城島茂特別防犯支援官が安全・安心まちづくりネットワーク市民のつどいに出演

「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチームのプレスリリース

 「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺等の特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っています。

 この度、特別防犯支援官の城島茂氏が、警視庁田無警察署ほか主催の「安全・安心まちづくりネットワーク市民のつどい」に出演、参加した市民に向けて「学ぼう特殊詐欺被害防止について!」と題しクイズを行い、特殊詐欺被害防止の理解を深めるとともに、防犯講話を行い被害防止の注意を促しました。

■城島支援官「自分は騙されないと過信せず、危機意識を持つことが大切です。」

 本年8月末までの東京都内の被害件数は1850件、被害総額は約51憶9700万円、その中で田無管内、西東京市、東久留米市での被害件数は42件、被害額は約5400万円と多くの方が被害に遭っており、さらに令和4年の田無警察署管内の被害が東京都内でワースト2位という事実を受け、城島支援官は、「本当に多くの方が被害に遭われていますが、皆さんの大切なお金ですから、詐欺の被害に遭ってほしくないです。支援官として活動している中で、『自分は騙されないと思っていたのに詐欺の被害に遭ってしまった』という話をよく聞きます。ATMで還付金が戻ってくると騙しATMを操作させ、お金を振り込ませる【還付金詐欺】がありますが、ATMでお金が戻ってくることは絶対にありません。国や市役所などの職員が電話で口座番号や個人情報を聞いたり、ATMを操作させることは絶対にありませんので、そのような電話があればそれは詐欺です。また、ニセの警察官を騙り、口座が悪用されたためキャッシュカードを預かるなどという【預貯金詐欺】もありますが、電話で『お金』や『カード』の話が出たら、迷わず110番に通報をお願いします。またキャッシュカードだけではなく、銀行を騙り口座残高を聞いてくる【アポ電】というものもあり、それは資産や家の状況を確認するものですので、皆さん絶対に話をしないよう気をつけてください。」と訴えました。

 続けて、「特殊詐欺の被害に遭った60歳以上の方の中で、約9割の方は自分は騙されないと思っていました。自分は騙されないと過信することは大変危険ですので、危機意識を持つことが大切だと思います。さらに、特殊詐欺に遭わないためには、知らない番号の電話には出ない、普段から自宅の電話は留守番電話にして犯人と話をしないことが重要です。メッセージを聞いて相手を確認してから、折り返し電話をするようにしてください。また離れて暮らしていたとしても、家族と会話をする、電話に出た際の合言葉を決める、など、普段からコミュニケーションをとることも大変重要です。」と訴えました。

 最後に、「特殊詐欺には様々な手段があると知っていただいたかと思いますが、被害者の方の中には、やはり普段から気をつけていても騙されてしまったという方がいらっしゃいます。特殊詐欺被害に遭われる方がゼロになるように今後も活動して参りますので、本日お伝えした防犯対策を、改めて意識して実践していただければと思います。」と締めくくりました。

【開催概要】

■催事名  :安全・安心まちづくりネットワーク市民のつどい

■実施日  :2023年10月5日(木)

■実施会場   :東久留米市生涯学習センター

■出席者  :警察庁 特別防犯支援官 城島 茂 氏

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