半分以上が未経験?!日本三大テノールとの共演を夢見て……オペラ「カルメン」ハイライト 南魚沼公演 10月7日に開催

南魚沼市のプレスリリース

「南魚沼の方々に身近にオペラを楽しんでいただきたい」「オペラで南魚沼をもっと盛り上げていこう!」
そんな想いから、10月7日、南魚沼市民会館大ホールにて「オペラ『カルメン』ハイライト南魚沼公演」を開催します。

  • 今年の演目は「カルメン」! 「観る楽しさ」と「出演する楽しさ」

今回上演する「カルメン」は、「ハバネラ」や「闘牛士の歌」など、みなさんもよく知っている名曲も多く、世界で最も有名なオペラのひとつであるとも言われています。

今回、ホセ役に日本を代表するテノール歌手の笛田博昭さん(湯沢町出身)、さらにはオルガニストの橘光一さん(南魚沼市交流大使)の出演が決定。また、南魚沼の有志で結成した「南魚沼オペラ合唱団うたのみ」が約半年間の稽古を経て公演に参加し、プロのオペラ歌手たちと共演します。

「オペラを観る楽しさ」だけでなく、地元の方に「出演する楽しさ」を味わっていただけるのも本公演の魅力のひとつです。

  • 開催概要

公演名 オペラ「カルメン」ハイライト南魚沼公演 

(原語上演・日本語字幕付き)
日時 2023年10月7日(土) 

開場 14:15  開演 15:00
会場 南魚沼市民会館大ホール
料金 全席指定/税込
一般 S席5,000円(完売しました) 

   A席4,000円
学生券(小学生~高校生)

   A席のみ2,000円

   (学生券の取扱いはさわかみオペラ芸術振興財団のみ)
*当日券500円割増

*未就学児入場不可
主催 公益財団法人さわかみオペラ芸術振興財団
共催 南魚沼オペラ実行委員会

   南魚沼市

   南魚沼市教育委員会
後援 (公財)南魚沼市文化スポーツ振興公社

   新潟日報社

【チケット取扱い】
(公財)さわかみオペラ芸術振興財団

TEL:0570-023-223
南魚沼市民会館

TEL:025-773-5500
魚沼市小出郷文化会館

TEL:025-792-8811

【出演者】
カルメン:山川真奈
ホセ:笛田博昭
ミカエラ:中川郁文
エスカミーリョ:市川宥一郎
合唱:南魚沼オペラ合唱団うたのみ
オルガニスト:橘光一
演出・合唱指導:奥村啓吾

  • 地元ゆかりの出演者

笛田博昭/テノール
日本を代表するテノール歌手。国内外問わずソリストとして活躍しイタリア・ヴァチカン国際音楽祭に参加し枢機卿の音楽ミサにも出演。類まれなる声と生まれ持った体格を生かし各地で活動中。南魚沼郡湯沢町出身。

橘光一/オルガニスト
洗足学園音楽大学パイプオルガン科卒業。学生時代より電子オルガンによるオペラやミュージカル等の伴奏者として活躍する一方、キーボーディスト、ピアニストとして様々な歌手、アーティストのバックバンドでも活躍。東京国際フォーラムオープニングコンサート、新国立劇場開場記念公演でも演奏。南魚沼市交流大使。(一社)愛南魚沼みらい塾理事。

南魚沼オペラ合唱団うたのみ
令和5年4月に南魚沼市を拠点に活動をスタート。地元有志で構成。魚沼地域を合唱の街に!を合言葉に本番に向けて日々稽古中。当日は思い思いの衣装を着て「町民」や「密輸団」になりきりオペラを歌い上げます。メンバー約40名で力を合わせ、南魚沼に新たな風を巻き起こします!

  • 南魚沼オペラ実行委員会 実行委員長 神保貴雄さんのコメント

○ 開催のきっかけについて
きっかけは3年ほど前、今回主催いただいている「さわかみオペラ芸術新興財団(以下財団)」との出会いに遡ります。
財団の理事長である澤上篤人氏は、オペラと出会い、その芸術性に強く感銘を受けオペラ文化を広く啓蒙するべく財団を立ち上げました。
その事業のひとつとして地域活性部門があり、現在、四国徳島、福島喜多方でのオペラ公演を実施しています。
おもしろいのがプロ歌手を招いてのコンサートではなく、市民もそのコンサートに出演者として参加するという「市民参加型のコンサート」を提案しているところです。
これは財団を率いる澤上理事長の熱い想いで実現したもの。
「地方の衰退は日本の衰退」
昨今の日本経済の低迷のひとつが地方衰退にあるのではないかと考え、「オペラを通じて地方を元気にできないか……」そう考えたそうです。
まずは徳島でその狼煙が上がり、喜多方、那智勝浦と繋がれ、この南魚沼までたどりつきました。
令和4年10月に南魚沼を来訪した理事長に「南魚沼公演の実行委員長をやってみないか」と打診をいただきました。
以前より理事長と何度かお食事などをご一緒させていただいていたのですが、その圧倒的なパワーの前に「NO」の二文字が浮かぶ余地もありませんでした。(歩くパワースポットと呼んでいます)

○ コロナ禍を経て
いつものところに集まれない、いつもの人と集まれない、いつものことができない……
そんな日々が3年も続き、人々の絆は粉々に分断されました。
そんな絆をもう一度、取り戻したい。
そんな想いで今回、南魚沼オペラ実行委員会を立ち上げ合唱団うたのみを結成。
3年も続いたコロナ禍もひと段落したベストなタイミングで結成できたことは奇跡だと感じています。

私自身はオペラの経験も合唱の経験もありませんでしたので、地元の合唱団「笹舟混声合唱団」を率いる上村良樹団長にも声をかけさせていただき、2023年4月から毎月2〜3回ほどの稽古をスタート。
合唱団を構成する団員は、南魚沼市はもちろん十日町市、魚沼市、湯沢町、小千谷市からも参加しています。
団員40名のうち、半分以上が合唱未経験でしたが稽古を重ねるごとにメキメキと成長。
これには指導にあたってくれている、さわかみオペラ財団在籍の演出家・奥村啓吾さんの指導が大きな鍵を握っています。
徳島オペラ、喜多方オペラを大成功に導いてきた奥村さんの合唱指導は厳しくも温かく、合唱初心者でも安心して稽古に臨むことができます。
関西出身の奥村さんの関西弁を用いた指導がもう最高で、団員全員のハートをキャッチするのにはそう時間はかかりませんでした。

○南魚沼公演への想い
このコンサートの目的は、私たちの活動を通して地域のみなさんを元気にして地域を盛り上げることです。そして、裏テーマとしては個人の成長があります。
そのキーワードとなるのが「変化」。
人は年をとるにつれ変化を恐れるものです。しかし、変化を恐れ変化を拒否することは人としての成長が止まってしまうことと同義です。
合唱体験を通して、3つの変化を感じてほしいと思います。

ひとつめが「自分自身の変化」。
歌や演技という経験のないカルチャーに触れることでさまざまな気づきがあり、新しい自分を発見する機会にしてほしい。
誰かと比べるのではなく上手いとか下手でもなく、昨日よりも一歩でも半歩でも自分自身が成長できていると感じられる環境に身を置くこと……これが変化の醍醐味でもあります。

ふたつめが「仲間との関係性の変化」。
昨日までまったく知らなかった人たちと半年間の稽古を経て、コンサート本番という同じ目標に向かって走り続ける……
そのなかで生まれる関係性の変化を味わってほしい。
肩を叩き合いながら笑い合ったり、ときには喧嘩もしながらそれでも前に進んでいく、そんなすべての過程が愛おしいと思います。

みっつめが「未来の変化」。
ひとつめの自分自身の変化、ふたつめの関係性の変化を見つめることで、明日が変わります。
合唱団の活動を通して自分自身の成長を感じること、そしてその成長を促すように存在する同じ目標をもった仲間たちとの関係。
その確かな絆がまちがいなく明日を良い方向に導いてくれると私は信じています。
10月7日、最後の幕が降りた時に団員全員がどんな顔で舞台に立っているのか……いまから楽しみでなりません。

  • オペラ「カルメン」あらすじ

舞台は1820年頃のスペイン・セヴィリャ。
煙草工場で働く女工のカルメンは、若い男たちの中で一番人気があるが、竜騎兵伍長のドン・ホセだけは彼女に興味を示さない。それが気に食わないカルメンは、気まぐれでホセに花を投げつける。彼女の無礼な振る舞いに怒りながらも、ホセはその魅力に惹かれ始めていく。
ある日カルメンは他の女工たちと喧嘩騒ぎを起こし、牢屋へ送られることになるが、護送を命じられたホセを誘惑し逃れ、酒場での再会を約束する。
カルメンの色香に迷ったホセは婚約者のミカエラを振り切ってカルメンと会い、密輸をするジプシーの群れに身を投じる。だが心変わりの早いカルメンは、その時すでに闘牛士エスカミーリョに気持ちが移り替わっていたのであった。
その後に起こる結末とは…キケンな恋の物語が幕を開ける———。

  • お問合せ

(公財)さわかみオペラ芸術振興財団

TEL:0570-023-223
南魚沼市教育委員会社会教育課

TEL:025-773-3756

関連ページ

https://sawakami-opera.org/stage/national/car-uo23.html

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