打楽器奏者・作曲家會田瑞樹による二つの大作世界初演。100年の時を超えて蘇る北原白秋のまざあ・ぐうす、古よりリトアニアに伝わる民謡が現代に蘇る。

會田瑞樹のプレスリリース

 打楽器奏者・作曲家である會田瑞樹は、300作品以上にわたる新作初演、自らも作曲家として多数の作品を世に送り出し、音楽の発展と普及に努めて参りました。この度、2023年10月13日金曜日、ティアラこうとう小ホールにおいて15時30分、19時と二回にわたり開催される「伝承の調べが紡ぐ世界」において全45曲からなる會田瑞樹作曲《北原白秋のまざあ・ぐうす》が初演。さらにその日の深夜一時(10月14日)より、リトアニア・首都ヴィリニュスにおいて、第三回リトアニア聖クリストファー国際作曲コンクールが開催され、50作品以上の中から本選に選出された6作品のうち、會田瑞樹作曲《リトアニア民謡”クリスマスの朝、薔薇が咲く”の主題による幻想曲》が世界初演されます。この模様は主催である聖クリストファー室内合奏団公式より、無料でオンライン中継が行われます。

 約百年前、北原白秋は英語のまざあぐうすを自ら翻訳し、アルスより一冊の本にまとめ上げました。これは日本国内で最古のまざあぐうす本とされており、戦後の谷川俊太郎の訳とは一線を画す、大正時代の浪漫や叙情性が遺憾無く発揮されています。會田瑞樹はこの訳の可能性に強く魅せられ、作曲を決意し、歌手渕田嗣代氏もそれに賛同、作曲が進められて行きました。ピアノ、ヴァイオリン、打楽器、さらには役者も流入する、「見世物小屋の復権」を21世紀に試みようとしています。 

「伝承の調べが紡ぐ世界」公式ページ https://www.kcf.or.jp/tiara/event/detail/?id=6449

 リトアニア民謡「クリスマスの朝、薔薇が咲く」は、リトアニアの建国における伝説を奏でた民謡で、その歌詞は不可思議で、どこか懐かしさと寂しさを伴う名曲で世界中で親しまれている作品です。會田瑞樹はこの旋律に着目し、弦楽オーケストラのためにこの音楽を幻想曲による自由な形式で変奏を重ねました。會田瑞樹は2018年にリトアニアに初訪問。演奏家として万雷の拍手で迎えられ、2020年には杉原千畝へのオマージュとして両国の親善を込めた《Sutartinés》を発表。「シュニトケ作品に次ぐリトアニアを象徴する作品(7md誌)」等の絶賛を受けています。

リトアニア聖クリストファー室内合奏団イベントページ 

https://www.facebook.com/events/815988283637449/?ref=newsfeed

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