株式会社NHK出版のプレスリリース
現代社会において「メディア」に関わる人の必読書となりうる一冊
3刷が出来した『ラジオと戦争 放送人たちの「報国」』
今年6月26日に発売されて以降、発売1週間で増刷が決まるなど、話題を集め続けている『ラジオと戦争 放送人たちの「報国」』。
8月に入り、全国紙各紙・通信社で書評・記事が掲載・配信され、いずれも本書を高く評価し、SNSなどでも話題を集めています。さらに著者の大森淳郎氏がNHKだけでなく数多くの民放ラジオ番組等に相次いで出演を重ねた結果、9月に入ってさらに売れ行きが加速し再度増刷が決定、このたび3刷が出来しました。
本書を取り上げるメディアは、いわゆる「8月ジャーナリズム」と呼ばれる戦争報道の域を超えて、さらに広がりつつあります。歴史やメディアに興味のある方はぜひこの機会に一度手に取ってみていただけますと幸いです。
(書店店頭やネット書店で在庫のない場合はお手数ですが、ご注文ください)
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書評・記事紹介
『ラジオと戦争』は歴史を専門とする研究者、メディアを専門とする研究者の双方から注目され、いずれも好評されています。
・「東京新聞(中日新聞・北陸中日新聞)」8月13日掲載※ 評者:ジャーナリスト・評論家でもある武田徹氏(専修大学教授)
・「毎日新聞」8月26日掲載 評者:歴史学者で日本近代史を専門とする加藤陽子氏(東京大学教授)
・「日経新聞」9月2日掲載 評者:社会学者でメディア史や歴史社会学を専門とする福間良明氏(立命館大学教授)
・「朝日新聞」9月9日掲載 評者:ノンフィクション作家の保阪正康氏
・「週刊読書人」9月22日掲載 評者:東南アジア史・歴史教育を専門とする松岡昌和氏(大月短期大学 経済科 助教 )
・「東京新聞(中日新聞・北陸中日新聞)」9月10日掲載※ 本書著者・大森淳郎氏へのインタビューを軸に「こちら特報部」での見開き特集記事が掲載▶https://www.tokyo-np.co.jp/article/276390
・「高知新聞」8月7日掲載 一面下コラム「小社会」
ほかにも、武蔵大学教授の永田浩三氏が「北海道新聞」(8月13日掲載)で書評を、ライターの武田砂鉄氏が「週刊金曜日」(8月18日号)で書評とTBSラジオ「武田砂鉄のプレ金ナイト」(8月4日放送)で紹介コメントをくださっています。
※「中日新聞・北陸中日新聞」は別日掲載
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著者・大森淳郎氏出演実績
8月から9月にかけて、著者・大森淳郎氏が出演したラジオ番組やインターネットのポッドキャスト番組も相次ぎました。アーカイブスで聴取可能なものもありますので、ぜひお聞きください。
・NHK「Nらじ」8月2日放送 特集コーナー「ラジオと戦争 放送人たちの「戦争協力」」
・文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」8月9日放送 「大竹メインディッシュ」コーナー▶https://www.youtube.com/watch?v=TOoRRuyFUyY
・TBSラジオ「荻上チキ・Session」8月15日放送 「メインセッション」コーナー【特集】終戦の日に考える。戦争でラジオは何を伝え、何を伝えなかったのか
・TBSラジオ「荻上チキ・Session」8月29日放送 「メインセッション」コーナー【特集】『ラジオと戦争』第二弾 終戦でラジオはどう変わり、何を伝えたのか▶https://www.tbsradio.jp/articles/74034/
・Amazon Music「JAM THE WORLD – UP CLOSE」(パーソナリティ・青木理氏)9月5日から配信中▶https://music.amazon.co.jp/podcasts/8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41/episodes/4551a759-36b3-47b2-b1f1-c3bd4f16cb81/jam-the-world—up-close-2023-09-05-%E9%9D%92%E6%9C%A8%E7%90%86%E3%80%8C%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%81%A8%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%80%8D
・文化放送「アーサー・ビナード ラジオぽこリぽこリ」 9月25日放送 「誰が為の放送」▶https://radiko.jp/#!/ts/QRR/20230918183000
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本書内容
【もくじ】
序
第1章:国策的効果をさらにあげよ —検証・戦時下ラジオニュース
第2章:前線と銃後を結べ —戦時録音放送を聴く
第3章:踏みにじられた声 —戦時ラジオ放送への道
第4章:日本放送協会教養部・インテリたちの蹉跌 —講演放送・学校放送は何を伝えたのか
第5章:慰安と指導 —放送人・奥屋熊郎の闘い
第6章:国策の「宣伝者」として —アナウンサーたちの戦争
第7章:敗戦への道 —「負け戦」はどう伝えられたのか
第8章:敗戦とラジオ —何が変わらなかったのか
あとがき
本書では、記者・ディレクター・アナウンサー……といった「放送人」たちの営為を追い、彼らが遺した証言と記録、NHKにある貴重な音源・資料などを渉猟し、丁寧にたどり、検証しながら、自省と内省の視点を欠くことなく多面的に「戦争とラジオ」の関係を追います。ひいては、非常時において、メディアに携わる者がどのように思考・模索し、振る舞うべきなのかを照射した渾身のノンフィクションです。
◆NHK出版「本がひらく」にて、「序」を公開中!
https://nhkbook-hiraku.com/n/n06d22fe5e838
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著者紹介
大森 淳郎(おおもり・じゅんろう)
1957年埼玉県生まれ。1982年、東京外国語大学ヒンディー語学科卒業。同年NHK入局。富山、東京、広島、福岡、仙台の各放送局に勤務。ディレクタ-として主にETV特集を手掛ける。作品にETV特集「モリチョウさんを探して―ある原爆小頭児の空白の生涯―」(1993年)、同「祖父の戦場を知る」(2006年)、同「シリーズBC級戦犯 第二回“罪”に向き合う時」(2008年)、同「ひとりと一匹たち―多摩川 河川敷の物語―」(2009年)、同「シリーズ戦争とラジオ 第一回 放送は国民に何を伝えたのか」(2009年)、同「敗戦とラジオ 放送はどう変わったのか」(2010年)など。
2016年からNHK放送文化研究所に研究員として勤務。2022年退職。
著書に『BC級戦犯 獄窓からの声』(日本放送出版協会、2009年)、『ホットスポット ネットワークでつくる放射能汚染地図』(講談社、2012年)。ともに共著。
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商品情報
『ラジオと戦争 放送人たちの「報国」』
書名:ラジオと戦争 放送人たちの「報国」
著者:大森淳郎、NHK放送文化研究所
出版社:NHK出版
発売日:2023年6月26日
定価:3,960円(税込)
判型:四六判上製
ページ数:576ページ
ISBN:978-4-14-081940-1
URL⇒https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819402023.html
Amazon⇒https://www.amazon.co.jp/dp/4140819405
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