朝日放送テレビ株式会社のプレスリリース
LIFE 2023年11月18日OA(関西エリア)
※関西エリアで放送
※放送後、TVerとABEMAで見逃し配信あり
三重県熊野市の二木島湾で定置網漁を行う漁師の田中りみさんは、全国でも珍しい女性だけの定置網漁チームのリーダー。女性だけの定置網漁チームを作り、2019年に漁をスタート！ビジネスとしても成り立つようになったチームの新たな展開を追いかけます。
（内容）
三重県熊野市にある二木島湾は入り組んだリアス式海岸の奥に位置する穏やかな海。昔から定置網漁が盛んなこの海では、現在、全国でも珍しい女性だけの定置網漁チームが存在します。
舵を取るのはリーダーの女性漁師、田中りみさん。熊野の漁師の家に生まれ、漁師の祖父や父に憧れ、漁師になる夢を抱いて育ちました。しかし、昔から「女性は船に乗せない」という慣習があったことから父親が猛反対。りみさんは漁師になることを諦めて上京し、仕事に就きます。2017年に入社した飲食店を展開する会社は、熊野市に水産物の加工場を持っていたため、りみさんは故郷にUターン。加工スタッフとして働き始めました。
そんななか、加工場を訪れた社長に、「仕事は楽しいけれど、実は漁師になりたい」と打ち明けた、りみさん。すると、社長が漁協と掛け合い、漁協の理解を得たことで、りみさんは漁師の仕事を学ぶことができるようになったのです。船に乗り、漁師の仕事に就くと、「女性だけの定置網漁チームを作りたい」「私たちがモデルケースになって、漁師になる女性が増えて欲しい」という思いを抱くようになります。しかし、定置網を引き揚げることは屈強な男性でも大変な仕事。そこで、通常の10分の1の大きさの超小型定置網を使い、2019年、女性だけの定置網漁がスタートしました。
りみさんたちが漁獲した魚は会社で加工、冷凍、搬送し、自社で提供。また、学校の職業体験や企業の研修に対応するなど、ビジネスとして成立していましたが、コロナ禍で難航してしまいます。新たな販売ルートを模索していたところ、値段のつかない小魚をペットフードとして商品化することが決定。ペットにも飼い主にも大好評を博しました。
さらに、新たな商品開発に挑むりみさん。海藻をよく食べ、磯焼けの原因にもなるやっかいな魚のアイゴはヒレに毒があり、漁師から疎まれる存在です。利用されずにいるアイゴの活用法を見つけたいと奮闘するりみさんに密着します。
（ナレーション）
佐々木蔵之介
（スタッフ）
プロデューサー 板井昭浩（ABCテレビ）、田中和也（ABCテレビ）、木本赤沙（ABCリブラ）
（番組ホームページ）
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（番組Instagram）
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