福島県浪江町で12年間ホコリをかぶってたピアノが息を吹き返したとき、どんな音色を奏でる?

株式会社文化放送のプレスリリース

10月24日(火)の「くにまる食堂」(文化放送)12時台は21日(土)に福島県浪江町で演奏会を開いたピアニストの西村由紀江さんをお迎えしました。その時に使ったピアノはピンク色の下地に子供たちが描いた動物や植物のイラストが描かれたカラフルなピアノ。そこにはある物語がありました。

左から)西村由紀江、野村邦丸左から)西村由紀江、野村邦丸

(演奏会の様子を写真で見ながら)

野村邦丸アナ「このピアノは何ですか?」

 

西村由紀江「カラフルでしょう?これは浪江町の学校に残されていたピアノを修復したんです」

 

野村「えっ?」

 

西村「12年間誰も立ち入ることのできなかった学校のピアノを見てほしいって行政から依頼を受けまして今年の春に行ったんですよ。そうしたらポツンっと音楽室の中にこのピアノがありまして、音色が寂しそうだったんだけど生命力をすごく感じて、是非これを修復して浪江のお祭りでお披露目したいなというところから始まったプロジェクトなんです。」

 

野村「おれ、ピアノのことさっぱりわかりませんが、ピアニスト西村由紀江がポロンと弾いたときに音色が違うの?」

 

西村「なんかね、哀愁があるの」

 

野村「えー」

 

西村「“あぁボク、本当に孤独だ“っていうような悲しい音がしたんですよ。見た目もホコリかぶってるし、建物には誰も立ち入れなかったから。そこから復活させたらどんな音になるだろうってすごく興味があってね」

 

野村「なんともカラフルに生まれ変わっていますが、これはどうしたんです?」

 

西村「浪江の子供たちに来てもらってペイントをしてもらったんです。浪江町の未来っていうテーマで。浪江のシンボルにしたいなと思って」

 

野村「今までホコリをかぶっていた黒いグランドピアノがまさに太陽の下に出てきて、その時の音色ってどうなの?」

 

西村「嬉しそうなの!本当に感じました!びっくりしましたね。ピアノが社交的になったっていう感じかな?」「ピアノを弾いてる間にどんどん音色が嬉しそうに変わっていきました」

 

野村「へぇ~生き物だね。」

 

 

生まれ変わったカラフルなピアノはこの後どう生きていくのか、また今後双葉町でも同じように復活さえたピアノのお披露目コンサートを予定している西村さんのお話、気になる方はぜひ、radikoのタイムフリー機能でお楽しみください!

 https://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20231024120000 

「くにまる食堂」は平日月曜~金曜の11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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