【経済産業省・特許庁管轄INPIT】全話最終回(!?)毎回倒産するWebショートドラマ「スタートアップは突然に」11月6日公開

株式会社カヤックのプレスリリース

株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔、以下「カヤック」)は、経済産業省・特許庁が管轄する公的機関INPIT(インピット)が知的財産権の意識向上を呼びかけるWebショートドラマ、および特設サイトを企画・制作しました。
2022年に政府が決定した「スタートアップ育成5か年計画」(※1)では、将来においてユニコーンを100社創出し、スタートアップを10万社創出するとしています。スタートアップが事業成長を成し遂げるためには、その優れた技術やアイデアを知的財産として最大限活用していく必要がありますが、日本のスタートアップ創業時の知的財産に対する意識は低いことから(※2)、その対策を行う重要性の周知とINPITの認知度向上を目指して本ドラマを制作しました。
本ドラマは、知的財産の罠にハマってしまう起業したばかりの20代の仲良し3人組が主人公。11月6日より本WebショートドラマをINPITの特設サイトおよびYouTube、X(旧Twitter)で公開します。

(※1)出典:内閣官房ホームページ「スタートアップ育成ポータルサイト」https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/su-portal/index.html

(※2)出典:令和3年度 特許庁調査研究「スタートアップが直面する知的財産の課題に関する調査研究報告書」https://www.jpo.go.jp/resources/report/sonota/startup/document/index/startup_r3_hokoku_youyaku.pdf

特設サイト:https://www.statotsu.inpit.go.jp/

公式Twitter:https://twitter.com/inpit_jp

  • 全話最終回… どうやっても毎回倒産してしまうナオトとその仲間たち

大手企業の契約担当者の罠に落ち、信頼していた研究パートナーにはめられ、不慣れな異国の地でも知財トラブルに見舞われるなど、挑戦のたびに倒産し、「THE END.」してしまう3人組。

また、ストーリーには実際のスタートアップで起きたトラブルを参考にしており、さまざまな失敗事例を学べる物語です。

◎登場人物

◎Webショートドラマ「スタートアップは突然に」あらすじ

第1話: 大型契約は突然に…(約2分)

若き起業家ナオトは、幼馴染のケイジ、モエとスタートアップを立ち上げた。夢と希望に満ち溢れた日々。ただひたすら自分たちの成功を信じて突っ走っていた。

そんな中、自社で開発した超小型バッテリーの技術ライセンス契約を勝ち取ってきたナオト。

ついに手にした大型契約。3人はこの契約でお金が入ってくると期待し、祝杯をあげるが…。

<知財ポイント>

第1話では、ライセンス契約で起こるトラブルの可能性が題材に。INPITなら契約内容の確認や契約時のポイントなどを専門家に相談することが可能です。

第2話:救世主は突然に…(約2分)

新しく会社を立ち上げ自動モビリティを開発するも、難航するナオトたち。

そこにナオトの高校時代の友人である天才エンジニア KAZUYAが現れる。カズヤの技術により、絶対に転ばない最新自動モビリティ「ダルマヴィークル」が誕生。

売り上げも好調、しかしカズヤが使っていたその設計図にはある秘密が…。

<知財ポイント>

第2話では、転職者が前職の情報を盗用してしまうトラブルがテーマ。ドラマのように故意に流用する以外にも、悪意がなくてもうっかり流出させてしまうケースも。こんな時、INPITは、安心・安全な社内の情報管理の方法をアドバイスします。

第3話:共同研究は突然に…(約2分)

さらに会社を立ち上げたナオトは、とあるビジネスコンテストにて次世代の牛肉、タンパク質培養代替肉を発表。その研究が、創業20年の食品会社「ウシックス社」の目に留まり、共同開発をすることに。無事開発が進み、ウシックス社の新製品発表会に出席したところ、その場で驚きの事実を聞かされ…。

<知財ポイント>

第3話では、共同開発者の間で起こりがちなトラブルがテーマ。円滑に共同研究を始めるには、各々が既に保有している技術情報や研究開発の役割分担などをすり合わせることが重要です。INPITは両者Win-Winとなるような関係構築をお手伝いします。

第4話:グローバルは突然に…

3度の倒産を経て、仲間を日本に残し、意を決して海外に飛び立つことを決めたナオト。

酒酵母サプリの「KOMESSENCE」を海外で売ることで逆転勝利を狙う。

仲間との別れを告げ、新天地に降り立ったナオトに、突然「警告書」がナオトの元に届き…。

<知財ポイント>

第4話では、海外進出の知識不足による予想外のトラブルがテーマ。海外の知財トラブルを防ぐために、INPITでは海外知財戦略を経験した専門家がよくあるトラブルを共有しています。

第5話:幼馴染は突然に…

いつも傍で励まし続けてくれた幼馴染のモエに恋心を抱いていたナオト。意を決して気持ちを伝えるが、そこに親友のケイジが現れ、突然の三角関係に。そこでモエは「次世代エネルギー」をテーマに、より魅力的なアイデアを考え出した人を恋人に選ぶと宣言する。最愛の人を振り向かせるため、必須にアイデアを練る2人。そして選ばれたのは…。

<知財ポイント>

第5話では、身近に潜む産業スパイがテーマ。最近では新橋のガード下など身近な地域でも現れるという産業スパイ。それ以外にも、自分の技術とアイデアを守るための方法をINPITがアドバイスします。

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【出演】

上谷圭吾 (ナオト役)

出井景悟 (ケイジ役)

森谷菜緒子 (モエ役)

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【予告映像】

【動画URL一覧】

予告編

https://youtu.be/XWrsCu6DB10

第1話: 大型契約は突然に…

https://youtu.be/b501b15mx9E

第2話:救世主は突然に…

https://youtu.be/23dOUfsy3jY

第3話:共同研究は突然に…

https://youtu.be/foZ0JtGOF4U

第4話:グローバルは突然に…

https://youtu.be/0IVm8ud2-_U

第5話:幼馴染は突然に…

https://youtu.be/04xlawv8Swo

サービス紹介動画1

https://youtu.be/rXEOfsKHD94

サービス紹介動画2

https://youtu.be/m0ExgmnWlLg

  • 脚本・企画はカヤッククリエイターと株式会社ヘンの伊達真拓氏が担当

<カヤッククリエイター 田路真也コメント>

ビジネス、特にスタートアップは、功績や結果という「攻め」を常に求められる世界。

ドラマでも描かれるのはキラキラした成功ばかりで、知的財産という裏の「守り」はほぼ登場しません。

しかし現実では、知財への脇の甘さから輝きを失ったスタートアップも多く存在するはず。

INPITさんと実際の事例トラブルを参考にしながらエピソードを決め、全話最終回という見たことのないドラマにしました。

  • INPITとは

経済産業省・特許庁が所管する独立行政法人工業所有権情報・研修館(英文名:National Center for Industrial Property Information and Training)は、日本における知的財産の中核的な総合支援期間として、全国の中小企業やスタートアップに向けて、知的財産に関するきめ細かなサービスを提供しています。

◎事業内容

1 産業財産権情報の提供

・特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)による産業財産権情報提供サービス(J-PlatPatの検索回数は年間1億8,300万回以上)

・イメージマッチング技術を利用して意匠公報の調査をサポートする、画像意匠公報検索支援ツール(Graphic Image Park)サービス

2 知的財産の権利取得・戦略的活用支援

・知財総合支援窓口としてのスタートアップ・中小企業等への知財支援

・海外展開を目指すスタートアップ・中小企業等への海外展開知財支援窓口サービス

3 知的財産関連人材の育成

・特許庁職員やスタートアップ・中小企業等の人材を対象とする研修

・インターネットの教育教材(IP ePlat)などによる知財人材育成用教材の提供

そのほか、特許庁の特許情報分析活用支援事業など、知的財産権に関わる幅広い業務を行っています。

◎INPIT担当者のコメント

ディープテック系スタートアップが失敗しないためには、知財は必須のツールと断言できます!

INPITでは、知的財産のプロフェッショナルから、特許等の権利化だけでなく、ブランド・デザイン戦略の構築、ノウハウ管理等、総合的な知財支援を受けることができます!一度でもINPITをご活用いただければ、「そんなところまで無料で支援してもらえるの!?」と感じて頂けるはず。

“スタートアップは突然に”を見て、「あ、ウチ大丈夫かな?」と少しでも思ったあなた!ご連絡をお待ちしています!!

独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)

知財活用支援センター 知財戦略部長 鷲崎

担当:戦略部横断プロジェクトチーム

電 話:03-3581-1101(内線3822)、03-3580-6949(直通)

  • 参考資料

・日本のスタートアップでは知財意識が十分とは言えません。

日本のスタートアップの創業時の知財意識

出典:令和3年度 特許庁調査研究「スタートアップが直面する知的財産の課題に関する調査研究報告書」

https://www.jpo.go.jp/resources/report/sonota/startup/document/index/startup_r3_hokoku_youyaku.pdf#page=9

・スタートアップによる知財活用の効果として、「資金調達への貢献」、「信用力・ブランド力の向上」、「業務提携等への寄与」等がある。一方で、不十分な知財戦略により資金調達やM&A等のEXITの機会を逸失するリスクもあります。

知的財産の活用等による直接的・間接的な効果(複数回答)

出典:令和3年度 特許庁調査研究「スタートアップが直面する知的財産の課題に関する調査研究報告書」

https://www.jpo.go.jp/resources/report/sonota/startup/document/index/startup_r3_hokoku.pdf#page=388

・INPIT初のスタートアップ向け動画制作の背景

スタートアップを含む中小企業による権利取得はまだまだ少ない状況です。

特許庁によると日本の中小企業は約359万社と全企業数の約99.7%を占めています。しかし、特許出願件数に占める中小企業の割合は、わずか18.1%にすぎません。

中小企業における特許等の出願件数の状況

出典:特許行政年次報告書2023年版「第3章 中小企業・地域における知的財産活動」https://www.jpo.go.jp/resources/report/nenji/2023/document/index/0103.pdf

・イノベーションに不可欠な存在、国も後押しする「スタートアップ」

新型コロナウイルスの影響や国際情勢の緊張の高まりなどが続く中、経済成長に必要とされているイノベーション。スタートアップの新しい技術やアイデアこそがイノベーションの源泉と期待され、政府も様々な支援政策でスタートアップの創出・育成を後押ししています。イノベーションには知的財産の戦略的活用は必要不可欠です。

出典:経済産業省「METI Startup Policies ~経済産業省スタートアップ支援策一覧~」 

https://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/meti_startup_policies.html

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株式会社カヤック概要

固定概念にとらわれない発想力・企画力、形にしていく技術力を強みに、ゲームアプリや広告・Webサイト制作を始め、コミュニティ通貨、移住・関係人口促進など最新テクノロジーとアイデアを掛け合わせた新しい体験をユーザーに提供しています。社員の9割がデザイナーやプログラマーなどのクリエイター人材で「つくる人を増やす」を経営理念に多様性を生かしたユニークな人事制度や経営を行なっています。

設立   :2005年1月21日

代表者  :代表取締役 柳澤大輔 貝畑政徳 久場智喜

所在地  :神奈川県鎌倉市御成町11-8

事業内容 :日本的面白コンテンツ事業

URL   :https://www.kayac.com/

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