日本音楽著作権協会(JASRAC)は第10回JASRAC音楽文化賞を発表しました

一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)のプレスリリース

日本音楽著作権協会(JASRAC)は、11月17日、第10回JASRAC音楽文化賞を発表しました。受賞者は次のとおりです。

<第10回JASRAC音楽文化賞 受賞者>

・パブリックレコード株式会社 様

・パリ祭実行委員会 様

・三河市民オペラ制作委員会 様

JASRAC音楽文化賞は、売り上げや利用実績などの数字には表れない地道な活動を行っている個人・団体・作品等に光を当て、音楽文化の発展に寄与した功績を称え顕彰することにより、今後の活動への励みとしていただくことを願い、2014年11月に創設しました。受賞者には表彰盾と副賞(30万円)が贈られます。

顕彰候補は全国各地の報道機関等から寄せられ、有識者で構成する選考委員会で選考が行われました。

 JASRACは今後も、音楽風土を支え育む活動等に注目し、顕彰することを通じて、音楽文化の発展に寄与する取り組みを進めてまいります。

<第10回JASRAC音楽文化賞受賞者>

                 

パブリックレコード株式会社 様

顕彰理由

アナログレコードの大量生産にあたり、最初に音溝を刻み込む「型」となる「ラッカー盤」を製造している企業。レコードと同形の薄いアルミ板上に、独自の配合率を施したラッカーを180~200ミクロンの厚さで塗布して製造する。ラッカーはカッティング作業に適した柔らかさと、信号を忠実に再現するための固さが求められるが、この精度の高い技術を継承、世界中のレコードの供給拠点として、国内のレコード会社はもとより世界各地に出荷し、レコード文化を根底で支えている。レコード隆盛期は世界でもラッカー盤メーカーは多かったが、CDが出荷数で逆転すると次々撤退し、現在は世界で唯一の企業となる。

                 

プロフィール

1975年、長野県上伊那郡宮田村で創業、ピアノ教室や学校からの受注を中心にした「録音盤製造」の業務を開始。1976年、パブリックレコード株式会社設立。1982年、アナログレコードの大本となる「ラッカー盤」の製造を開始(初の国産化)。1988年、ラッカー盤増産のためクリーンルームを増設。「社会に必要とされる会社にしよう」をモットーに、社会のニーズを把握して形にする商品づくりを心がけている。アナログレコード生産が激減した時期にも「必要とされる限り」の思いでラッカー盤を作り続け、現在に至る。社員45名。写真は奥田憲一会長(右)と奥田聖代表取締役社長(左)。

              

  

パリ祭実行委員会 様

                 

顕彰理由   

戦前から親しまれ、昭和30年代にブームとなった日本のシャンソンを現代に繋ぐシャンソンの祭典「パリ祭」を主催。シャンソン歌手の石井好子氏がシャンソンの興隆を願って1963年に企画したこの祭典は、開始当初は後進の育成を目的に、シャンソン・コンクールも同時に開催。このコンクールで入賞し、巣立っていった歌手も数多く、シャンソンの裾野を広げた。かつて流行した洋楽のジャンルの中でも、シャンソンが今でも根強い人気があるのは、年に一度の晴れの舞台としてこの祭典が続いていることが大きく貢献している。

                    

プロフィール  

日本のシャンソン界の草分け、石井好子氏が中心となり、1963年のパリ祭の日(フランス革命記念日の7月14日)に日比谷野外音楽堂で第1回が開催された。その後、会場を変えながら毎年開催され、日本を代表する歌手や海外のスターが多く出演、シャンソンを心から楽しむフェスティバルとして認知されている。1997年の第35回から現在の実行委員会方式として企画・運営が引き継がれ、すべてのジャンルの歌手が集う祭典となった。第1回の開催から60年の節目を迎えた本年は、7月13、14日の両日、東京ドームシティホールで開催された。

                 

三河市民オペラ制作委員会 様

撮影:山本典義撮影:山本典義

              

顕彰理由

オペラの企画・制作・運営にあたり、地元経済界が支援体制を築き、活動する。アマチュアの市民合唱団にプロの指揮者や演出家、歌手を組み合わせた上演を、行政など公的機関の関与を受けずに市民が一体となって取り組み、地域社会の活性化に貢献している。制作委員会が中心となり、オペラの素晴らしさを市民に浸透させるための活動を重ねて作り上げるスタイルは、市民オペラのひとつのモデルケースを示した。本年6年ぶりの公演「アンドレア・シェニエ」を上演し、大きな成功を収めた。

              

プロフィール

2005年、豊橋市の市制100周年を機に発足した豊橋市民オペラ実行委員会が母体。2006年「魔笛」上演。2008年、三河市民オペラ制作委員会と改組し、活動を三河地域全般に広げる。定期的にグランドオペラ、オペラコンサート、オペラセミナーを開催する等、オペラの楽しさを市民に浸透させるとともに、三河の音楽文化を全国に発信するための取り組みを行っている。2009年「カルメン」、2013年「トゥーランドット」、2017年「イル・トロヴァトーレ」、2023年「アンドレア・シェニエ」を上演した。2013年「豊橋市第58回市勢功労者」、2014年「第11回三菱UFJ信託音楽賞・奨励賞」、2018年「第26回三菱UFJ信託音楽賞」を受賞。

<JASRAC音楽文化賞選考委員(報道社名五十音順)>

河村 能宏 氏(朝日新聞東京本社 文化部 次長)

田澤 穂高 氏(共同通信社 編集局文化部 部長)

高橋 俊雄 氏(日本放送協会 解説委員室 解説委員)

吉田 俊宏 氏(日本経済新聞社 総合解説センター 編集委員)

清川 仁 氏(読売新聞東京本社 編集局文化部 次長)

<推薦協力>

一般社団法人 日本新聞協会

■一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)について
JASRACは作詞家、作曲家、音楽出版社等の権利者から音楽の著作権の管理委託を受け、音楽を利用する方々に利用を許諾し、その対価としてお支払いいただいた著作物使用料を著作権者に分配しています。1939年に国内初の著作権管理団体として設立され、80年以上にわたり、著作権管理のプロフェッショナルとして音楽文化の発展に向けた努力を続けています。

団体名  :一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)
代表者  :理事長 伊澤 一雅
本部所在地:東京都渋谷区上原3-6-12
設立   :1939年11月18日
URL   :https://www.jasrac.or.jp
事業内容 :音楽の著作物の著作権に関する管理事業、音楽著作物に関する外国著作権管理団体等との連絡及び著作権の相互保護、私的録音録画補償金に関する事業、著作権思想の普及事業、音楽著作権に関する調査研究、音楽文化の振興に資する事業

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