「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチームのプレスリリース
「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺等の特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っています。
この度、特別防犯支援官のコロッケ氏が神奈川県藤沢市のビックカメラ藤沢店を訪問、防犯機能付き電話の周知・啓発を行いました。
■コロッケ支援官「 【防犯機能付き電話】という、犯人からの電話を撃退できる電話機を皆さんに知っていただく ために参りました」
神奈川県における令和5年の8月末までの特殊詐欺の認知件数は1,338件、被害金額は約27億2,700万円と、前年の同時期から約160件、被害金額は約4億円増加しています。特にコロッケ支援官の訪れた藤沢市ではオレオレ詐欺がもっとも多く、藤沢市の全体の約半数を占めています。
店頭での広報啓発活動の中で、コロッケ支援官は、「全国的に特殊詐欺の被害は増加傾向にありますが、ここ藤沢市、そして神奈川県でも昨年に比べて被害が増加しています。特殊詐欺被害のほとんどが、自宅の固定電話にかかってくる犯人からの1本の電話から始まりますので、一番の対策は『犯人からの電話に出ないこと』です。」と訴えた上で、「しかし、高齢者の方に『電話に出ないように』と言っても電話に出てしまうこともありますし、電話に出ないと徹底することは難しい面もあります。そこで今回は【防犯機能付き電話】という、犯人からの電話を撃退できる電話機を皆さんに知っていただくための啓発に参りました。」と防犯機能付き電話機を紹介しました。
続けてコロッケ支援官は、「防犯機能付き電話には、着信音が鳴る前に通話を録音する警告メッセージが流れる機能があります。詐欺の犯人は声を録音されることを嫌いますので、こうした機能を使うことで詐欺電話がかかってこなくなった、という声が多くあります。」と注意喚起を行いました。
また、「高齢者だけではなく、最近は若い人もパソコンやスマートフォンの使用中に突然警告音が鳴り、偽の警告画面のメッセージが表示され、電話をかけさせ電子マネー等を購入させる【サポート詐欺】もありますので、気をつけなければいけないのは高齢者だけではありません。ご家族で声をかけあって注意をしましょう。」と呼びかけました。
【開催概要】
■催事名 :防犯機能付き電話機訴求周知啓発
■実施日 :2023年9月24日(日)
■実施会場 :ビックカメラ藤沢店
■出席者 :警察庁 特別防犯対支援官 コロッケ 氏