動。2018 年劇壇ガルバを旗揚げ。『シャンハイムーン』、『父と暮せば』にて第 26 回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。『12 人の怒れる男』(演出:リンゼイ・ポズナー)、『23 階の笑い』(演出:三谷幸喜)にて、第 28 回読売演劇大賞最優秀男優賞受賞。

近年の主な出演作は、『兎、波を走る』(演出:野田秀樹)、『ケンジトシ』(演出:栗山民也)、『錆色の木馬』(演出:西本由香)、『阿修羅のごとく』(演出:木野花)、『みんな我が子』(演出:リンゼイ・ポズナー)、『THE PRICE』(演出:桐山知也)、『友達』(演出:加藤拓也)、『本当のハウンド警部』(演出:小川絵梨子)、『メアリスチュアート』(演出:森新太郎)、映画『シン・ウルトラマン』、『科捜研の女〜劇場版〜』、『アルキメデスの大戦』、TV『祈りのカルテ』、『鎌倉殿の 13 人』など。

笠木 泉(劇作家/演出家/俳優/演劇ユニット「スヌーヌー」主宰)

1976 年、福島県出身。出身日本女子大学在学中、俳優として宮沢章夫主宰の遊園地再生事業団に参加。以後、ペンギンプルペイルパイルズ、劇団、本谷有希子、劇団はえぎわ、岡田利規作品、ニブロール、ミクニヤナイハラプロジェクト、明日のアー等の舞台作品や、テレビドラマ、映画等の映像作品に多数出演。

また作・演出も手掛け、戯曲『家の鍵』がせんだい短編戯曲賞2018 の最終候補に選出。2018 年に演劇ユニット「スヌーヌー」を立ち上げ、全劇作と演出を担当。スヌーヌー第二回公演『モスクワの海』が第 66 回岸田國士戯曲賞最終候補作にノミネートされる。2023 年、10 代のための新しいスクール「GAKU」内のクラス「新しい演劇のつくり方」の担当講師として 10 代と共に戯曲創作に取り組むなど活動の場を広げている。

  • 出演者プロフィール

大石継太

1960 年、大阪府出身。1983 年にニナガワ・スタジオ入団、『タンゴ・冬の終わりに』に出演。その後、蜷川幸雄の演出にて『三人姉妹』、『夏の夜の夢』、『近松心中物語』、『N I N A G AW A・マクベス』などの作品に多く出演。劇壇ガルバには旗揚げ公演以来、全ての公演に参加。
近年の主な出演作は、『THE PRICE』(演出:桐山知也)、『ヘンリー八世』(演出:吉田鋼太郎)、「鋼の錬金術師」(演出:石丸さち子)、「三人姉妹」(演出:大河内直子)、TV『DCU』 など。

佐伯 新

1969 年、富山県出身。1994 年より宮沢章夫が主宰する劇団「遊園地再生事業団」を中心に役者としての活動をスタートし数多くの舞台公演に参加。その後テレビや映画へと活動の幅を広げ、映画「寄生獣」で各方面より注目され、TV『IQ246』、『わたし、定時で帰ります』、『MIU404』、『監察医 朝顔』など脇役として欠かせない存在となり『今日から俺は!スペシャル』では今井の父親役として映像で良く見かける役者として定着。2019 年「仮面ライダーゼロワン」では山下専務役として子供から大人まで幅広い年代に愛される存在の役者である。

近年の主な出演作は、TV『キッチン革命』、『ラストマン』、『風間公親~教場 0~』、『特捜 9』、『フィクサー 2』など。

玉置孝匡

1972 年 大阪府出身。大阪芸術大学舞台芸術学科演技・演出コース卒業。2004 年、倉持 裕 主宰の劇団ペンギンプルペイルパイルズに参加。数多くの舞台や映像作品で活躍する。

近年の主な出演作は、『DADDY』(演出:河原雅彦)、『歌妖曲~中川大志之丞変化~』(演出:倉持 裕)、『鎌塚氏、羽を伸ばす』(演出:倉持 裕)、『ウェンディ&ピーターパン』(演出:ジョナサン・マンビィ)、『ピーター&ザ・スターキャッチャー』(演出:ノゾエ征爾)、『天保十二年のシェイクスピア』(演出:藤田俊太郎)、映画『キャラクター』(監督:永井聡)、『引っ越し大名!』(監督:犬童一心)、TV『相棒 season20』、『恋せぬふたり』など。

長谷川朝晴

1972 年、千葉県出身。1993 年、明治大学在学中ジョビジョバを結成。2002年12月のライブツアーを最後に活動を休止するまでジョビジョバとしてライブ活動をはじめテレビ・ラジオ・イベントなどに出演。その一方で、個人でのドラマ、映画の出演等その活動は多岐にわたる。

2010 年、映画『ヘブンズ ストーリー』で第 25 回高崎映画祭最優秀主演男優賞受賞。近年の主な出演作は、『リチャード三世』(演出:シルヴィウ・プルカレーテ)、『守銭奴』(演出:シルヴィウ・プルカレーテ)、『磁場』(演出:倉持 裕) 、『バクマン』(演出:ウォーリー木下)など。

細川洋平 

1978 年、埼玉県出身。1999 年、早稲田大学演劇俱楽部を経て演劇ユニット「水性音楽」を結成。主宰・作・演出として 2006 年の解散まで全作品を手がけ、2000 年、劇団「猫ニャー」(後の「演劇弁当猫ニャー」)に俳優として解散まで参加。2010 年、演劇カンパニー「ほろびて」を旗揚げ。2021 年、第 11 回せんがわ劇場演劇コンクールでグランプリ/劇作家賞を受賞。2024 年 2 月に芸劇 eyes 枠で東京芸術劇場シアターイーストへの初進出が決定している。セゾン文化財団 セゾン・フェロー。

俳優として近年の主な出演作は、『イェルマ』(演出:瀬戸山美咲)、『ハル』(演出:栗山民也)、『シラノ・ド・ベルジュラック』(演出:鈴木裕美)、TV『DASADA』、『いだてん~東京オリムピック噺~』など。

矢野昌幸

1989 年 神奈川県出身。法政大学社会学部メディア社会学科卒業。山縣太一氏に師事。大学卒業後、俳優として小劇場界を中心に活動。演劇ユニット、「カナリアーズ」主宰(作・演出・出演)。
近年の主な出演作は、『ホールドミーおよしお』(演出:山縣太一)、『いざ最悪の方へ』(演出:額田大志)、『no plan in duty』(演出:篠田千明 )、『ガガたち』(演出:矢野昌幸)など。

  • 公演概要

劇壇ガルバ第5回公演『砂の国の遠い声』

公演期間:2023年11月16日 (木) ~2023年11月20日 (月)

会場:東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都豊島区西池袋1丁目8番1号)

作:宮沢章夫 / 演出:笠木 泉

■出演者

大石継太 / 佐伯 新 / 玉置孝匡 / 長谷川朝晴

細川洋平 / 矢野昌幸 / 山崎 一

(50 音順)

■公演スケジュール

11月16日(木) 19:00★

11月17日(金) 14:00 / 19:00★

11月18日(土) 13:30 / 18:00★

11月19日(日) 13:30 / 18:00★◆

11月20日(月) 14:00★

※開場は開演の30分前

★印の公演回終了後、宮沢章夫作品をテーマにゲストをお招きしてアフタートークを実施します。(敬称略・50音順)

16日(木) 徳永京子(演劇ジャーナリスト) ・ 山崎一

17日(金) ケラリーノ・サンドロヴィッチ(劇作家・演出家) ・ 山崎一

18日(土) 大石継太 ・ 佐伯新 ・ 玉置孝匡 ・ 長谷川朝晴

細川洋平・矢野昌幸 ・ 山崎一(全て出演俳優)

19日(日) 桜井圭介(音楽家・ダンス批評)・ 山崎一 他

20日(月) 手塚とおる ・ 温水洋一 ・ 山崎一(全て1994年初演時の出演俳優)

◆:生配信あり、撮影用のカメラあり。

■チケット料金(全席指定・税込)

一般:6,400円

学生割引:1,000 円

U25 割引:2,000 円

シニア割引:6,000 円(65歳以上)

※当日券は 500 円 UP

※割引チケットの当日券発行の有無は、公式SNSで発表します。

※割引チケットは劇壇ガルバのみ取扱

■スタッフ

音楽:桜井圭介

美術:松岡泉

照明:北澤真

音響:半田充

演出助手:磯崎珠奈

舞台監督:湯山千景

宣伝美術:陣内昭子

宣伝写真:加藤孝

ライター:ふしみしょうこ

票券 北澤芙未子 ・ 田村美紀

制作:斎藤 努 ・ 時田曜子 ・ 山崎元晴 ・ 陣内昭子

企画製作:劇壇ガルバ

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